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AGA(男性型脱毛症)に発毛促進効果が認められている育毛剤の特集記事です。
公益財団法人日本皮膚科学会(※)が制定した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版1」に準拠し、育毛剤をランキング形式で紹介しています。
※公益財団法人日本皮膚科学会 は、皮膚科医を中心に1900年(明治33年)に創立された公的な団体で、皮膚科専門医の認定や皮膚科疾患(髪の毛は皮膚の一部)に関する各種診療ガイドラインを制定しています。
まず結論からお伝えしましょう。
男性向けの育毛剤ランキングはこのように↓なります。
※上記のテキストリンクをタップすると当ページの該当箇所に移動します
⑤→①の逆順で各育毛剤の特徴を説明し、記事の最後で育毛剤より安く薄毛治療ができるAGA専門クリニックを一つ紹介いたします。
販売元は東証一部上場企業中心なので「聞いたことあるかも」という育毛剤がズラっと並んでいて、逆に、GoogleやYahooの広告枠などに出てくる「最強の育毛剤ランキング最新版!」みたいな記事に出てくる育毛剤は、当記事には登場しません。
理由は単純で、AGA診療ガイドラインを参考にしてランキングを考えるとこういう結果にならざるを得ないからです。
新型コロナウイルスで、感染症や公衆衛生学の専門家たちが集まって出来た「専門家会議」のことをご存じだと思いますが、「育毛剤専門家会議」なるものがもし仮に出来たとしたら、忖度さえ入らなければ当記事で発表するランキングの順位とほとんど同じものになるはずです。
その「忖度一切なしの育毛剤ランキング」の発表に入りたいのですが、あなたが育毛剤選びで失敗しないですむよう医師として以下の3つことをどうしても先にお伝えしたいので、少々お時間をいただけたらと思います。
- 育毛剤ランキング記事の9割以上が広告報酬順になっている
- 臨床試験で結果の出ていない成分を信用するべからず
- 返金保証付きの育毛剤を選んではいけない
それぞれ順番に説明いたします。
この記事の執筆者
藤田 英理 内科総合クリニック人形町 院長
東京大学医学部保健学科、横浜市立大学医学部を卒業。虎の門病院、稲城市立病院、JCHO東京高輪病院への勤務を経て内科総合クリニック人形町を開院。総合内科専門医。AGA治療や生活習慣病指導も行う。
1.育毛剤ランキング記事の9割以上が広告報酬順になっている
実は、世に出回っているほとんどの育毛剤ランキングは必ずと言っていいほど広告報酬順(アフィリエイト報酬順)になっています。
1位:育毛剤A(広告報酬8,000円)
2位:育毛剤B(広告報酬7,000円)
3位:育毛剤C(広告報酬5,000円)
こんな感じですね。育毛剤Cに着目ください(後で再登場します)。
恐らくあなたは、下記のようなキーワードでGoogleやYahooで検索して育毛剤を調べられたのではないでしょうか。
- 男性用育毛剤
- 育毛剤 最強
- 育毛剤 ランキング
- 発毛する育毛剤
- 発毛剤 最新
これらのキーワードは、ネットの世界では「売れるキーワード」とか「今すぐキーワード」、あるいは「ビッグキーワード」と言われていて、このようなキーワードで検索結果の上位に表示され始めると、育毛剤の営業マンや販売代理店から上位表示したランキングサイトの問い合わせフォームなどから連絡が入り、こんなことを言ってきます。
今までうちの育毛剤Cを一本売っていただくたびに広告報酬を5,000円お支払いしていましたが、うちの育毛剤Cをランキング1位にしていただけるなら広告報酬を2倍の1万円にさせていただきます。
で、このような連絡をもらった育毛剤ランキングサイトの運営者はどうするかという、3位だった育毛剤Cを1位にしてこの↓ようなランキングに作り変えてしまうのです。
1位:育毛剤C(広告報酬10,000円)
2位:育毛剤A(広告報酬8,000円)
3位:育毛剤B(広告報酬7,000円)
まさに「忖度あり育毛剤ランキング」ですよね。肌感覚で恐縮ですが99%近くが広告報酬順(忖度あり育毛剤ランキング)になっていると思います。
何ならご自身で調べてみてください。「忖度あり育毛剤ランキング」を見抜くのはとっても簡単で、
当記事で紹介している一部上場企業の育毛剤が上位に紹介されているかいないか
これだけチェックすればOKです。
だっておかしいですよね。公的機関が制定したAGA診療ガイドラインの中で推奨されている成分を使っていない育毛剤がズラっとランキングの上位を占めるのは、誰がどう考えても不自然です。
2.臨床試験で結果の出ていない成分を信用するべからず
2点目は、「その成分に医学的根拠はあるのですか?」です。
- キャピシル
- ノコギリヤシ
- センブリエキス
- ミノキシジル誘導体
- 幹細胞エキス
- 業界注目の成分
- 毛根への浸透力が〇〇倍
- 有効成分数No.1
育毛剤の販売ページを見ると色彩豊かに色々と派手なアピール合戦をしていて、上記のような成分や宣伝文句をご覧になったことがあるのではないでしょうか。
古い映画で恐縮ですが、「ロボコップ」という警察モノの映画があって、こう↓いう名シーンがありました。
私の勉強不足なら謝るしかないですが、上記にあげたような成分に「発毛効果がある」という論文を読んだことも見たこともないです。まさに、
Who are you ?(そんな発毛成分聞いたことないぞ?)
です。
もし発毛効果のエビデンスが存在するのであれば、英語論文でも結構ですのでご紹介下さい。しっかりした論文であれば、私の勉強不足でしたと素直に謝ります。
もしエビデンスが存在しない成分であれば、ちゃんとした臨床試験を行ってデータを論文として公開し、世界中の専門家から厳しい査読を受けて生き残った成分をあえて使わずに、そういった成分に頼る事の意義は甚(はなは)だ疑わしいと言わざるを得ません。
3.返金保証付きの育毛剤を選ばない
最後3点目は、「返金保証」がついている育毛剤は選ばないほうがいいですよ?という注意喚起です。
- 効果に自信があるので返金保証を付けます!
- 永久返金保証付きの育毛剤です!
みたいなことを書いてある育毛剤の販売ページを、あなたも一度や二度くらい見かけたことがあるのではないでしょうか。
これは人間の心理に付け込む古典的なマーケティング手法で、自信がないから返金保証を付けるんです。「返金保証つけるなんて商品に自信がある証拠だ!よしこれを買おう!」と思っちゃうじゃないですか。そこを逆手にとっているわけです。
発毛根拠がもし本当にあるなら厚労省に薬事承認の申請をすればいいと思います。返金保証など付けなくても厚労省様がお墨付きをくださいますので。でも、申請しないってことは発毛の根拠がないからなんです。
4.含有成分の推奨度を根拠にランク付け
ここまで、育毛剤選びで失敗しないための3つの留意点についてお話させていただきましたが、少し退屈だったと思いますので、ここから具体論に入っていきたいと思います。
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(※)において日本皮膚科学会が推奨している外用薬(≒育毛剤)の成分は以下になります。
※2017年版が最新版です
推奨度A(行うよう強く勧める)ミノキシジル
推奨度B(行うよう勧める)アデノシン
推奨度C1(行ってもよい)カルプロニウム塩化物、t-フラバノン、サイトプリンおよびペンタデカン、ケトコナゾール
上記の中で推奨度Aのミノキシジルは育毛剤とは呼ばず「発毛剤」と呼びます。従って、当記事のランキングからは除外しております。
となると、普通に考えれば推奨度Bのアデノシンがランキング1位にならないとおかしいのですが、話はそれほど単純ではありません。実際、当記事内で紹介する4つの育毛剤の中でアデノシンは3位という評価です。
なぜかというと、できるだけ弱い薬から試して欲しいからです。AGA治療における外用薬(頭皮に塗る薬)の王様成分はミノキシジルです。でも、ミノキシジルより弱い薬で生えるならそれに越したことはないわけです。
因みにAGAクリニックにおける一般的な治療では、ミノキシジル外用薬よりも内服薬の処方が圧倒的に多いです。
以下に、当院におけるミノキシジル内服薬に対する見解を紹介していますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。
4-1 ホメオスタシス(生物恒常性)とAGA
一定数同じ薬を飲んだり塗ったりすると身体がその薬に慣れてしまって効果が薄れてしまうことはよく知られています。ネズミ駆除の仕事をしている方なら誰でもご存じかと思いますが、殺鼠剤は毎年変化を加えるじゃないですか。
生きとし生けるものは周囲の環境に慣れる生物恒常性(ホメオスタシス)という機能を持っています。頭皮も同じで、一番効果のあるミノキシジル外用薬を使ってしまうと、頭皮がミノキシジルに慣れてきてしまい発毛効果が徐々に落ちてきます。
そうなると、もう先がないわけです。AGAはどんな名医が治療しようとも治ることはありません。みな一生付き合っていかないといけないのです。
となると、発毛促進効果が医学的に証明されている成分の中で、できるだけ弱い成分から試していき、それで発毛させるのがベストなわけです。いずれ頭皮は慣れていき発毛促進効果は薄れていきますが、弱い薬から治療をスタートさせれば「次」があります。
従って、治療初心者がいきなりミノキシジルやアデノシンを使うことを当院では推奨していません。目先のことを考えればミノキシジルを推すのが一番かも知れませんし患者さんは一時的には喜んでくださるかも知れません。
でも、喜んでいられるのは最初の数年だけで、後に続く長い長いAGA生活の一瞬でしかありません。そのような無責任な治療を薦めるわけにはいきませんので、発毛の根拠がある成分の中で弱い順から使っていくことを当院では推奨しているのです。
発毛促進効果が高ければ高いほど価格は上がっていきます。つまり、長く続くAGAライフを考えた上ではお財布に優しいという意味でも、成分の薄い育毛剤から使うほうがお得ですよね。
5.男性用育毛剤ランキング2024年最新版
しっかりと根拠を示したいがためとは言え、前置きが長くてすいませんでした。日本皮膚科学会のガイドライン1に準拠した男性向け育毛剤ランキングを発表させていただきます。
紹介する育毛剤は4つになりますので、最高位が1位で最下位が5位です。
5位:サクセスバイタルチャージ®
商品名:サクセス バイタルチャージ®
主成分:t-フラバノン
販売元:花王株式会社
容 量:200ml(1か月分)
定 価:2,355円(税込)
育毛剤ランキング5位は花王の主力商品「サクセスシリーズ」の育毛剤バイタルチャージ®です。
AGA診療ガイドライン1にサクセスバイタルチャージ®の主成分であるt-フラバノンはちゃんと記載されていますので、発毛促進効果が公式に認められていて、なおかつ異常なほど安いのでなかなか魅力的な育毛剤です。
サクセスバイタルチャージが向いている人は、抜け毛が気になり始めた大学生とか25歳未満の若い世代向けだと思います。他の育毛剤はそこそこの値段がするので、「少し抜け毛が気になるかも」という方はランキング中の最安値であるこのサクセスバイタルチャージがおすすめです。
4位:薬用毛髪力 イノベート®
商品名:薬用毛髪力 イノベート®
主成分:サイトプリン・ペンタデカン
販売元:ライオン株式会社
容 量:200ml(1か月分)
定 価:3,122円(税込)
ランキング第4位は、ライオンの「薬用毛髪力 イノベート®」です。すっごい申し訳ないのですが、この商品のことは深く勉強していません。
一流メーカーであるライオンさんが出されている商品ではありますが、7年前くらいに松岡修造さんがCMをやっていたのは覚えているだけで、最近この商品のCMを見たことがありません。よって、メーカーイチ推しの商品ではないのかも知れません。
3位:カロヤン プログレ®EX O
商品名:カロヤン プログレ®EX O
主成分:カルプロニウム塩化物
販売元:第一三共ヘルスケア株式会社
容 量:120ml(1か月分)
定 価:4,400円(税込)
当院がおすすめする市販育毛剤ランキングの第3位はカロヤン プログレ®EX Oです。理由は以下のとおりです。
- 第3類医薬品であり他の育毛剤より格上であること
- AGA診療ガイドラインで推奨されている成分を使用
- 最も歴史の古い育毛剤の一つであること
- 製造元が大手製薬会社であること
ここまで3つの育毛剤(サクセスバイタルチャージ・イノベート・カロヤンプログレEX0)を紹介してきましたが、いずれもAGA診療ガイドラインにおいて「推奨度C」の育毛剤ですので、本来序列はありません。
しかし、サクセスバイタルチャージとイノベートが「医薬部外品」なのに対し、カロヤン プログレ®EX Oは、薬品の扱いとしてワンランク上といえる「第3類医薬品」です。
要するに、ここまで紹介した育毛剤の中で「医薬品」と呼んでいいのはカロヤン プログレ®EX Oだけなのです。よってランキング3位にして何ら不自然ではないと思います。
主成分であるカルプロニウム塩化物は、日本皮膚科学会が認めている発毛促進成分です。アデノゲンなどに比べれば値段も手ごろです。
それと、カロヤンってずっと昔からありますよね。調べてみたところ1973年に発売開始された育毛剤なので「アラフィフ」ですね。ロングセラー中のロングセラーです。
抜け毛が増えて「AGAかも」と思ったなら、まずはカロヤン プログレ®EX Oを試してみるのはありではないかなというのが当院の公式見解です。
主成分であるサイトプリンおよびペンタデカンはAGA診療ガイドライン1に記載されている、つまり、日本皮膚科学会がお墨付きをしているちゃんとした成分ですので、その点は信用しても良いと思います。
2位:薬用アデノゲン®
商品名:薬用アデノゲン®
主成分:アデノシン
販売元:株式会社資生堂
容 量:150 ml(1か月分)
定 価:7,150円(税込)
紹介する4商品の中でAGA診療ガイドライン2017年版1における推奨度が、一番高い「推奨度B」の薬用アデノゲン®が育毛剤ランキング第2位です。
以下、ガイドライン1からエビデンスに関する記述を抜粋します。
男性型脱毛症(AGA)に対しての効果
0.75%アデノシン配合ローションと5%ミノキシジルローションを用いた、94名の男性被験者を対象とした観察期間6カ月間のランダム化比較試験において、病変部の太毛率は両剤群で有意差なく、0.75%アデノシン配合ローションは男性型脱毛症の治療薬として市販されている5%ミノキシジルローションと同等の有用性があることが示唆された2。
以上から、ガイドラインではアデノシンに関してはこのようにまとめております。
アデノシンの発毛効果に関しては、男性に対する有効性を示す十分な根拠があるため、外用療法を行うよう勧める(推奨度B)。
薬用アデノゲン®の主成分であるアデノシンは、男性型脱毛症に対してガイドラインの中での推奨度はB、つまり、発毛促進効果は当記事で紹介する他の育毛剤よりもワンランク上の位置づけです。
なのになぜ最上位(1位)でないかというと、薄毛の原因は個別差があるので、遺伝子検査したほう良いのは?という医師としての素朴な疑問があるからです。
というわけで、ランキング1位の育毛剤を最後に紹介いたします。自宅に居ながら遺伝子検査をした上で最適な育毛剤をカスタマイズしてくれる大変興味深い商品です。
1位:ペルソナ(ダブルヘリックス)
- 商品名:Persona(ペルソナ)
- 販売元:株式会社ダブルへリックス
- 価 格:9,800円(税抜1ヶ月分)
- 遺伝子検査:無料(ただし定期コース限定)
- 主成分:17型コラーゲン・リデンシル
- 和漢生薬:センブリ・カンゾウ・ゲンチアナ・ジオウ・シラカバ・ビワ葉
当院が考える育毛剤のラスボスは「ペルソナ」です。
この商品は、2位までの育毛剤と違ってAGA診療ガイドラインの推奨成分は含まれていません。本来でしたらランク外の育毛剤なのですが、なぜラスボスとして登場させたかというと、事前に遺伝子検査を行うことで体質に合った育毛剤を選んでくれるからです。
育毛剤に限った話ではないのですが、医薬品は患者ごとに「合う合わない」があります。日本一有名な育毛剤が誰にでも効果があるなら、世の中の男性は薄毛で悩む必要はなくなると思いますが、残念ながら薄毛で悩む人は後を絶ちません。
自分に合った育毛剤を選ぶための事前遺伝子検査
ペルソナに申し込むと、まず最初にこの↓ような遺伝子検査キットが届きます。
私は「一塩基多型(いちえんきたがた)」と学生時代に習いましたが、最近ではスニップ検査という呼び方のほうがメジャーのようです。
スニップ検査というのは、要するにDNA検査のことで「遺伝子検査」もほぼ同義語です。
人体はらせん状の塩基の配列で特徴が決まってくるのですが、それを先に解析してから最適な育毛剤を使ったほうが発毛する確率が高まるでしょう?というのが販売元の考え方です。
AGAクリニックの遺伝子検査よりも細かい検査をします
AGA専門クリニックに行くと、最初にスニップ検査を勧められることが多いです。だいたいどこのクリニックも2万円以上取られると思います。
AGAクリニックで行う遺伝子検査は、アンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)遺伝子配列の中で、特定の(CAGとGGC)塩基配列が何回繰り返されているかを調べるリピート検査です。
某大手AGA専門クリニック公式サイトより引用
Source:https://www.hairmedical.com/agarisk/
要は、AGAリスクと脱毛予防薬であるプロペシアが効くのか効かないのかを調べるためのAGAに特化した検査です。
一方、今回紹介している育毛剤(ペルソナ)の遺伝子検査は、上記の検査に加えて、毛髪と頭皮の特徴を突き止めるためのDNA検査も行います。
毛が太いのか細いのか、脂性なのかどうか、どういう成分に弱い頭皮なのかなどを遺伝子検査によって傾向を突き止めるというわけです。
検査後に育毛剤が届きます
検査キットを送り返した後(送料無料)、2週間前後で今のあなたに最適な育毛剤がお手元に届きます。
フルオーダーではなくセミオーダーです。
さすがにこの値段でフルオーダーは無理ですので、そこは大目に見るしかないですが、とはいえ購入者に最適と思われる育毛剤なわけですから他の育毛剤より発毛促進効果は期待できそうです。
AGAが原因ではない場合も
遺伝子検査付き育毛剤【Persona(ペルソナ)】の成分は和漢で構成されています。
ペルソナに含まれている和漢成分
そもそも、あなたの薄毛の原因がAGAかどうか確定していないのに、AGAだと思い込んで育毛剤を探して選んでしまうのは、宝くじを買うようなものです。
まずは遺伝子検査を行った上で、もしあなたがAGAでないなら、Persona(ペルソナ)は、非AGAタイプの育毛剤をセレクトして送ってくれます。
主成分は和漢(東洋医学)だけど、考え方とアプローチ方法は西洋医学。これが他の育毛剤にはない「ペルソナ育毛剤」の最大の強みです。
なお、ペルソナはAmazon・楽天・Yahooショッピングでは売っておりません。公式サイトのみで販売しています。
育毛剤は主成分より「遺伝子情報」に着目して決めるべき
景品表示法という法律があります。当記事のようなランキング記事は、客観的な根拠が乏しいと景品表示法に抵触してしまい、場合によっては行政指導の対象になります。
それでも私が医学的根拠の薄いペルソナを1位にしたのは、医薬品は靴(くつ)と同じということを医師として指針の一つにしているからです。
ナイキのシューズは幅が細いので、足幅が広い日本人の足に合わないことが多いじゃないですか。日本人はアシックスとかミズノが合っているのに、なぜ無理してナイキを履こうとするのか意味不明です。
スーツだからといって無理して革靴を履く必要はないし、偏平足(へんぺいそく)の人は土踏まずが高い靴を選ぶのは正しいとは言えません。
育毛剤も全く同じで、いくらAGA診療ガイドラインで推奨度が高いからといって、自分の薄毛の原因を調べもせずに商品を選ぶのは賢いやり方とは言えません。そもそもあなたの薄毛の原因がAGAだと決まったわけではないですから。
まずはあなたの薄毛の原因を知ってほしいのです。そのための遺伝子検査です。遺伝子検査を行ってご自身の薄毛の状態と原因を把握した上で正しい育毛剤を選ばないと発毛させるのは難しいと思います。
3万円くらい払えばAGA専門クリニックでも遺伝子検査はできますが、育毛剤Persona(ペルソナ)の遺伝子検査のほうが安い上に他項目に渡って検査できますので、検査目的でもいいので一度ペルソナを試してみてください。
育毛剤より「安く」治療できるAGA専門クリニック(通販対応)
当記事は育毛剤を紹介することを目的としているので、本来なら記事は上述したPersona(ペルソナ)までなのですが、むしろこの記事で一番伝えたかったことをここから書きますので最後まで目を通してみてください。
育毛剤はしょせん育毛剤です。育毛であって発毛ではありませんし、育毛剤でフッサフサになることは正直期待できません。
フサフサになるとは思ってないけど育毛剤は安いから手に取っちゃんだよね。
確かに他の薄毛治療に比べたら育毛剤は安いと思いますが、ここであなたに質問をします。もし仮に育毛剤より効果が高い薄毛対策を「育毛剤より安く」治療できるとしたらあなたはどうしますか?
答えるまでもないですよね。安くて効果が高い治療法があるならそっちを選ぶに決まってますよね。
AGAクリニックの価格を比較したこちらの記事でも紹介していますが、オンライン診療専門で育毛剤より安く治療できる「DMMオンラインクリニック」さんをこの記事の「結論」として最後に紹介いたします。
院名 | DMMオンラインクリニック |
店舗 | 東京都新宿区 |
形態 | オンライン診療メイン |
価格 | 月額7,568円 |
特徴 | 安くて丁寧 |
薄毛治療に必要な治療薬は2つあります。いずれもAGA診療ガイドラインに推奨度Aとして記載されています。
- 抜け毛を予防するための脱毛抑制剤
- 発毛させるための発毛剤
この2つです。
この2つの治療薬は育毛剤の成分の中には入っていません。大事な事なのでもう一度言います。育毛剤の成分の中には脱毛抑制剤も発毛剤も入っていません。
入っていないので、育毛剤で髪の毛がフサフサになることはほぼほぼありえないのです。育毛剤というのは気休めに使うものであって薄毛治療に効果を期待できるものではありません。AGAの現役医師である私が言うのですから間違いありません。
結局薄毛治療は国が制定したAGA診療ガイドラインに沿って治療するしかなく、脱毛抑制剤と発毛剤の同時使用を行うことでのみ髪の毛に良い結果をもたらせられるのです。
それが出来るのはAGA専門クリニックだけなのですが、「AGA専門クリニックって高くね?」というのがあなたの疑問符だと思いますので、それに対するアンサー(回答)をしてみたいと思います。
育毛剤との価格比較
当育毛剤ランキング1位のPersona(ペルソナ)と2位の薬用アデノデンとDMMオンラインクリニックさんの価格を比較した表は以下になります。月額にかかる費用(税込)で比較しています。
DMMオンライン クリニック | Persona (ペルソナ) | 薬用 アデノゲン |
---|---|---|
7,568円 | 9,800円 | 7,150円 |
育毛剤より発毛効果が確実に高い治療が育毛剤と同じような値段で受ける事が出来るなら迷うことはありませんし、何より私は現役のAGA臨床医ですので、
育毛剤で治療しましょう!
とは言えないです。一応私も医師の端くれですからね。。。
医療用育毛剤(ミノキシジル15%)
僕は飲み薬じゃなく育毛剤が欲しいんだけど、、、
当記事は育毛剤に関する特集記事なので当然このような疑問を持つのは当然です。
DMMオンラインクリニックは飲み薬での治療がメインであることは間違いないですが、医学的に育毛剤より発毛効果がT会「ミノキシジル外用薬」を処方しています。
正式には育毛剤とは呼ばず「発毛剤」と言いますが、頭皮に塗るタイプの治療薬で医療用なので、リアップなどの市販のミノキシジル外用薬よりは濃度が高く発毛期待度も上昇します。
また、DMMオンラインクリニックさんはオンライン診療メインですので、事実上「通販」です。電車や車で通院する必要はなく沖縄の離島に住んでいても治療を受けられます。
まとめ
当記事のまとめとして、もう一度価格比較表をお見せしますね。比較対象としたのは育毛剤ランキング1位のPersona(ペルソナ)と2位の薬用アデノデン、それにAGA専門クリニックであるDMMオンラインクリニックさんです。
DMMオンライン クリニック | Persona (ペルソナ) | 薬用 アデノゲン |
---|---|---|
7,568円 | 9,800円 | 7,150円 |
発毛効果で比較すれば医療機関であるDMMオンラインクリニックに軍配が上がるのは当然ですし、この価格比較表にあるとおり、効果が期待できるとはいいがたいアデノゲン(育毛剤)を選択するより、薄毛治療するならDMMオンラインクリニックさん一択で良いと思います。
これだけ安いにも関わらずカウンセリングは丁寧ですので、迷う理由がないですよね。
以上
参考文献
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