頭皮の血流をサポートし、発毛環境に関心がある人の中で注目を集めるナイアシン。ビタミンB群の一種として体のエネルギー生成を担うだけでなく、髪や頭皮の健康維持にも大きく貢献するといわれています。
AGAクリニックへの来院を検討している方にも縁の深い成分であり、この記事ではその特徴や取り入れ方、育毛への効果を順番に解説します。
ナイアシンの基礎知識
ナイアシンはビタミンB群の一種として有名で、髪や皮膚の健康を下支えする要素のひとつです。ここでは、ナイアシンの基本的な性質や働き、なぜ毛が生える仕組みに関連して注目を集めるのかを見ていきましょう。
ナイアシンとは何か
ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれ、ニコチン酸やニコチンアミドなどの総称です。水溶性のビタミンであり、毎日の食事やサプリメントなどで取り入れる必要があります。
体内で合成できる量は限られていて、主にトリプトファンという必須アミノ酸から補うことが可能ですが、食事からバランスよく摂取することが大切です。
体内での主要な役割
ナイアシンは代謝に深く関わります。炭水化物、脂質、タンパク質からエネルギーを得る過程をサポートし、神経系の機能維持や皮膚の健康にもかかわります。
さらに血管を拡張する作用が期待できるため、血流を促進して頭皮に十分な栄養や酸素を届けることにもひと役買っています。
育毛目的で注目される理由

「ナイアシンによる育毛効果」に注目が集まる背景には、血流促進が大きな鍵として挙げられます。頭皮の毛細血管にスムーズに栄養が行き渡ることは、毛髪の成長を支えるうえで重要です。
特に男性型脱毛症(AGA)のように、頭皮環境が乱れるケースでは血行をサポートする成分が期待を集めています。
AGAとのつながり
なぜ毛が生えるのかを考える際には、毛根に十分な栄養と酸素が行き渡る状態を整えることが欠かせません。
AGAの原因はジヒドロテストステロン(DHT)の影響だけでなく、頭皮環境の乱れや血行不良も関連します。そこで血流を支えるナイアシンは、AGA治療の補佐的存在として注目されています。
ナイアシンの特徴一覧
| 分類 | 別名 | 役割 | 多く含む食材 |
|---|---|---|---|
| ビタミンB3 | ニコチン酸 | エネルギー代謝・血流サポート | レバー、マグロ、かつお |
| ビタミンB3 | ニコチンアミド | 神経機能・皮膚や髪の健康サポート | 鶏肉、ピーナッツ、きのこ |
頭髪の生え方とナイアシンとの関係
髪は「成長期」「退行期」「休止期」の周期を繰り返しながら伸びていきます。頭髪の周期はホルモンや血流など、さまざまな要因に左右されます。
この章では毛の成長サイクルとナイアシンがどのように関係しているかを解説します。
毛髪の成長サイクル
髪が伸びるためには、毛母細胞が活発に分裂する「成長期」、徐々に活動が落ち着く「退行期」、完全に活動が停止する「休止期」の移行が整っている必要があります。
成長期は数年続くことが多く、休止期を経て髪が抜け、新たな髪が生えてくる流れを繰り返します。このサイクルが乱れると、薄毛や抜け毛が進みやすくなります。

血流と育毛の関連性
髪の成長には栄養が不可欠です。血流が滞ると毛根部分へ十分な酸素と栄養が行き渡らなくなり、毛母細胞が活性を失いやすくなります。ナイアシンは血管拡張にかかわるため、頭皮の血行を支えます。
血流が改善すれば毛母細胞が勢いを取り戻し、新たな髪の成長を促しやすくなるでしょう。
ナイアシン不足が髪に及ぼす影響
ナイアシンが足りなくなると、肌荒れや疲労感だけでなく、頭皮の調子も乱れやすくなります。血行が弱まった状態が続けば頭皮の栄養状態が損なわれ、ハリやコシのある髪を育てにくくなります。
その結果、脱毛が進行しやすくなるリスクも高まります。
毛周期の正常化を目指す観点
男性型脱毛症を含め、抜け毛の原因にはホルモンバランスや遺伝要因など多岐にわたる要素が絡み合います。しかし頭皮環境を整えることは共通して大切です。
血流促進が期待できるナイアシンを取り入れることで、毛母細胞が元気に働く土台作りが可能となります。
ナイアシン不足が招くコンディション変化
| 影響の例 | 原因 | 髪や頭皮への影響 |
|---|---|---|
| 疲労感や倦怠感 | エネルギー代謝の低下 | 体全体が栄養不足に陥りやすく髪の成長も弱まる |
| 肌や頭皮の乾燥 | 血流不良と皮脂バランスの乱れ | 髪のつややコシが失われやすくなる |
| 抜け毛や髪の細り | 毛母細胞への栄養供給が滞る | AGAなどの発症リスクを高めやすい |
| イライラや集中力の低下 | 神経伝達に必要な栄養が不足 | 生活習慣の乱れによる髪のケア不足にもつながる |
ナイアシンによる頭皮環境への影響

ナイアシンを取り入れると、頭皮環境がどのように変化し、育毛を後押しするのかを考えてみます。この章では、頭皮の血管や皮膚細胞に与える作用を中心に、具体的な作用メカニズムを掘り下げます。
血管拡張の仕組み
ナイアシンには血管をやわらかくし、広げる働きがあるといわれています。血管が拡張すると血液の流れがスムーズになり、酸素や栄養がより多くの細胞に行き届きやすくなります。
頭皮では毛細血管が髪の根元に張り巡らされており、十分な血流が維持されることで毛母細胞が活性化しやすくなります。
皮膚代謝への影響
皮膚はターンオーバー(新陳代謝)を行い、新しい細胞が古い細胞を押し上げていく構造です。ナイアシンがエネルギー代謝を支えることで、頭皮の細胞も適度に生まれ変わりやすい状態を保ちやすくなります。
ターンオーバーが滞ると、フケや炎症などのトラブルが起こりやすく、結果として髪の成長に悪影響を及ぼすことがあります。
抗酸化作用との相互関係
活性酸素が増えすぎると細胞にダメージを与え、老化や炎症を招きます。ナイアシンは他の抗酸化物質と連動し、細胞を守る働きを担うことが報告されています。
頭皮でも活性酸素が増加すると抜け毛や白髪の原因になりやすいため、ナイアシンを含むビタミンB群を意識して摂ることは髪の寿命を延ばすうえで重要です。
炎症の抑制と保湿
頭皮が敏感になる原因のひとつが、乾燥や炎症です。ナイアシンを摂ると、皮脂バランスを整えるサポートが得られるため、過剰な皮脂分泌や乾燥が緩和されやすくなります。
また、頭皮の炎症は痒みだけでなく、毛根の機能低下にもつながるので、炎症を予防する成分の摂取は大切です。
ナイアシンが頭皮環境に与える主なメリット
| 観点 | ナイアシンの働き | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 血流促進 | 血管を拡張し、毛根に酸素と栄養を届ける | 抜け毛対策や髪のコシを保つ |
| 皮膚代謝の向上 | 細胞のエネルギー生産を助ける | ターンオーバーを整え、フケや炎症を防ぐ |
| 抗酸化サポート | 活性酸素を抑制する働きを強化する | 老化予防や頭皮ダメージの軽減 |
| 皮脂バランス調整 | 過剰な皮脂分泌を緩和し保湿をサポート | ベタつきや乾燥によるトラブルを抑える |
育毛を助ける栄養素との相乗効果
ナイアシンだけでなく、ほかの栄養素と組み合わせることでさらに育毛効果が高まる可能性があります。総合的な栄養バランスを意識すると、頭皮や髪の土台をより整えやすくなります。
たんぱく質との組み合わせ
髪の主成分はケラチンというたんぱく質です。アミノ酸スコアの高い食品を摂取して、ナイアシンと一緒に摂ると効果が期待しやすくなります。
肉、魚、大豆製品などの良質なたんぱく質を、ビタミンB群が豊富な食材と組み合わせると、エネルギー生産も活発化し、髪の生成をサポートできます。
亜鉛や鉄分などミネラルの重要性
亜鉛は毛母細胞の分裂を助け、鉄分は酸素を全身に運ぶ役割を果たします。これらのミネラルが不足すると育毛に必要な材料や酸素供給が滞ってしまいます。
ナイアシンを摂るだけでなく、亜鉛や鉄分を含む食材を積極的に取り入れて髪の成長をバックアップしましょう。
ビタミンA・C・Eとの連携
ビタミンAは頭皮の乾燥を防ぐうえで大切です。ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、血管を丈夫に保つことに関与します。ビタミンEは抗酸化作用が強く、細胞の老化を抑えます。
ナイアシンとこれらのビタミンをバランスよく摂ると、頭皮環境のトラブルを多方面から軽減できます。
相乗効果を高める食生活の考え方
髪は毎日の積み重ねで育つため、偏食や過度なダイエットは頭皮の状態を悪化させる要因になりがちです。
ナイアシンを含む栄養素が多い食事に加え、ミネラルや各種ビタミンを満遍なく摂取できるように心がけると髪への恩恵を受けやすくなります。
育毛を助ける栄養素の例
| 栄養素 | 主な働き | 多く含まれる食材 |
|---|---|---|
| ナイアシン | 血流促進・代謝サポート | レバー、まぐろ、鶏肉 |
| 亜鉛 | 毛母細胞の成長に関与 | 牡蠣、牛肉、かぼちゃの種 |
| 鉄分 | ヘモグロビンを作り酸素を運ぶ | レバー、ほうれん草、赤身肉 |
| ビタミンA | 頭皮の乾燥予防、皮膚の健康維持 | にんじん、かぼちゃ、レバー |
| ビタミンC | コラーゲン生成サポート、抗酸化 | 柑橘類、いちご、ピーマン |
| ビタミンE | 抗酸化作用で細胞ダメージを軽減 | アーモンド、アボカド、うなぎ |
ナイアシンサプリメントと注意点

ナイアシンは食品から摂る以外にも、サプリメントとして手軽に取り入れやすい成分です。ただし過剰摂取や相性の問題など、気をつけるべきポイントがあります。
サプリメントを選ぶ基準
市販のサプリメントにはナイアシンが単体で含まれるものや、マルチビタミンの一部として含まれるものが存在します。
配合されている量や、他の成分との兼ね合いをしっかり確認し、自身の食生活や体調に合ったものを選んでください。サプリメントの品質を見極めるためにも、原材料表や製造過程を把握している商品が望ましいです。
フラッシング現象とは
ナイアシンを多量に摂取すると血管が急激に拡張し、顔や皮膚が赤くほてるように感じることがあります。これをフラッシングと呼びます。
軽度のものであれば問題にならない場合もありますが、過剰摂取のサインである可能性があるため、サプリメントを選ぶときは量を意識して摂取する必要があります。
副作用や相互作用に関する注意点
血流促進作用があるため、持病や服薬状況によっては医師に相談したほうが安全なケースもあります。特に高血圧や肝疾患などを抱えている場合、ナイアシンの過剰摂取は体への負担を増やす恐れがあります。
持病がある方は医療機関に相談してからサプリメントを検討することをおすすめします。
適切な摂取量を見極める
ナイアシンには推奨摂取量が存在します。成人男性で1日に約15mg前後、成人女性で約12mg前後が目安といわれています(年齢や個人差によって異なります)。
食事からすでに十分な量を摂っている場合、サプリメントでさらに補う必要は必ずしも高くありません。過不足を見極めるためにも、自分の食生活を見直すとよいでしょう。
ナイアシンサプリメント使用時のポイント
- サプリメントの含有量を確認する
- フラッシングが出現したら医療機関に相談する
- 持病や既往歴がある場合は事前に専門家に相談する
- 食事からの摂取量を考慮して過剰摂取を防ぐ
AGA治療とナイアシン活用のポイント
男性型脱毛症(AGA)はDHT(ジヒドロテストステロン)の増加によって毛髪が細く短くなり、やがて抜け落ちる症状です。ナイアシンをAGA治療に取り入れる意義や、専門的な治療との併用方法を見てみましょう。
AGAクリニックでの治療概要
AGAクリニックでは主に内服薬(フィナステリドやデュタステリド)、外用薬(ミノキシジル)の処方や頭皮ケアを行うことが多いです。
ホルモンバランスに働きかける治療を行いながら、頭皮環境を整えるアプローチを組み合わせることで抜け毛を抑え、発毛を促します。
治療とナイアシンの併用メリット
治療薬がホルモンや毛母細胞に直接作用する一方で、ナイアシンは頭皮周辺の血流や代謝をサポートする形で治療効果を補えます。
クリニックでは、生活習慣や栄養指導も合わせて行うことが多いため、ナイアシンを意識的に取り入れてみると髪の育成環境を整えやすくなります。
クリニック受診前に意識しておきたいこと
AGA治療の成果は人によって差がありますが、血行不良や栄養不足が原因で進行する薄毛には、ナイアシンの血流サポートが役立つ可能性が高いです。
受診前に、日頃の食事内容や生活習慣を振り返り、ナイアシンを含めた栄養素を見直すとスムーズに治療が始められます。
医師への相談と併用上の注意
内服薬の中には、肝機能に影響を与えるものもあります。ナイアシンも肝臓で代謝されるため、高用量のサプリメントを同時に取り入れる場合には主治医と相談することが望ましいです。
安全面を確保しながら相乗効果を目指すことがAGA治療での成功率を高める一歩となります。
AGA治療とナイアシン活用の組み合わせ例
| 項目 | 具体的な方法 | 期待できる相乗効果 |
|---|---|---|
| 内服薬(フィナステリド等) | 5αリダクターゼの働きを抑える | DHTによる抜け毛を抑止 |
| 外用薬(ミノキシジル) | 血管拡張と毛母細胞の活性化を促す | 発毛サイクルの改善に直結 |
| ナイアシンの摂取 | 血流や皮膚代謝をサポート | 内服・外用薬の効果を後押し |
| 生活習慣の整備 | 睡眠・ストレス管理・栄養バランス | ホルモンバランスや頭皮環境の安定化 |
ナイアシンを含む食材とレシピ
ナイアシンはレバーや魚、鶏肉などに豊富に含まれますが、日常的に取り入れやすい食材を押さえておくと効率よく育毛をサポートできます。どのような調理法が好ましいか考えてみましょう。
主なナイアシン含有食材
レバーはナイアシンと鉄分の両方が豊富で、貧血気味の人にも役立ちます。まぐろやかつおなどの赤身魚はたんぱく質も多いため、一度に複数の栄養素を摂りやすいです。
鶏肉はビタミンB群がバランスよく含まれ、脂質も比較的少ないので、幅広い調理法で使いやすい食材です。
頭皮ケアに適した調理法
ナイアシンを効率的に摂りたいなら、油を使いすぎず、焼く、茹でる、蒸すなどの調理法が適しています。揚げ物はおいしいですが、
過剰な脂質を摂りすぎると皮脂の分泌が増え、頭皮トラブルを引き起こしやすくなります。
他の栄養素との組み合わせレシピ例
- 鶏むね肉とほうれん草のスープ:鶏肉でナイアシンとたんぱく質、ほうれん草で鉄分やビタミンCを補給でき、効率のよい栄養バランスが得られます。
- かつおのたたきに野菜を添えた一品:かつおでナイアシンやたんぱく質を、薬味としてのネギや生姜で抗酸化作用や血行促進効果を狙えます。
- レバニラ炒め:レバーでナイアシン、ニラでビタミン類を摂取。ニラやもやしなども一緒に調理すると食物繊維もプラスされます。
調理時に避けたいポイント
ナイアシンは水溶性なので、煮こぼしすぎると栄養が溶け出す可能性がある点には注意が必要です。
煮汁ごと食べられるスープや煮物、蒸し料理にすると、流出を最小限に抑えられます。バランスを考えて、多様な食材や調理法を取り入れるとよいでしょう。
ナイアシンを含む代表的な食材
| 食材 | 含有量(100gあたりの目安) | 主な栄養価 | 調理のおすすめ |
|---|---|---|---|
| レバー(牛) | 約14mg | 鉄分、葉酸、ビタミンAなど | レバニラ炒め、煮込み料理など |
| まぐろ | 約16mg | 良質なたんぱく質、EPA・DHA | 刺身、焼き、煮付けなど |
| かつお | 約18mg | たんぱく質、ビタミンD | たたき、刺身、煮込み |
| 鶏むね肉 | 約10mg | 低脂肪でビタミンB群が豊富 | 茹で鶏、ソテー、蒸し料理など |
| ピーナッツ | 約13mg | タンパク質、ビタミンE | おやつやサラダのトッピングに |

よくある質問
ナイアシンの育毛効果については、専門家でも意見が分かれる部分があり、疑問を持つ人も多いです。ここでは、皆さまから寄せられる質問をいくつか紹介しながら、分かりやすく回答します。
- ナイアシンを摂れば本当に髪が生えてくるのでしょうか?
-
ナイアシンだけで劇的に毛髪が増えると断言することは難しいです。血流サポートや皮膚代謝を助ける働きは育毛に有用ですが、遺伝的要因やホルモンの影響も大きいです。
AGA治療を受ける場合は、医師の指導やほかの栄養素との組み合わせを考えながら取り入れると効果を高めやすいでしょう。
- サプリメントと食品のどちらでナイアシンを補給すべきですか?
-
理想的には食品での摂取が望ましいです。レバーや魚、鶏肉、ナッツ類などに多く含まれているため、バランスのよい食事を心がければ必要量を満たせます。
食事だけで不足を感じる場合は、サプリメントを検討してもよいですが、摂りすぎに注意しながら取り入れてください。
- フラッシングが出たときはどうすればいいですか?
-
フラッシングが軽度で、健康状態に問題がない場合は一時的な現象と考えられます。ただし、赤みやかゆみがひどい、体調に異変を感じるなどの症状があるなら医療機関に相談してください。
サプリメントの量を減らしたり、摂取方法を調整したりする工夫も必要です。
- ナイアシンを摂るだけでAGAクリニックに行かなくてもいいのでしょうか?
-
ナイアシンの摂取だけでAGAが完治するケースは少ないです。男性型脱毛症はホルモンや遺伝的要因が深く関与しているため、総合的な治療が求められます。
医療機関では内服薬や外用薬、頭皮ケアの指導など専門的なアプローチが行われるため、適切な診断のもとで治療と栄養管理を両立するとよいでしょう。
以上
参考文献
TRÜEB, Ralph M.; TRÜEB, Ralph M. The hair cycle and its relation to nutrition. Nutrition for Healthy Hair: Guide to Understanding and Proper Practice, 2020, 37-109.
NATARELLI, Nicole; GAHOONIA, Nimrit; SIVAMANI, Raja K. Integrative and mechanistic approach to the hair growth cycle and hair loss. Journal of clinical medicine, 2023, 12.3: 893.
DRAELOS, Zoe Diana, et al. A pilot study evaluating the efficacy of topically applied niacin derivatives for treatment of female pattern alopecia. Journal of cosmetic dermatology, 2005, 4.4: 258-261.
HANEKE, Eckart; BARAN, Robert. Micronutrients for hair and nails. In: Nutrition for healthy skin: Strategies for Clinical and Cosmetic Practice. Berlin, Heidelberg: Springer Berlin Heidelberg, 2010. p. 149-163.
NESTOR, Mark S.; SMYTHE, Ciaran. Hair Growth Cosmeceuticals and Nutraceuticals. Cosmeceuticals E-Book: Procedures in Cosmetic Dermatology Series, 2024, 283.
TRÜEB, Ralph M.; TRÜEB, Ralph M. Nutritional disorders of the hair and their management. Nutrition for Healthy Hair: Guide to Understanding and Proper Practice, 2020, 111-223.
GUO, Emily L.; KATTA, Rajani. Diet and hair loss: effects of nutrient deficiency and supplement use. Dermatology practical & conceptual, 2017, 7.1: 1.
ALMOHANNA, Hind M., et al. The role of vitamins and minerals in hair loss: a review. Dermatology and therapy, 2019, 9.1: 51-70.

