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もう迷わない!市販の育毛剤おすすめはどれ?髪の悩みに合わせた選び方を徹底解説

ドラッグストアやインターネットで手軽に購入できる市販の育毛剤。「種類が多すぎて、どれが自分に合うのか分からない」「本当に効果があるのか不安」と感じていませんか。

髪の悩みは人それぞれ異なり、その原因も様々です。大切なのは、広告のイメージや価格だけで選ぶのではなく、ご自身の髪や頭皮の状態を正しく理解し、それに合った成分が含まれた製品を見つけ出すことです。

この記事では、AGA(男性型脱毛症)治療を行うクリニックの視点から、後悔しない育毛剤の選び方を分かりやすく解説します。

目次

育毛剤と発毛剤 混同していませんか?

育毛剤選びを始める前に、まず押さえておきたいのが「育毛剤」と「発毛剤」の違いです。

この二つは目的も成分も全く異なるものですが、しばしば混同されがちです。

あなたの目的が「髪を育てる」ことなのか、「髪を生やす」ことなのかを明確にすることで、製品選びの方向性が定まります。

育毛剤の役割と目的

育毛剤は、現在生えている髪の毛を健康に育て、抜け毛を防ぐことを目的としています。医薬部外品に分類され、主な役割は頭皮の血行を促進したり、頭皮環境を整えたりすることです。

フケやかゆみを抑え、髪が育ちやすい土壌を作るための製品と考えると分かりやすいでしょう。

今ある髪のハリやコシを維持したい、将来の薄毛を予防したいという方に向いています。

発毛剤の役割と目的

一方、発毛剤は、髪の毛が抜けてしまった毛穴から新しい髪を生やすことを目的としています。日本で唯一、発毛効果が認められている成分「ミノキシジル」が配合されており、医薬品に分類されます。

毛母細胞の働きを活性化させ、ヘアサイクルを正常に近づけることで発毛を促します。

すでに薄毛が進行している方が、髪の毛の量を増やしたい場合に用いる製品です。

育毛剤と発毛剤の主な違い

項目育毛剤発毛剤
分類医薬部外品第1類医薬品
主な目的抜け毛予防・育毛新しい髪の発毛
主な成分血行促進成分、抗炎症成分などミノキシジル

どちらを選ぶべきかの判断基準

あなたがどちらを選ぶべきか、判断に迷うかもしれません。

一つの基準として、頭皮の状態を確認してみましょう。うぶ毛がまだ残っている、髪が細くなってきたが毛穴は見える、という状態であれば、まずは育毛剤で頭皮環境を整え、髪の成長をサポートするのが良いでしょう。

明らかに地肌が見えており、うぶ毛もほとんどない状態であれば、発毛剤の使用を検討する段階かもしれません。

ただし発毛剤は医薬品であるため、使用には注意も必要です。自己判断が難しい場合は、専門のクリニックに相談することをおすすめします。

あなたの薄毛タイプは?原因に合わせた成分選びが重要

薄毛の悩みと一言でいっても、その現れ方は人によって異なります。生え際から後退していくタイプ、頭のてっぺんから薄くなるタイプなど様々です。

効果的なケアを行うためには、ご自身の薄毛のタイプを把握し、その原因にアプローチできる成分を選ぶことが大切です。

生え際・M字型の薄毛が気になる方

生え際やこめかみのあたりから後退していくいわゆる「M字型」の薄毛は、AGA(男性型脱毛症)の典型的なパターンの一つです。

このタイプの薄毛には、男性ホルモンの影響を考慮した成分が有効とされています。

特に、5αリダクターゼという酵素の働きを抑える成分に注目すると良いでしょう。この酵素が男性ホルモンと結びつくことで、薄毛の原因となる物質が生成されるためです。

頭頂部・O字型の薄毛が気になる方

頭頂部、いわゆる「つむじ」周辺から円形に薄くなっていく「O字型」の薄毛も、AGAでよく見られる症状です。この部分は自分では確認しにくく、人から指摘されて気づくケースも少なくありません。

頭頂部は血行不良に陥りやすい部位でもあるため、血行を促進して毛母細胞に栄養を届ける成分が配合された育毛剤を選ぶことが重要です。

薄毛のタイプ別 推奨アプローチ

薄毛のタイプ主な原因推奨されるアプローチ
M字型(生え際)男性ホルモンの影響(AGA)5αリダクターゼの働きを抑える成分
O字型(頭頂部)AGA、頭皮の血行不良血行を促進する成分
びまん性(全体的)加齢、生活習慣、ストレス保湿・栄養補給成分、血行促進成分

全体的に髪のボリュームが減ってきた方

特定の部位だけでなく、髪全体が細くなり、密度が低下してボリュームダウンを感じるタイプです。びまん性脱毛症とも呼ばれ、加齢や生活習慣の乱れ、ストレスなどが複雑に関係していると考えられます。

この場合は、頭皮全体の健康状態を高めるアプローチが必要です。

頭皮にうるおいを与え、髪の成長に必要な栄養を補給する成分、そして血行を促進する成分がバランスよく配合された育毛剤が適しています。

フケやかゆみなど頭皮環境も気になる方

薄毛と同時に、フケやかゆみ、頭皮の赤みといったトラブルを抱えている方も多いのではないでしょうか。不健康な頭皮は、健康な髪が育つための土壌としては不適切です。

このような場合は、まず頭皮環境を正常化させることが最優先です。

炎症を抑える抗炎症成分や過剰な皮脂の分泌を抑える成分、雑菌の繁殖を防ぐ殺菌成分が含まれている育毛剤を選び、頭皮のコンディションを整えましょう。

育毛剤選びの「落とし穴」 ストレスや生活習慣が引き起こす複合的な悩み

多くの情報サイトでは、AGAの型や成分の解説が中心ですが、それだけでは解決しない髪の悩みが存在します。

現代社会を生きる私たちは、単一の原因ではなく、複数の要因が絡み合って薄毛につながっているケースが少なくありません。

この現実を見過ごしたまま育毛剤を選んでも、期待した効果は得にくいでしょう。

「AGAだけ」が原因だと思っていませんか?

薄毛=AGAと短絡的に考えてしまいがちですが、現実はもっと複雑です。

例えば、仕事のプレッシャーや人間関係による慢性的なストレスは、自律神経のバランスを乱し、血管を収縮させます。このことにより、頭皮の血行が悪化し、髪の成長に必要な栄養が毛根まで届きにくくなります。

いくら良い育公剤で外から血行を促進しようとしても、体の中から血流を妨げる要因があればその効果は半減してしまいます。

食生活の乱れが頭皮の砂漠化を招く

外食やコンビニ食が多い、偏った食事をしているという方も注意が必要です。

髪の主成分はタンパク質(ケラチン)ですが、その合成には亜鉛やビタミンといった栄養素が欠かせません。これらの栄養素が不足すると、髪は細く、弱々しくなってしまいます。

また、脂っこい食事は皮脂の過剰分泌を招き、頭皮の毛穴を詰まらせる原因にもなります。

これは、まるで栄養の乏しい砂漠に作物を植えようとするようなものです。

見過ごされがちな薄毛の複合要因

複合要因髪への影響対策の方向性
精神的ストレス血行不良、ホルモンバランスの乱れリラックス、自律神経を整えるケア
睡眠不足成長ホルモンの分泌低下、細胞修復の遅延質の良い睡眠の確保
栄養バランスの偏り髪の栄養不足、頭皮環境の悪化タンパク質、ビタミン、ミネラルの摂取

睡眠不足は髪の成長を止める

髪の毛は、私たちが眠っている間に分泌される成長ホルモンによって成長が促されます。しかし、夜更かしや睡眠不足が続くと、この成長ホルモンの分泌が著しく低下します。

髪の成長タイムを逃している状態であり、育毛剤で成長を促そうとしても、エンジンがかからない車にガソリンを入れるようなものかもしれません。

ご自身の生活習慣を振り返り、育毛剤の効果を最大限に引き出せる体内の環境が整っているかを確認することが、遠回りのようで実は一番の近道なのです。

市販育毛剤の主要成分を徹底比較

市販の育毛剤によく配合されている代表的な有効成分について、その働きを詳しく見ていきます。

成分の名前だけ見ると難しく感じるかもしれませんが、どのような目的で配合されているのかを理解することで、製品パッケージの裏側からでも自分に合った育毛剤を見極める力がつきます。

頭皮の血行を促す成分

髪の成長には、血液によって運ばれる酸素と栄養が欠かせません。

頭皮の血行を促進する成分は、毛細血管を拡張させ、毛根にある毛母細胞の働きを活性化させます。多くの育毛剤で中心的な役割を担う成分群です。

代表的なものには「センブリエキス」「ビタミンE誘導体(酢酸トコフェロール)」「ニンジンエキス」などがあります。

特に頭頂部の薄毛や、全体的なボリュームダウンが気になる方には重要な成分です。

代表的な血行促進成分

成分名主な働き期待される効果
センブリエキス毛根の細胞分裂を活性化血流改善、発毛促進サポート
酢酸トコフェロール末梢血管を拡張し血行を促進頭皮のエイジングケア
ニンジンエキス血行促進、抗炎症作用フケ・かゆみの防止、保湿

毛母細胞の働きを助ける成分

毛母細胞は、髪の毛を作り出す工場のような存在です。この細胞が分裂を繰り返すことで、髪は伸びていきます。

毛母細胞の働きを直接、あるいは間接的にサポートする成分も、育毛を考える上で大切です。

「t-フラバノン」や「アデノシン(医薬部外品有効成分ではありませんが、資生堂が独自に配合)」などが知られており、髪の成長期を延長させ、太く長く育てる手助けをします。

頭皮環境を整える成分(抗炎症・皮脂抑制)

頭皮に炎症があったり、皮脂が過剰に分泌されたりしていると健康な髪は育ちません。頭皮トラブルも抱えている場合は、これらの問題を解決する成分が配合されているかを確認しましょう。

「グリチルリチン酸ジカリウム」は炎症を抑える代表的な成分で、多くの育毛剤やスキンケア製品に用いられています。

「ピロクトンオラミン」は、フケの原因となる菌の繁殖を抑える働きがあります。

頭皮環境を整える成分の例

成分名分類主な働き
グリチルリチン酸2K抗炎症成分頭皮の炎症や荒れを抑える
ピロクトンオラミン殺菌成分フケ・かゆみの原因菌を抑制
イソプロピルメチルフェノール殺菌成分雑菌の繁殖を防ぎ頭皮を清潔に保つ

効果を最大限に引き出す 正しい育毛剤の使い方

自分に合った育毛剤を見つけても、使い方が間違っていては十分な効果を期待できません。

毎日何となく塗布するのではなく、いくつかのポイントを押さえることで、有効成分を頭皮の奥までしっかりと浸透させることができます。

少しの手間が、未来の髪を大きく左右します。

育毛剤を使うベストなタイミング

育毛剤を使用する最も効果的なタイミングは、洗髪後の清潔な頭皮です。シャンプーで皮脂や汚れをしっかり落とすことで、育毛剤の成分が浸透しやすくなります。

また、夜の入浴後は、一日の汚れをリセットできるだけでなく就寝中に髪の成長が促されるため、そのタイミングで栄養を補給するのは理にかなっています。

タオルドライで髪の水分をしっかり拭き取った後、頭皮が完全に乾ききる前に使用するのがおすすめです。

  • タイミング: 夜の洗髪後
  • 頭皮の状態: 清潔で、適度に湿っている状態
  • 使用前: タオルで髪と頭皮の水分をよく拭き取る

塗布する量と範囲の目安

「たくさんつければ効果が上がる」というわけではありません。製品に記載されている推奨量を守ることが大切です。

量が多すぎると液だれしたり、頭皮に負担をかけたりする原因になります。逆に少なすぎると、有効成分が頭皮全体に行き渡りません。

気になる部分を中心に、頭皮全体にいきわたるように塗布しましょう。

容器のタイプ(スプレー、ノズルなど)によって使い方が異なるため、説明書をよく読んでください。

頭皮マッサージで浸透力を高める

育毛剤を塗布した後は、指の腹を使って優しく頭皮マッサージを行いましょう。このひと手間が、成分の浸透を助け、頭皮の血行をさらに促進します。爪を立てて頭皮を傷つけないように注意してください。

頭全体を優しく揉みほぐすように、心地よいと感じる程度の力加減で行うのがポイントです。マッサージによってリラックス効果も得られ、ストレス軽減にもつながります。

基本的な頭皮マッサージの手順

ステップ方法ポイント
1. 塗布育毛剤を頭皮の気になる部分につける液だれしないように少量ずつ
2. なじませる指の腹で優しく押さえるように広げるこすらないように注意
3. マッサージ指の腹で頭皮全体を優しく揉みほぐす気持ち良いと感じる力加減で

市販育毛剤の限界とクリニックでのAGA治療という選択肢

市販の育毛剤は、頭皮環境の改善や抜け毛予防において、多くの方にとって有効な選択肢です。

しかし、すべての人に同じ効果があるわけではなく、特に進行性の脱毛症であるAGAに対しては、市販のケアだけでは限界があるのも事実です。

セルフケアで改善が見られない場合は、次のステップを考える必要があります。

市販品で効果を感じにくいケース

数ヶ月間、正しい方法で育毛剤を使い続けても、抜け毛が減らない、あるいは薄毛が進行しているように感じる場合は、ケアの方法が合っていないか、AGAが思った以上に進行している可能性があります。

特に、生え際の後退や頭頂部の地肌が明らかに目立つようになってきた場合は、育毛剤による「育毛」の範囲を超え、「発毛」を目的とした治療が必要な段階かもしれません。

AGAは進行性の脱毛症であるという事実

AGA(男性型脱毛症)の最も重要な特徴は、「進行性」であるという点です。何もしなければ、薄毛はゆっくりと、しかし確実に進行していきます。

市販の育毛剤は、この進行を「緩やかにする」助けにはなるかもしれませんが、「止める」あるいは「逆転させる」力は持っていません。

AGAの根本原因にアプローチし、進行を食い止めるためには、医療機関での専門的な治療が重要になります。

セルフケアとクリニック治療の比較

項目市販の育毛剤(セルフケア)クリニックでのAGA治療
目的育毛、抜け毛予防、頭皮環境改善発毛促進、AGAの進行抑制
アプローチ頭皮への外部からの栄養補給・血行促進内服薬・外用薬による医学的アプローチ
診断自己判断医師による正確な診断

クリニックでは何ができるのか

専門のクリニックでは、まず医師があなたの頭皮の状態や生活習慣、遺伝的背景などを詳しく診察し、薄毛の根本原因を正確に診断します。その上で、医学的根拠に基づいた治療法を提案します。

AGA治療では、5αリダクターゼの働きを阻害する内服薬や、発毛効果が認められたミノキシジルを高濃度で配合した外用薬などが処方されます。これらは市販品では対応できない、より直接的で強力なアプローチです。

一人で悩み続ける前に、一度専門家の意見を聞いてみることを強くお勧めします。

よくある質問

育毛剤の使用を検討している方や、すでに使用している方から寄せられることの多い質問にお答えします。

育毛剤はどのくらいの期間使えば効果が出ますか?

育毛剤の効果を実感するまでには、個人差がありますが、一般的に最低でも3ヶ月から6ヶ月程度の継続使用が必要です。

髪には「ヘアサイクル」という成長の周期があり、新しい髪が生えて成長し、抜け落ちるまでには時間がかかります。育毛剤は、このサイクルを正常な状態に整える手助けをするものです。

すぐに効果が現れないからといって諦めず、根気強くケアを続けることが大切です。

副作用が心配です。どのようなことに注意すれば良いですか?

医薬部外品である市販の育毛剤は、医薬品に比べて副作用のリスクは低いとされています。しかし、体質によっては、配合されている成分(特にアルコールなど)によって頭皮にかゆみ、かぶれ、赤みといったアレルギー症状が出ることがあります。

初めて使用する際は、念のため目立たない部分で少量試す(パッチテスト)と安心です。もし異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、皮膚科や専門のクリニックに相談してください。

使用前に確認したいこと

項目確認内容
アレルギー歴過去に化粧品などでかぶれた経験がないか
成分表示アレルギーの原因となる成分が含まれていないか
使用方法推奨される用法・用量を守れるか
女性用の育毛剤を男性が使っても良いですか?

基本的には、男性は男性用、女性は女性用の製品を使用することをおすすめします。男性と女性では薄毛の主な原因が異なるため、それぞれに合わせた成分配合になっているからです。

男性用は皮脂が多いことを考慮してさっぱりした使用感のものが多く、女性用は頭皮の乾燥を防ぐために保湿成分が充実している傾向があります。

効果を最大限に得るためにも、ご自身の性別に合った製品を選びましょう。

育毛剤の使用をやめると、また髪は抜けてしまいますか?

育毛剤の使用を中止すると、残念ながら頭皮の状態が使用前の状態に戻り、再び抜け毛が増える可能性があります。育毛剤は、あくまで頭皮環境を良好に保ち、髪の成長をサポートするためのものです。

そのサポートがなくなれば、薄毛の根本的な原因(AGAや生活習慣など)が解決されていない限り、元の状態に戻ってしまうのは自然なことです。

健やかな髪を維持するためには、継続的なケアが重要になります。

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