最近、枕元の抜け毛が増えた、髪のボリュームが減った気がする、生え際が後退してきたかもしれない…など、薄毛のサインを感じていませんか。
AGA(男性型脱毛症)は進行性のため、放置すると薄毛は着実に進行します。しかし、初期段階であれば、治療の選択肢も多く、効果を実感しやすいのも事実です。
この記事では、薄毛が気になり始めた男性に向けて、後悔しないための初期治療の考え方、副作用の少ない治療法の選び方、そして自宅で始められるケアまで、専門的な知見から分かりやすく解説します。
AGAは進行性-放置すれば薄毛は止まらないという事実

薄毛の悩みは非常にデリケートな問題であり、「まだ大丈夫だろう」「気のせいかもしれない」と、つい見て見ぬふりをしてしまいがちです。
しかし、成人男性の薄毛の多くを占めるAGA(男性型脱毛症)は、一度発症すると自然に治癒することはなく、時間の経過とともに症状が進行していくという大きな特徴があります。
この事実をまず受け止めることが、効果的な治療への第一歩となります。
なぜAGAは進行するのか
AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、体内の還元酵素「5αリダクターゼ」と結合することで、より強力な男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されることです。

このDHTが、毛髪の根元にある毛乳頭細胞の受容体と結合すると、髪の成長を阻害する信号が出されます。これにより、髪の毛が太く長く成長する「成長期」が短縮され、十分に育たないまま抜け落ちてしまうのです。
このサイクルが繰り返されることで、徐々に髪の毛は細く、短くなり、地肌が目立つようになっていきます。
体内のホルモンバランスや酵素の働きが原因であるため、生活習慣の改善だけで進行を完全に止めることは極めて困難です。
「そのうち治る」はあり得ない
一部の脱毛症、例えば円形脱毛症などは、ストレスなどが原因で一時的に発症し、原因が取り除かれることで自然に回復するケースもあります。
しかし、AGAは体質や遺伝的要因が深く関わる進行性の症状です。そのため、「仕事が落ち着けば治るだろう」「食生活を変えれば元に戻る」といった期待は、残念ながら通用しません。
何もしなければ、髪の成長期は短縮され続け、毛根の寿命も縮まっていきます。最終的には髪の毛を作り出す能力そのものが失われてしまう可能性も否定できません。
手遅れになる前に行動を起こすことが、将来の髪を守る上で何よりも大切です。
生涯付き合うための心構え

AGAは進行性であるため、治療も長期的な視点が必要です。
風邪のように薬を飲んだら完治するというものではなく、高血圧や糖尿病のように、症状をコントロールしながら生涯付き合っていくという考え方が基本となります。
治療を中断すれば、DHTの生成が再び活発になり、薄毛の進行が再開してしまいます。だからこそ、無理なく、安全に、そして経済的にも継続可能な治療法を選択することが、非常に重要になるのです。
焦らず、ご自身のライフスタイルに合った治療計画を立てていきましょう。
治療のゴール設定の重要性

長期的な治療を続ける上で、現実的なゴールを設定することはモチベーションを維持するために役立ちます。
例えば、「20代の頃のようなフサフサな状態に戻す」という高い目標ではなく、「現状を維持し、これ以上薄毛を進行させない」「少し髪のボリュームが戻り、スタイリングしやすくなる」といった具体的な目標を立てます。
これにより、日々の小さな変化にも気づきやすくなり、治療を前向きに捉えることができるでしょう。
まずは身体への負担が少ない治療から-低濃度の薬を選ぶ理由

AGA治療を決意したとき、多くの方が「できるだけ早く、確実な効果が欲しい」と考えるのは自然なことです。しかし、焦って強力な治療から始めてしまうと、思わぬ副作用に悩まされる可能性があります。
特に治療の初期段階では、身体への負担を最小限に抑え、安全性を最優先に考えた治療法の選択が賢明です。
AGA治療薬の基本的な考え方
現在、AGA治療の主軸となる医薬品には、主に2つのタイプがあります。一つは、AGAの原因であるDHTの生成を抑制する内服薬です。
もう一つは、頭皮の血行を促進し、毛母細胞の働きを活性化させることで発毛を促す外用薬です。これらの薬は、医師の診断のもとで処方され、その効果は医学的に認められています。
しかし、効果があるということは、同時に身体に何らかの影響を与える可能性も秘めているということです。
なぜ初期治療で高濃度の薬を避けるべきか
治療薬は、有効成分の濃度が高くなるほど効果も高まる傾向にありますが、それに比例して副作用のリスクも増大します。AGAの初期段階は、まだ毛根の機能が完全に失われていない状態です。
この段階であれば、低濃度の薬でも十分に効果が期待できるケースが多くあります。まずは身体を慣らし、影響を最小限に抑えるためにも、マイルドな治療から始めるのが定石です。
最初から高濃度の薬を使用して万が一強い副作用が出てしまうと、治療を続けること自体が困難になり、精神的な負担も大きくなってしまいます。
副作用のリスク

AGA治療薬によって起こりうる副作用は、決して無視できません。どのような治療にもメリットとデメリットがあることを理解し、ご自身の身体の状態を注意深く観察しながら治療を進めることが大切です。
| 系統 | 主な症状の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 内服薬(DHT抑制系) | 性機能障害、肝機能障害など | 発生頻度は低いですが、身体の異変を感じたらすぐに相談が必要です。 |
| 外用薬(血行促進系) | 頭皮のかゆみ、かぶれ、発疹など | 塗布した部分に限定されることが多いですが、アレルギー体質の方は注意します。 |
専門医と相談しながら治療を進める大切さ
自己判断で個人輸入した薬を使用することは、非常に危険です。偽造薬や粗悪品であるリスクに加え、副作用が出た場合にも適切な対処ができません。
AGA治療は、専門的な知識を持つ医師の管理下で行うべきです。医師は、患者様一人ひとりの症状の進行度、健康状態、体質などを総合的に判断し、最も適切と考えられる治療法を提案します。
治療開始後も、定期的な診察を通じて効果と副作用の有無を確認し、必要に応じて薬の濃度を調整したり、種類を変更したりします。安全かつ効果的に治療を続けるために、医師との連携は欠かせません。
医薬品の前に試す価値あり-育毛剤から始めるAGAケア
「薄毛治療」と聞くと、すぐにクリニックで処方される医薬品を思い浮かべるかもしれませんが、特に初期段階のAGAであれば、まず「育毛剤」からケアを始めるという選択肢も非常に有効です。
医薬品に比べて作用が穏やかで、副作用のリスクも低いため、治療への第一歩として安心して取り組むことができます。
育毛剤と発毛剤の違い

多くの方が混同しがちな「育毛剤」と「発毛剤」ですが、これらは法律(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)によって明確に区別されています。
「発毛剤」は「医薬品」に分類され、新たな髪の毛を生やす「発毛」効果が認められた成分を含んでいます。
一方で、「育毛剤」の多くは「医薬部外品」に分類され、今ある髪の毛を健康に育て、抜け毛を防ぐことを目的としています。
分類による目的と効果の違い
これらの違いを正しく理解することで、ご自身の状況に合った製品を選ぶ助けになります。
| 分類 | 目的 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 医薬品(発毛剤) | 新しい髪を生やす(発毛) | 医師の処方や薬剤師の説明が必要。発毛効果が認められている。 |
| 医薬部外品(育毛剤) | 髪を育て、抜け毛を防ぐ(育毛・脱毛予防) | ドラッグストアなどで購入可能。頭皮環境の改善が主目的。 |
| 化粧品(ヘアトニック等) | 頭皮を清潔に保ち、フケ・かゆみを防ぐ | 保湿や清涼感を目的とし、育毛効果はうたえない。 |
なぜ育毛剤でも効果を期待できるのか
AGAの進行には、DHTの影響だけでなく、頭皮の血行不良や栄養不足、炎症といった「頭皮環境の悪化」も大きく関わっています。
頭皮が硬くなっていたり、皮脂が過剰に分泌されていたりすると、髪の成長に必要な栄養が毛根まで届きにくくなり、抜け毛を助長してしまいます。
育毛剤には、頭皮の血行を促進する成分や、炎症を抑える成分、保湿成分などが配合されており、髪が育ちやすい土壌を整える働きがあります。
この頭皮環境の改善によって、抜け毛が減少し、髪にハリやコシが戻るという効果を実感できる方は少なくありません。
医薬品への移行を考えるタイミング
育毛剤によるセルフケアを一定期間(後述しますが、最低1年が目安です)続けても、抜け毛が減らなかったり、むしろ薄毛が進行していると感じられたりする場合には、医薬品による治療への移行を検討するタイミングと言えるでしょう。
育毛剤で頭皮環境を整えることは、その後の医薬品治療の効果を高める上でも決して無駄にはなりません。
まずは自宅でできるケアから始め、その効果を見極めてから次の手を考えるという順序は、非常に合理的で安全な進め方です。
効果はすぐに出ない-育毛剤を1年以上続けるべき医学的根拠
育毛剤を使い始めて、多くの方が期待と不安の中で「いつ効果が出るのだろう」と感じます。数週間、あるいは1〜2ヶ月で目に見える変化がないと、焦りや失望から使用をやめてしまうケースも少なくありません。
しかし、育毛ケアの効果を正しく評価するためには、髪の毛が生え変わる周期である「ヘアサイクル」を理解し、長期的な視点で取り組むことが医学的に見ても極めて重要です。
ヘアサイクル(毛周期)の仕組み

私たちの髪の毛は、1本1本が独立した寿命を持ち、「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルを繰り返しています。
このサイクルが正常に機能していることで、頭髪全体のボリュームが維持されています。
正常なヘアサイクルとAGAによる乱れ
健康な髪とAGAを発症した髪では、このサイクル、特に成長期の長さに大きな違いが現れます。
- 成長期:髪が太く長く成長する期間。通常2年〜6年続きます。
- 退行期:髪の成長が止まり、毛根が縮小していく期間。約2週間です。
- 休止期:髪が抜け落ちるのを待つ期間。約3ヶ月〜4ヶ月です。
AGAを発症すると、DHTの影響でこの「成長期」が数ヶ月〜1年程度にまで短縮されてしまいます。
その結果、髪は十分に成長する前に退行期・休止期へと移行し、細く短い「うぶ毛」のような状態で抜け落ちてしまうのです。
ヘアサイクルの各期間
髪の毛の一生は、大きく分けて3つの期間で構成されています。育毛ケアは、このサイクル全体に働きかけるものです。
| 期間の名称 | 期間の長さ(目安) | 髪の状態 |
|---|---|---|
| 成長期 | 2年~6年 | 毛母細胞が活発に分裂し、髪が伸び続ける。 |
| 退行期 | 約2週間 | 毛母細胞の分裂が停止し、毛球が小さくなる。 |
| 休止期 | 3ヶ月~4ヶ月 | 髪の成長が完全に止まり、脱毛の準備に入る。 |
なぜ効果実感までに時間がかかるのか
育毛剤によるケアは、乱れてしまったヘアサイクルを正常な状態に近づけることを目的としています。具体的には、短くなった成長期を本来の長さに戻し、髪が太く長く育つための時間と環境を与えることです。
しかし、すでに休止期に入ってしまった毛穴から、すぐに新しい髪が生えてくるわけではありません。
休止期(約3〜4ヶ月)が終わり、次の成長期が始まってから、新しい髪が頭皮の表面に顔を出し、ある程度の長さに伸びるまでには、さらに数ヶ月の時間が必要です。
つまり、ケアを開始してから効果を実感するまでには、最低でも6ヶ月、多くの場合で1年程度の期間を要するのは、このヘアサイクルの仕組みから考えても当然のことなのです。
途中でやめてしまうことのデメリット
効果が出ないからと数ヶ月で育毛剤の使用をやめてしまうのは、種をまいて芽が出る直前に水やりをやめてしまうようなものです。
せっかく改善に向かい始めていた頭皮環境が元に戻り、ヘアサイクルも再び乱れてしまいます。
効果を正しく判断するためにも、まずは1年間、辛抱強くケアを続けるという強い意志を持つことが、初期段階のAGAケアを成功させるための鍵となります。
内側からのサポート-育毛剤とサプリメントの併用

育毛剤で頭皮という「土壌」を整える外側からのケアに加えて、髪の「栄養」となる成分を身体の内側から補給することも、健やかな髪を育むためには非常に有効です。
そこで注目したいのが、サプリメントの活用です。医薬品のような直接的な発毛効果を謳うことはできませんが、育毛ケアの補助として大きな役割を果たします。
サプリメントの位置づけと期待できる役割
髪の毛は、そのほとんどが「ケラチン」というタンパク質で構成されています。そして、このケラチンが作られる過程では、亜鉛やビタミンといった様々な栄養素が必要です。
しかし、現代人の食生活は乱れがちで、髪に必要な栄養素を毎日十分に摂取するのは簡単なことではありません。サプリメントは、こうした食事だけでは不足しがちな栄養素を手軽に、かつ効率的に補うためのものです。
あくまでも「栄養補助食品」であり、それ自体が薄毛を治療するわけではありませんが、髪が育つための材料を体内に満たしておくことは、育毛剤の効果を最大限に引き出す上で役立ちます。
論文で報告されるサプリメントの効果
サプリメントの育毛効果に関する医学的な根拠は、医薬品に比べるとまだ限定的です。
しかし、特定の栄養素、例えば亜鉛や特定のビタミン群、ノコギリヤシなどが薄毛の改善に寄与したという研究報告は、査読付きの学術論文でも散見されます。
これは、これらの成分がDHTの働きを穏やかにしたり、髪の成長に必要な代謝をサポートしたりする可能性を示唆しています。
もちろん、すべての人に同じ効果が現れるわけではありませんが、「科学的根拠が全くない」と切り捨ててしまうのは早計です。過度な期待は禁物ですが、軽視すべきではない存在と言えるでしょう。
髪の健康に寄与するとされる主な栄養素
バランスの取れた食事が基本ですが、特に髪の健康に重要とされる栄養素を意識的に摂取することが望ましいです。
| 栄養素 | 期待される役割 | 多く含まれる食品 |
|---|---|---|
| 亜鉛 | ケラチンの合成を助ける | 牡蠣、レバー、牛肉(赤身) |
| タンパク質 | 髪の主成分であるケラチンの材料 | 肉、魚、卵、大豆製品 |
| ビタミンB群 | 頭皮の代謝を促進し、皮脂の分泌を調整する | 豚肉、うなぎ、マグロ、納豆 |
副作用のリスクが極めて低いという利点
サプリメントの大きなメリットの一つは、正しく摂取している限り、副作用のリスクがゼロに近いことです。
医薬品のように身体のホルモンバランスに直接作用するものではなく、あくまで食品の延長線上にあるため、安心して毎日の習慣に取り入れることができます。
もちろん、過剰摂取は特定の栄養素によっては健康を害する可能性もあるため、製品に記載されている摂取目安量を守ることが大切です。
身体への負担を心配することなく、プラスアルファのケアとして試せる点は、特に慎重に治療を進めたい初期段階において大きな利点です。
どれでも同じではない – 後悔しないための育毛剤選びの基準

育毛剤でのケアを始めようと決意しても、市場には無数の製品が溢れており、一体どれを選べば良いのか分からなくなってしまう方も多いでしょう。
価格、知名度、配合成分など、選択肢は多岐にわたります。しかし、いくつかの重要なポイントを押さえることで、ご自身にとってより良い製品を見つけることができます。
ここでは、当院が考える育毛剤選びの基準を解説します。
価格だけで選ぶのは危険
育毛ケアは長期間の継続が前提となるため、経済的な負担は無視できない要素です。しかし、単に「安いから」という理由だけで製品を選ぶのは避けるべきです。
安価な製品の中には、有効成分の含有量が少なかったり、頭皮への刺激が強い安価なアルコールを多量に使用していたりするケースも見受けられます。
一方で、あまりに高価な製品が、その価格に見合った効果を提供するとも限りません。
7,000円台を目安にする理由
当院では、月々の費用として7,000円台後半を一つの目安として推奨しています。
この価格帯は、品質の高い有効成分を適切な量で配合し、かつ製造コストや研究開発費を考慮した上で、長期的に継続可能な価格設定を実現している製品が多い価格帯です。
これより極端に安くても高くても、何らかの理由があると考えるのが妥当でしょう。
広告の多さと品質は比例しない
テレビCMやインターネット広告で頻繁に目にする製品は、知名度が高く安心感があるように思えるかもしれません。
しかし、広告には莫大な費用がかかります。その費用は、当然ながら製品価格に上乗せされます。
当院が大規模なCMを打つ製品を勧めない理由
過度な広告宣伝費をかけている製品は、その分、製品の「中身」である成分にかけられるコストが圧迫されている可能性があります。
同じ価格帯の製品であれば、広告費を抑え、その分を優れた成分の研究開発や配合に投資している製品の方が、より高い効果を期待できると考えるのが自然です。
知名度やイメージに惑わされず、製品の本質的な価値を見極める視点が必要です。
自分との相性を知ることが成功への近道
育毛剤の効果には、個人差が大きく影響します。ある人には非常に効果があった製品が、別の人には全く効果がないということも珍しくありません。
これは、薄毛の原因や体質が人それぞれ異なるためです。したがって、やみくもに製品を試すのではなく、何らかの客観的な指標に基づいて、ご自身に合った製品を選ぶことができれば、それだけ成功の確率は高まります。
遺伝子レベルでの相性チェックの可能性
近年では、科学技術の進歩により、遺伝子を検査することでAGAのリスクや、特定の成分に対する感受性を予測することが可能になってきました。
このような科学的根拠に基づいて、自分に合った育毛剤の成分を知ることができれば、無駄な時間や費用を費やすリスクを減らすことができます。
すべての製品が対応しているわけではありませんが、このようなアプローチを提供する製品は、検討する価値が十分にあると言えるでしょう。
育毛剤選びで考慮したい点
- 価格帯が適切か(極端に安価・高価でないか)
- 広告宣伝に過度な費用をかけていないか
- 科学的な根拠に基づいたアプローチを提供しているか
当院が推奨する遺伝子検査付き育毛剤「Pesod」
これまで解説してきた「無理なく続けられる価格」「科学的根拠」「内外からのケア」といった基準を総合的に満たす選択肢として、当院では遺伝子検査キットが付属した育毛剤「Pesod」を推奨しています。
やみくもにケアを始めるのではなく、まずご自身の体質を理解することから始められる、非常に合理的な製品です。
なぜ遺伝子検査が有効なのか

「Pesod」に付属する遺伝子検査では、AGAの発症リスクに関わる「アンドロゲンレセプター感受性」などを調べることができます。これにより、ご自身がAGAになりやすい体質かどうかを客観的なデータで把握できます。
また、その結果に基づいて、どのような成分がご自身のタイプに適しているかを知る手がかりが得られます。
自分自身の設計図の一部を知ることで、納得感を持ってケアに取り組むことができ、モチベーションの維持にも繋がります。
「Pesod」の特長
「Pesod」は、単なる育毛剤の提供にとどまりません。科学的アプローチに基づいた、個々に寄り添うケアを目指しています。
Pesodの製品概要
「Pesod」は、利用者が安心して始められるよう、様々な工夫が凝らされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Pesod(ペソッド) |
| 内容物 | 育毛剤、遺伝子検査キット |
| 特徴 | ケア開始前に遺伝子検査で体質を把握 |
| 価格 | 初月2,980円 2か月目以降毎月7,980円 |
始めやすく、続けやすい料金体系と契約条件
どんなに優れた製品でも、経済的な負担が大きければ続けることはできません。「Pesod」は多くの方が一歩を踏み出しやすいよう、特別な料金体系を用意しています。
初月は2,980円(税込)で、遺伝子検査と約1ヶ月分の育毛剤を試すことができます。2ヶ月目以降は7,980円(税込)となり、これは当院が推奨する継続しやすい価格帯です。
さらに、いわゆる「定期縛り」がなく、ご自身の判断でいつでも解約が可能です。この利用者の立場に立った柔軟な契約条件も、当院が推奨する大きな理由の一つです。
ビフォーアフター写真
言葉で説明する以上に、実際の変化を見ることは大きな参考になります。「Pesod」の公式サイトには、使用者の方々のビフォーアフター写真が掲載されています。
もちろん、効果には個人差がありますが、同様の悩みを持つ方々がどのような変化を実感しているのかを確認することで、ご自身の未来像を具体的にイメージする助けになるでしょう。
ご興味のある方は、一度ご覧になることをお勧めします。
初期段階のAGA治療に関するよくあるご質問
最後に、患者様からよく寄せられる、初期段階のAGA治療に関する質問とその回答をまとめました。治療を始める前の不安や疑問の解消にお役立てください。
- 育毛剤を使えばフサフサになりますか?
-
育毛剤(医薬部外品)の主な目的は、今ある髪を健康に育て、抜け毛を予防し、頭皮環境を整えることです。
AGAの進行を抑制し、髪にハリやコシを与えることで、全体的なボリューム感を改善する効果は期待できますが、産毛も生えていない状態から、かつてのようなフサフサの状態にまで回復させる「発毛」効果を保証するものではありません。
現状維持、あるいは緩やかな改善を目標と考えるのが現実的です。
- 治療を始めると初期脱毛が起こると聞きました
-
はい、特にミノキシジルなどの発毛成分を含む医薬品を使用した場合に、「初期脱毛」と呼ばれる現象が起こることがあります。
これは、乱れたヘアサイクルが正常化する過程で、休止期にあった古い髪の毛が、新しく生えてくる健康な髪の毛に押し出されることで起こる一時的な脱毛症状です。
通常は治療開始後1ヶ月程度で始まり、2ヶ月ほどで落ち着きます。これは治療が効いている証拠とも言える現象ですが、ご不安な場合はすぐに医師にご相談ください。
- 途中で治療を中断するとどうなりますか?
-
AGAは進行性の脱毛症ですので、治療を中断すれば、残念ながら症状は再び進行し始めます。育毛剤や治療薬によって維持されていた状態が、徐々に治療前の状態へと戻っていきます。
AGA治療は長期的に継続することが前提となります。だからこそ、ご自身のライフスタイルや経済状況に合わせて、無理なく続けられる治療法を選択することが何よりも重要です。
- Pesodの遺伝子検査で何が分かりますか?
-
Pesodの遺伝子検査では、主に男性ホルモンに対する感受性の高さ、つまりAGAの発症しやすさのリスクを遺伝的な側面から評価します。
この結果は確定診断ではありませんが、ご自身の体質を客観的に知るための重要な情報となります。この情報を基に、より納得感を持って日々のケアに取り組むことが可能になります。
今回の記事では、薄毛が気になり始めた初期段階の方向けの治療法について解説しました。
しかし、AGA治療をすでに3年以上続けている方や、現在の治療法に限界を感じている方もいらっしゃるでしょう。そのような進行したAGAに対しては、より積極的な治療アプローチが必要です。
当院では、より進行した方向けの治療選択肢についても詳しい解説記事をご用意しています。
ご自身の状況に合わせて、次の段階の治療法について理解を深めたい方は、「薄毛治療開始してから3年以上経過の方向けのAGA治療」の記事もご一読ください。
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