ヘアケア成分として注目を集める「ヘマチン」は、特に女性の薄毛や髪の悩みに働きかける成分として、関心が高まっています。
この記事では、ヘマチンがどのような成分で、髪や頭皮にどのような良い影響を与えるのかを詳しく解説します。
ヘモグロビン由来のこの成分が持つ、髪を健やかに保つ力や、白髪予防への期待、そして日々のヘアケアへの取り入れ方まで、専門的な視点から分かりやすくお伝えします。
ヘマチンとは?その正体と由来
ヘマチンは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンを構成する「ヘム」という色素成分から作られます。
具体的には、ヘモグロビンを「ヘム」と「グロビン(タンパク質)」に分離し、ヘムに含まれる鉄イオンを酸化させて抽出したものです。
もともとは医療分野で血液関連の研究に用いられていましたが、その特異な性質がヘアケア分野で注目されるようになりました。
ヘモグロビンとの関係
ヘマチンは、酸素を運ぶ役割を持つヘモグロビンが分解されることで得られます。
ヘモグロビンが持つ「酸素と結合する能力」は失われていますが、代わりに「タンパク質と強く結合する能力」を獲得しています。
この性質が、髪の主成分であるケラチンタンパク質と結びつく上で重要な役割を果たします。
髪の成分「ケラチン」との親和性
髪の約80%はケラチンというタンパク質で構成されています。ヘマチンはこのケラチンタンパク質と非常に強く結合する性質を持っています。
髪に塗布するとヘマチンがケラチンのアミノ基と結合し、髪の内部構造を補強したり、キューティクルのダメージ部分を修復したりする助けとなります。
ヘマチンとケラチンの結合
| 要素 | 役割 | 結合のポイント |
|---|---|---|
| ヘマチン | ケラチンと結合する成分 | グロビン由来の結合能力 |
| ケラチン | 髪の主成分(タンパク質) | アミノ基が結合部位 |
| 結合効果 | 髪の補強・修復 | ダメージケア、ハリ・コシ向上 |
なぜヘアケアに使われるのか?
ヘマチンがヘアケアに用いられる主な理由は、その強力なケラチン結合能力と、活性酸素を除去する抗酸化作用にあります。
ダメージヘアの補修や髪の強度向上、カラーリングやパーマの持続性向上、さらには白髪予防や育毛環境の改善といった多岐にわたる効果が期待できるためです。
ヘマチンによる髪への具体的な効果
ヘマチンは髪に対して複数の有益な効果を発揮します。ダメージケアからボリュームアップ、白髪対策まで、その働きは多岐にわたります。
ダメージヘアの補修と強化
カラーリングやパーマ、紫外線などによってダメージを受けた髪はケラチンタンパク質が流出し、内部がスカスカの状態になっています。
ヘマチンは失われたケラチンを補うように結合し、髪の内部構造を強化します。これにより、髪の強度が増し、切れ毛や枝毛を防ぐ効果が期待できます。
髪のハリ・コシ・ボリュームアップ
ヘマチンが髪内部のケラチンと結合することで、髪一本一本にハリとコシが生まれます。
髪が根元から立ち上がりやすくなり、全体的なボリュームアップにつながります。特に、髪が細くボリュームが出にくいと感じている女性にとって、嬉しい効果と言えるでしょう。
ヘマチンによる髪質の変化
| 髪の状態 | ヘマチンの作用 | 期待される効果 |
|---|---|---|
| ダメージヘア | ケラチン結合による内部補修 | 強度向上、切れ毛・枝毛抑制 |
| 細い髪・軟毛 | 髪内部の密度向上 | ハリ・コシ向上、ボリュームアップ |
| カラー・パーマ毛 | 薬剤除去、キューティクル保護 | 色持ち・ウェーブ持続、ダメージ軽減 |
カラーやパーマの持ちを良くする
ヘマチンには、カラーリング剤やパーマ液に含まれるアルカリ成分を除去する働きがあります。施術後に残留したアルカリは髪のダメージや色落ち、ウェーブのだれを引き起こす原因となります。
ヘマチンを使用すると残留アルカリを中和し、カラーの色持ちやパーマのウェーブを長持ちさせる効果が期待できます。
紫外線ダメージからの保護
髪も肌と同様に紫外線によるダメージを受けます。紫外線は髪のキューティクルを傷つけ、内部のタンパク質やメラニン色素を破壊し、乾燥やパサつき、色あせの原因となります。
ヘマチンは紫外線吸収作用を持つため、髪を紫外線ダメージから守る効果も期待されています。
ヘマチンと白髪の関係|メラニン生成への働きかけ
白髪は、髪の色を作るメラニン色素が生成されなくなるために発生します。ヘマチンは、このメラニン生成に関わる酵素の働きを助ける可能性が指摘されています。
白髪の原因とは?
白髪の主な原因は、毛根にあるメラノサイト(色素細胞)の機能低下や消失です。メラノサイトはチロシナーゼという酵素を使って、アミノ酸の一種であるチロシンからメラニン色素を作り出します。
加齢や遺伝、ストレスや栄養不足、血行不良などが原因でメラノサイトの働きが衰えたり、チロシナーゼの活性が低下したりするとメラニンが作られなくなり、髪が白くなります。
メラノサイト活性に影響する要因
| 要因カテゴリ | 具体例 | 影響 |
|---|---|---|
| 内的要因 | 加齢、遺伝 | メラノサイト機能低下、減少 |
| 環境要因 | ストレス、紫外線 | 活性酸素増加、細胞ダメージ |
| 生活習慣要因 | 栄養不足、血行不良、睡眠不足 | 細胞への栄養供給不足、機能低下 |
ヘマチンはチロシナーゼ酵素を活性化させる?
ヘマチンには、メラニン生成に不可欠なチロシナーゼ酵素の働きを活性化させる効果があると言われています。
チロシナーゼが活発に働くことでメラニン色素の生成が促進され、白髪の予防や改善につながる可能性があります。
ただし、完全に白髪になった毛髪を黒髪に戻すのは困難であり、あくまで予防的な効果や白髪が増える速度を緩やかにする効果を期待するものです。
抗酸化作用による頭皮環境の改善
活性酸素は細胞を酸化させ、老化を促進する原因の一つです。頭皮で活性酸素が増加すると、メラノサイトや毛母細胞の働きが低下し、白髪や薄毛につながる場合があります。
ヘマチンは強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去することで頭皮環境を健やかに保ち、メラノサイトの老化を防ぐ助けとなります。
ヘマチンの抗酸化作用によるメリット
- 頭皮の細胞老化抑制
- メラノサイト機能の保護
- 毛母細胞の活性維持
- 健やかな育毛環境の維持
女性の薄毛・抜け毛に対するヘマチンの働きかけ
女性の薄毛や抜け毛の原因は多岐にわたりますが、ヘマチンはいくつかの側面から改善に貢献する可能性があります。
頭皮の血行促進と栄養供給
健やかな髪を育むためには、毛根に十分な栄養と酸素を届けることが重要です。
ヘマチン自体に直接的な血行促進効果は確認されていませんが、抗酸化作用によって頭皮環境が整うことで、間接的に血行が良好に保たれ、毛母細胞への栄養供給がスムーズになると期待されます。
活性酸素除去による毛母細胞の保護
毛母細胞は髪を作り出す源であり、活性酸素によるダメージを受けるとその機能が低下し、薄毛や抜け毛の原因となります。
ヘマチンの抗酸化作用は、毛母細胞を活性酸素のダメージから守り、正常なヘアサイクルを維持する上で役立ちます。
ヘアサイクルとヘマチンの関与
| ヘアサイクル期 | 特徴 | ヘマチンの期待される役割 |
|---|---|---|
| 成長期 | 毛母細胞が活発に分裂し、髪が伸びる期間 | 毛母細胞保護、健やかな成長サポート |
| 退行期 | 毛母細胞の分裂が停止し、成長が止まる期間 | 頭皮環境維持によるスムーズな移行補助 |
| 休止期 | 毛根が浅くなり、髪が抜け落ちる準備期間 | 頭皮環境維持による次期成長期への備え |
男性型脱毛症(AGA)への効果は?
男性型脱毛症(AGA)の主な原因は、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響です。ヘマチンには、DHTの生成を抑制する「5αリダクターゼ阻害作用」も報告されています。
このため、男性だけでなく、女性の男性型脱毛症(FAGA)に対しても、一定の効果が期待できる可能性があります。
ただし、その効果はミノキシジルなどの医薬品成分と比較すると穏やかであると考えられます。
ヘマチン配合製品の選び方と使い方
ヘマチンの効果を実感するためには、適切な製品を選び、正しく使用することが大切です。
シャンプー、トリートメント、美容液など
ヘマチンはシャンプーやコンディショナー、トリートメントやヘアマスク、洗い流さないトリートメントや頭皮用美容液など、様々なヘアケア製品に配合されています。目的に合わせて製品タイプを選びましょう。
例えば、日々のダメージケアならシャンプーやトリートメント、集中ケアならヘアマスクや美容液が適しています。
ヘマチン配合製品の種類と特徴
| 製品タイプ | 主な目的 | 使用頻度 |
|---|---|---|
| シャンプー | 洗浄、日常的なケア | 毎日 |
| トリートメント | ダメージ補修、質感向上 | 毎日~週数回 |
| 頭皮美容液 | 頭皮環境改善、育毛サポート | 毎日(推奨) |
| ヘアマスク | 集中ダメージケア | 週1~2回 |
濃度や配合成分のチェックポイント
ヘマチン配合製品を選ぶ際は、成分表示を確認しましょう。一般的に、成分表示は配合量の多い順に記載されています。
ヘマチンが上位に記載されているほど、高濃度である可能性が高いです。
また、ヘマチン以外の保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸など)や、頭皮ケア成分(グリチルリチン酸2K、センブリエキスなど)が配合されているかも確認すると良いでしょう。
効果的な使い方と注意点
ヘマチン配合のシャンプーやトリートメントは、髪に塗布した後すぐに洗い流さずに数分間置くと、ヘマチンが髪に浸透しやすくなります。
特にトリートメントやヘアマスクは、髪全体に丁寧になじませ、蒸しタオルなどで加温するとより効果的です。
ただし、ヘマチンは濃度が高いと髪がきしむことがあるため、使用感を確認しながら使いましょう。
また、ヘマチンは黒褐色の成分ですが、髪や肌を染めることはありません。
他の育毛成分との比較|ヘマチンの独自性
育毛やヘアケアに用いられる成分は多数ありますが、ヘマチンには他の成分にはない独自の特徴があります。
ミノキシジルとの違い
ミノキシジルは、血管拡張作用により頭皮の血行を促進して毛母細胞を活性化させる医薬品成分です。発毛効果が認められていますが、副作用のリスクもあります。
一方、ヘマチンは化粧品成分であり、主に髪の補修や強化、頭皮環境の改善、白髪予防といった多角的な方法で髪の健康をサポートします。
直接的な発毛効果はミノキシジルほど強くありませんが、副作用の心配はほとんどありません。
ヘマチンとミノキシジルの比較
| 項目 | ヘマチン | ミノキシジル |
|---|---|---|
| 分類 | 化粧品成分 | 医薬品成分 |
| 主な作用 | 髪補修、抗酸化、メラニン生成補助、5αリダクターゼ阻害(穏やか) | 血行促進、毛母細胞活性化 |
| 期待される効果 | ダメージケア、ハリ・コシUP、白髪予防、育毛環境改善 | 発毛促進、脱毛抑制 |
| 副作用リスク | 低い(まれにきしみ) | あり(頭皮のかゆみ、かぶれ、動悸など) |
キャピキシルやリデンシルとの違い
キャピキシルやリデンシルは、近年注目されているスカルプケア成分です。
キャピキシルは、脱毛ホルモンDHTの原因となる5αリダクターゼの抑制作用と、毛包の維持に関わる成分の生成促進作用を持ちます。
リデンシルは、毛母細胞の元となるバルジ領域の幹細胞に働きかけ、毛髪の成長を促します。
ヘマチンはこれらの成分とは異なり、髪自体の補修・強化や白髪ケアにも働きかけられる点が特徴です。
ヘマチンならではの強み
ヘマチンの最大の強みは、一つの成分で「髪の補修・強化」「白髪予防・ケア」「頭皮環境の改善(抗酸化)」「育毛サポート(5αリダクターゼ阻害)」といった複数の効果が期待できる点です。
特に、髪のダメージケアと白髪ケアを同時に行いたいと考える女性にとって、魅力的な成分と言えるでしょう。
ヘマチンの多機能性
- ケラチン結合によるダメージ補修
- チロシナーゼ活性化による白髪ケア
- 抗酸化作用による頭皮環境改善
- 5αリダクターゼ阻害による育毛サポート
女性特有の髪の悩みとヘマチン|ライフステージの変化と髪
女性の髪の悩みは男性とは異なり、ホルモンバランスの変化やライフイベントと密接に関わっています。
ホルモンバランスの変化(妊娠・出産・更年期)と髪
妊娠中や出産後、更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が大きく変動します。
エストロゲンは髪の成長を促進してハリやツヤを保つ働きがあるため、その減少は髪のボリュームダウン、細毛化、抜け毛(産後脱毛症、FAGAなど)につながりやすくなります。
ヘマチンによる髪の補強効果や頭皮環境のサポートは、こうしたホルモンバランスの変化による髪質の低下を感じる時期のケアとして役立つ可能性があります。
女性ホルモンと髪の関係
| ライフステージ | ホルモン変動 | 髪への影響例 |
|---|---|---|
| 妊娠中 | エストロゲン増加 | 髪の成長期延長、抜け毛減少 |
| 出産後 | エストロゲン急減 | 産後脱毛症(一時的な抜け毛増加) |
| 更年期 | エストロゲン減少 | 髪の細毛化、ボリュームダウン、FAGAリスク増 |
過度なダイエットやストレスの影響
無理なダイエットによる栄養不足や、慢性的なストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、頭皮の血行不良や栄養不足を引き起こします。
これにより髪の成長が妨げられ、抜け毛や薄毛の原因となることがあります。ヘマチンの抗酸化作用や頭皮環境を整える働きは、こうした生活習慣による髪への負担を軽減する一助となるかもしれません。
しかし、根本的な解決には、バランスの取れた食事やストレス管理が重要です。
美容施術(カラー・パーマ)との付き合い方
おしゃれを楽しむためにカラーリングやパーマを繰り返す方も多いでしょう。しかし、これらの施術は髪や頭皮に負担をかける可能性があります。
ヘマチンは、施術によるダメージを補修して残留アルカリを除去することで、髪への負担を軽減しながらおしゃれを楽しむ手助けをします。
施術後のケアにヘマチン配合製品を取り入れると、髪の健康を維持しやすくなります。
女性の薄毛治療におけるヘマチンの位置づけ
ヘマチンは医薬品ではありませんが、日常のヘアケアに取り入れると、髪と頭皮の健康維持をサポートする成分です。
なかでもダメージケアやハリ・コシ改善、白髪予防や頭皮環境改善といった点で、女性の多様な髪の悩みに応える可能性があります。
クリニックでの専門的な治療と並行して、あるいは治療後のメンテナンスとして、ホームケアにヘマチンを活用することは、健やかな髪を育むための有効な選択肢の一つと考えられます。
ヘマチン使用における安全性と副作用
ヘマチンは一般的に安全性の高い成分と考えられていますが、いくつかの点に注意が必要です。
アレルギーや刺激の可能性
ヘマチンは血液由来の成分ですが、化粧品に使用されるものは精製されており、アレルギーのリスクは低いとされています。
しかし、体質によっては、まれに頭皮にかゆみや刺激を感じる可能性も否定できません。
初めて使用する際は、念のためパッチテストを行うか、少量から試してみることをおすすめします。
髪がきしむことがある?
ヘマチンは髪のケラチンと強く結合する性質があるため、特に高濃度の製品を使用した場合や、ダメージが少ない健康な髪に使用した場合に、一時的に髪がきしむように感じるケースがあります。
これは、髪が補強されて硬さが出ることによるものです。通常は、コンディショナーやトリートメントを併用すると、なめらかな手触りに整えられます。
ヘマチン使用時の留意点
| 現象 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| アレルギー・刺激 | まれな体質による反応 | パッチテスト、少量から試す、使用中止 |
| きしみ感 | ケラチン結合による髪の補強 | コンディショナー等の併用、使用量の調整 |
長期使用における安全性
ヘマチンは、化粧品成分として長年の使用実績があり、長期使用における安全性についても特に問題は報告されていません。
髪や頭皮に残存して悪影響を及ぼすといった心配も少ないと考えられます。
ただし、どのような成分でも、肌に合わない場合は使用を中止することが大切です。
よくある質問(FAQ)
さいごに、ヘマチンに関してよく寄せられる質問をまとめます。ツヤの減少やパサつきなどの髪の悩みに、ヘマチンが新しい選択肢となるかもしれません。
- ヘマチンは毎日使っても大丈夫ですか?
-
ヘマチン配合のシャンプーやトリートメントは、基本的に毎日ご使用いただけます。継続して使用すると、髪質の改善や頭皮環境の維持が期待できます。
ただし、製品の使用方法に従い、ご自身の髪や頭皮の状態に合わせて頻度を調整してください。
- ヘマチンを使うと髪が黒くなりますか?
-
ヘマチン自体に髪を黒く染める効果はありません。ヘマチンは黒褐色の成分ですが、髪の内部でケラチンと結合するため、髪の表面に色がつくことはありません。
白髪への効果は、メラニンを作る細胞の働きをサポートすることによる予防的な側面が主です。
- どのくらいの期間で効果を実感できますか?
-
効果の感じ方には個人差がありますが、髪のダメージ補修やハリ・コシといった質感の変化は、比較的早期(数回の使用)から感じられる場合があります。
一方、白髪予防や育毛環境の改善といった効果は、頭皮環境やヘアサイクルに関わるため、数ヶ月単位での継続使用が必要になるケースが多いです。
- クリニックでの治療と併用できますか?
-
多くの場合、クリニックでの薄毛治療(内服薬、外用薬、注入療法など)とヘマチン配合製品によるホームケアは併用可能です。むしろ、相乗効果が期待できる場合もあります。
ただし、治療内容によっては注意が必要な場合もありますので、必ず担当医師にご相談ください。
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