頭皮が湿ったようなにおいや油のようなにおい、または何をしても頭皮の臭いが改善しないと悩んでいる方は少なくありません。
髪のボリュームが減ったり、薄毛の進行と重なって頭皮環境が悪化し、悩みが深刻化するケースも見受けられます。こうした状況を解消するためには、適切な原因の把握と改善方法の理解が重要です。
生活習慣の見直しから専門機関の受診まで、頭皮の悩みを解消しながら健康的な髪を育むための具体的なアプローチを紹介いたします。
頭皮に異常な臭いが生じるメカニズム

頭皮に気になる臭いが生じる背景には、さまざまな要因が複合的に作用しています。
脂質の分解による菌の繁殖、男性ホルモンの影響、ストレスによる皮脂分泌の増加など、複数の原因が同時に発生すると臭いが強くなる傾向があります。まずは頭皮で何が起こっているのかを理解することが大切です。
皮脂の酸化と菌の繁殖
頭皮には皮脂を分泌する皮脂腺が存在し、外部の刺激から保護する役割を担っています。しかし皮脂が過剰に分泌されたり、髪や頭皮に残った汚れが酸化・分解されると、菌が繁殖しやすい環境になります。
これが嫌なにおいの発生につながります。
頭皮トラブルと原因の対比
| 主なトラブル | 考えられる原因 | 臭いへの影響 |
|---|---|---|
| 皮脂過剰分泌 | 食生活の偏り | 油っぽいにおいが強くなる |
| 毛穴詰まり | 洗髪不足や汚れの蓄積 | 菌が増殖し、酸っぱいにおいが発生 |
| フケの増加 | 乾燥や合わないシャンプー | 古い角質が残り、頭皮のにおいが増す |
| 炎症・かゆみ | ストレスや刺激物質 | 炎症部位に細菌が集まりにおいが強くなる |
頭皮に汗をかきやすい人や、血行不良がある人も菌が増殖しやすいため、においの原因を複合的に考えることが必要です。
男性ホルモンの影響
AGA(男性型脱毛症)の原因にも関係する男性ホルモンは、頭皮の皮脂分泌に深く関与しています。男性ホルモンが増えると皮脂腺の活動が活発になり、脂が過剰に出やすい状態になります。
過剰な皮脂が菌の餌となって繁殖を助長し、嫌なにおいが発生しやすくなります。
ストレスと生活習慣
現代社会では仕事や人間関係などでストレスを抱えやすい傾向があります。ストレスによって自律神経が乱れると、皮脂分泌量の増加や血行不良を招きます。
また睡眠不足や栄養バランスの崩れも頭皮の環境を悪化させ、においを強める要因になります。
- 過度な飲酒や喫煙
- 睡眠不足
- 栄養素の偏り
- 運動不足
これらの要素が複合的に重なると、頭皮の臭いが顕著に感じられるようになります。
頭皮の臭いとAGAの関係
頭皮の異常なにおいとAGAの進行は、どのように関連しているのでしょうか。臭いが気になる方の中には、「薄毛が進行しているようだ」「頭皮環境が悪いのではないか」と悩む方も多いです。
AGAは男性ホルモンの変換酵素と関連が深く、その影響は皮脂分泌にも及びます。
AGAのしくみ
AGAは、男性ホルモンであるテストステロンが酵素(5αリダクターゼ)によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることで毛包が縮小し、髪が細く短くなります。
この男性ホルモンの影響による皮脂分泌の増加は、頭皮の臭いを悪化させる大きな要因の1つです。
頭皮トラブルを悪化させる要因
AGAによって髪が細くなると頭皮が外気や紫外線に直接さらされ、皮脂が酸化しやすくなります。毛髪が薄くなった分だけ汚れが付着しやすく、においの原因となる菌が定着しやすい環境ができあがります。
頭皮トラブルとAGAの進行は相互に影響を与え合うため、どちらか一方に対処するだけでは根本解決が難しくなることがあります。

受診が必要なサイン
- フケが大量に出て頭皮全体がかゆい
- 何をしても頭皮の臭いが取れない
- 髪の生え際や頭頂部のボリューム低下を感じる
- 赤みや湿疹が治まらない
上記のような症状が続く場合は、放置すると状態がさらに悪化する危険性があります。専門機関で原因を明確にし、適切な治療を進めることで改善が期待できます。
セルフケアによる改善方法
頭皮の臭いを改善するには、まず毎日実践できるセルフケアが不可欠です。正しい洗髪方法やヘアケア製品の選び方、食生活の見直しなどを組み合わせることで頭皮環境が整い、においの軽減につながるでしょう。
洗髪方法の見直し
過度に洗いすぎたり、洗い方が不十分だと頭皮の汚れが残り、菌の繁殖を助長してしまいます。ゴシゴシこすりすぎると頭皮を傷つけるため、やさしくマッサージするように洗うことが大切です。
正しい洗髪手順
| 手順 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 湯洗い | ぬるめ(約38℃前後)のシャワーで髪を濡らす | 事前に汚れを流し、シャンプー時の泡立ちを良くする |
| シャンプー | 少量を手に取り、指の腹でマッサージするように洗う | 爪を立てずに、頭皮をやさしく刺激して血行を促す |
| すすぎ | 頭皮に泡が残らないように丁寧に洗い流す | シャンプー剤の残留はかゆみや臭いの原因になる |
| コンディショナー | 髪の毛先を中心になじませる | 頭皮ではなく毛髪を中心に塗布し、洗い残しのないように注意 |
| 仕上げ | しっかり水気を取り、ドライヤーで根元から乾かす | 生乾きは菌が繁殖しやすくなり、においの原因になる |
適切な温度のお湯で洗うこと、シャンプーやコンディショナーを頭皮に残さないことが重要です。
頭皮環境を整える食生活
頭皮の皮脂や菌の繁殖は、食習慣とも密接に関係しています。油脂や糖質を摂りすぎると皮脂分泌量が増加し、頭皮の臭いが悪化する要因になります。バランス良い食事を心がけることが改善への一歩です。
食事で摂取したい栄養素
- タンパク質(大豆製品、魚、肉など)
- ビタミンB群(レバー、卵、緑黄色野菜など)
- ビタミンC(柑橘類、ベリー系果物など)
- 必須脂肪酸(青魚、ナッツ類など)
タンパク質は髪を構成する主成分なので意識して摂ることが大切です。ビタミンB群は皮膚や粘膜の代謝を助け、ビタミンCは抗酸化作用によって皮脂の酸化を防ぎます。
食事のポイント
| 食事のポイント | 内容 |
|---|---|
| バランスのよい献立 | 主食・主菜・副菜をバランスよく摂取する |
| 過度な糖質・脂質の制限 | エネルギー不足にならない範囲でコントロール |
| 魚中心の献立 | 必須脂肪酸を効率的に摂取する |
| 野菜・果物の摂取 | 抗酸化作用や代謝促進のビタミンを補給 |
生活が忙しくて自炊が難しい方は、サプリメントの活用も検討できます。ただしサプリメントだけに頼りすぎることなく、基本は食事による摂取が望ましいです。
ヘアケア製品の選び方
頭皮の臭いが気になる方は、洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと皮脂を必要以上に落としてしまい、逆に皮脂の過剰分泌を招くことがあります。自分の頭皮の状態に合ったヘアケア製品を選択することが大切です。
- 頭皮がべたつく方:皮脂バランスを整える機能を持つもの
- 頭皮が乾燥しやすい方:保湿力が高く、頭皮にやさしい成分を配合したもの
- 敏感肌の方:低刺激性で添加物が少ないもの
頭皮の状況によって洗いすぎるリスクを考える必要があります。1日2回以上シャンプーするなど過度な洗髪は注意が必要です。
生活習慣の改善
頭皮に異常なにおいが続く場合、頭皮ケアだけでなく生活習慣の見直しも重要です。特に睡眠時間の確保、ストレス管理、適度な運動などがポイントになります。
頭皮に負担をかける生活習慣
| 生活習慣 | 負担の内容 | 改善のヒント |
|---|---|---|
| 睡眠不足 | ホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌が増える | 毎日5〜7時間の安定した睡眠をとる |
| ストレス過多 | 自律神経が乱れ、血行不良や皮脂増加を招く | 趣味や運動などでストレスを軽減する |
| 飲酒・喫煙の習慣 | 体内の酸化が進み、皮脂の品質が悪くなる | 飲酒量をコントロールし喫煙本数を減らす |
| 運動不足 | 代謝が低下して頭皮環境が悪化しやすい | ウォーキングなど軽い運動を取り入れる |
頭皮の健康を維持するうえで、身体全体のコンディションを整えることは非常に重要です。
AGAクリニックで行う診療内容

頭皮の臭いは、セルフケアである程度改善できることもありますが、AGAが進行している場合はクリニックでの診断と治療が必要になるケースがあります。
専門医の意見を聞きながら対策を進めると、より効果的に頭皮環境の改善を目指せます。
カウンセリング
専門のクリニックでは、まず問診を通して生活習慣や既往症、遺伝的要因などを確認します。頭皮や毛髪の状態を詳細に聞き取り、患者本人が抱える悩みを正確に把握したうえで治療方針を提案します。
検査
AGAかどうか、皮脂分泌量や頭皮のトラブルの程度を客観的に知るために必要な検査を行います。頭皮環境の評価や血液検査によるホルモンバランスの測定などが挙げられます。
主な検査項目
| 検査名 | 内容 | 意義 |
|---|---|---|
| 血液検査 | ホルモン値や栄養状態を調べる | AGAの進行度合いや全身状態を把握する |
| マイクロスコープ | 頭皮を拡大して毛根や毛穴の状態を確認 | 毛髪の太さや毛穴周辺の炎症を視覚的に確認 |
| 皮脂量測定 | 頭皮に残っている皮脂の量を計測する | 脂漏性皮膚炎や菌の繁殖状況を推測する |
| 触診・視診 | 医師による触診と視覚的評価 | 炎症の有無や薄毛の範囲を総合的に判断 |
検査結果を基にして頭皮の臭いだけでなく、薄毛の進行度合いや原因を明確にすることで、効果的な治療を導くことができます。
治療薬の処方
AGA治療薬には内服薬や外用薬があり、男性ホルモンの作用をブロックしたり、血行を促進して毛髪の成長を助けたりする作用があります。
内服薬と併用で外用薬を使うケースが多く、頭皮の臭いに対しては皮脂コントロールをしながら治療を進めます。
その他の治療法
薬の服用だけでなく、頭皮ケアや育毛メソッドなどを並行して行う場合があります。
たとえばメソセラピーのように有効成分を頭皮に直接注入して毛髪の成長を促す方法や、ライト照射による頭皮の血行促進などが選択肢に挙がります。
頭皮が気になる人のための正しいヘアケア

AGAクリニックでの治療と並行して、日々のヘアケア方法を正しく実践することが頭皮の臭い対策には不可欠です。過剰な皮脂分泌を抑えつつ健康的な髪を育むためのヘアケアを続けましょう。
シャンプー選びのポイント
頭皮トラブルや臭いの原因となるのが洗浄力の強すぎるシャンプーや、頭皮に合わない成分が含まれているケースです。クリニックでカウンセリングを受けながら製品を検討すると失敗が少なくなります。
- 洗浄成分がマイルドなアミノ酸系シャンプー
- 保湿成分が豊富で頭皮の乾燥を防ぐもの
- ノンシリコンでもきしみにくい処方のもの
好みに合わせるよりも、まずは頭皮のコンディションを最優先に考えて選ぶことが重要です。
頭皮マッサージの方法
頭皮マッサージは血行を促進し、毛根に栄養を行きわたらせる効果が期待できます。血行が改善すると皮脂の排出がスムーズになり、菌の増殖も抑えられやすくなります。
頭皮マッサージの工程
| 工程 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 指の腹で押す | 頭頂部から側頭部にかけてゆっくり押す | 爪を立てず圧は適度にする |
| 円を描く | 頭皮を軽くつまむように円を描く | 強くこすりすぎないようにする |
| こめかみ | こめかみ周辺を軽くプッシュして血流を促す | デリケートな部位なので力加減に注意 |
| 後頭部 | 首筋から上に向かって指を動かす | 凝りがひどい部分は丁寧にほぐす |
頭皮マッサージを行うタイミングは、シャンプー前後や入浴中、寝る前などが挙げられます。毎日の習慣にすると持続的な効果が見込めます。
ドライヤーの使い方
シャンプー後の濡れた状態のままで放置すると、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。ドライヤーを使う際は、根元を中心に先に乾かし、毛先は最後に乾かす要領で頭皮から離しすぎないようにすることがポイントです。
熱風を頭皮に近づけすぎると乾燥トラブルを招くため、ドライヤーの温度や距離にも注意が必要です。
- タオルドライで水分をしっかり吸収
- いきなり高温で乾かさない
- ドライヤーを振りながら動かす
これらを意識するだけでも頭皮トラブルのリスクを減らすことができます。
クリニックに通うメリット
何をしても頭皮の臭いが取れないと感じる方や、AGAの進行が気になる方は、早めに専門のクリニックで診断を受けることをおすすめします。
専門的な検査とカウンセリングを通じて原因を特定し、適切な処置を受けることで大きなメリットが得られます。
専門医による原因究明
頭皮の異常なにおいの原因は一つとは限りません。皮脂の過剰分泌、菌の繁殖、生活習慣、ホルモンバランスなど複数の要因が重なるケースが多いです。
専門医の視点から総合的に診断することで、適切な治療計画を立てやすくなります。
適切な治療方針の提案
状態に応じて内服薬や外用薬、頭皮ケアの見直しなどを組み合わせた提案を受けることができます。
市販のヘアケア製品やサプリメントだけでは対処しきれない部分を専門医が補ってくれるため、効率的に頭皮環境を整えられます。
費用のイメージ
| 治療内容 | 参考費用帯(円/月) | 特徴 |
|---|---|---|
| 内服薬 | 3,000〜10,000 | AGAに有用な成分を含む処方薬 |
| 外用薬 | 2,000〜8,000 | 頭皮に直接塗布して血行や発毛をサポート |
| メソセラピー等 | 10,000〜30,000 | 有効成分を頭皮に直接注入して発毛を促す |
| 血液検査・頭皮検査 | 5,000〜15,000 | 原因の特定や進行度の確認 |
上記はあくまで一般的な目安です。個々の症状やクリニックによって費用は変わりますが、事前にカウンセリングで相談できます。
継続的なフォローアップ
頭皮や毛髪の状態は日々変化します。季節の影響や生活習慣の変化で皮脂分泌量も増減するため、継続的に状況をチェックしながら治療を行うことが重要です。
定期的に通院することで、変化を見逃さずに対応ができる利点があります。
治療期間の流れ
| 時期 | 主な内容 |
|---|---|
| 初期カウンセリング | 頭皮環境のチェック、既往症や生活習慣のヒアリング |
| 治療開始 | 内服・外用薬の処方、ケア方法の指導 |
| 中間チェック | 血液検査や頭皮検査、発毛具合や皮脂量の変化を確認 |
| 継続治療 | 状況に応じて治療法を変更、さらなる改善を目指す |
一度受診して終わりではなく、継続的にサポートしてもらうことで長期的な改善につなげやすくなります。

よくある質問
頭皮の異常な臭いとAGAに関する疑問は、非常に多岐にわたります。ここでは代表的な質問とその回答を簡単にまとめました。頭皮ケアやクリニック受診のきっかけにしてみてください。
- 日常生活で気をつけるべきことは
-
頭皮のにおい対策としては、洗髪を正しく行うこと、シャンプーやコンディショナーをしっかりすすぐこと、そしてドライヤーで髪を根元まできちんと乾かすことが大切です。
また、暴飲暴食や喫煙習慣は皮脂分泌の乱れを助長するため、見直すことをおすすめします。睡眠時間を十分にとり、ストレスを溜めこまないように心がけることも頭皮環境を良好に保つポイントです。
日常生活で意識すべきこと
行動 内容 タオルドライ 髪を傷めずに、頭皮の水分をしっかり取る ドライヤー 根元から乾かし、生乾きの状態を防ぐ シャンプー ぬるま湯を使い、洗い残しのないように心がける ブラッシング 髪の絡まりを防止し、頭皮への負担を軽減する - AGAと診断されたらどうする
-
AGAと診断された場合、まずは治療薬の使用を検討します。内服薬・外用薬を中心とした治療から始めるケースが多く、必要に応じて育毛メソッドを並行します。
治療期間や費用は個人差があるため、専門のクリニックと相談しながら進めてください。
- 内服薬でホルモンバランスを整える
- 外用薬で頭皮環境を改善する
- 定期的な診察や検査で経過を観察する
症状や進行具合によって治療プランが異なるため、自己判断でやめずに専門医の指導を仰ぐことが重要です。
- 頭皮の臭いに関連する費用
-
AGAの治療費は保険適用外となることが多く、頭皮の臭いを含めたトラブルに対する検査や治療薬のコストはクリニックによって異なります。
カウンセリング時に見積もりを確認しておくと安心です。費用を理由に治療を後回しにしていると、AGAが進行して抜け毛がさらに増える可能性もあるため、早めの相談が望ましいです。
- 治療期間の目安
-
AGA治療は短期間で劇的に変化するものではなく、最低でも数カ月〜半年以上の継続が推奨されます。
特に頭皮の臭いは生活習慣や皮脂バランスの改善が必要になるケースもあるため、ある程度の時間をかけて取り組むことが求められます。
治療を継続することで薄毛の進行を食い止めつつ、頭皮環境の改善も狙えます。
以上
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