運動嫌いでも続けられる、5αリダクターゼを減らすための簡単エクササイズ3選

運動嫌いでも続けられる、5αリダクターゼを減らすための簡単エクササイズ3選

薄毛に悩む男性の多くが気にしている5αリダクターゼは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンに変換され、毛根を萎縮させる原因です。

ただし、日々の生活に運動を取り入れることで、この5αリダクターゼの活性を抑制し、薄毛の進行を緩やかにできる可能性が報告されています。

本記事では、運動が苦手な方でも無理なく始められる、効果的なエクササイズ方法と継続のコツをわかりやすく解説していきます。


この記事を書いた医師

内科総合クリニック人形町 院長 藤田 英理(総合内科専門医)
Dr. 藤田 英理

内科総合クリニック人形町 院長

  • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
  • 東京大学医学部保健学科および横浜市立大学医学部を卒業
  • 東京大学付属病院や虎の門病院等を経て2019年11月に当院を開業

最寄駅:東京地下鉄 人形町および水天宮前(各徒歩3分)

目次

5αリダクターゼを抑制する運動の基本

男性型脱毛症(AGA)の主要因である5αリダクターゼは、運動により制御が望め、ここでは、運動による5αリダクターゼへの影響とメカニズム、効果的な運動方法、そしてホルモンバランスの改善について見ていきます。

運動と5αリダクターゼの関係性を理解する

運動で5αリダクターゼを抑える仕組み図(DHT・毛包・血流の関係)

男性型脱毛症(AGA)の進行において重油小名5αリダクターゼは、テストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)への変換を促進する酵素です。

運動強度5αリダクターゼへの影響
軽度わずかな抑制効果
中度持続的な抑制効果
高度顕著な抑制効果

運動時に分泌される成長ホルモンとβエンドルフィンの相乗効果により、5αリダクターゼの活性が抑制される生化学的なメカニズムが解明されています。

特に有酸素運動を定期的に行うことで、血中の5αリダクターゼ濃度が有意に低下することが、実証されました。

運動強度と効果

運動強度の設定は、個人の体力レベルや健康状態に応じて判断し、過度な負荷は逆効果となる場合もあります。

運動種類推奨時間
ウォーキング30-40分
ジョギング20-30分
水泳30-45分
サイクリング40-60分

適度な運動強度を維持すると、5αリダクターゼの活性を効果的に抑制しながら、血行促進効果も期待でき、運動時の心拍数を最大心拍数の60-70%程度に保つことが大切です。

継続的な運動がホルモンバランスに与える影響

継続的な運動により、テストステロンの分泌がコントロールされ、結過剰なDHTの産生が抑制されることが、明らかになっています。

運動による血行促進効果は、頭皮の毛細血管を拡張させ、毛根への栄養供給を促進することで、健康な髪の成長をサポートします。

自宅で気軽にできる!初心者向けの低強度エクササイズ

自宅でできる低強度エクササイズ3選(首肩ストレッチ・座位スクワット・デスク腕立て)

男性型脱毛症(AGA)の進行抑制には適度な運動習慣が寄与するので、運動経験の少ない方でも自宅で実践できる、5αリダクターゼの活性を抑える効果的なエクササイズをご紹介します。

ストレッチで始める朝のルーティン

朝のストレッチには、5αリダクターゼの過剰な産生を抑制する働きがあり、頭皮の血行促進にも優れた効果をもたらします。

特に起床直後の柔軟運動は、一日の始まりに身体を目覚めさせながら、ホルモンバランスを整えるという点で非常に有効な手段です。

部位推奨時間
首筋3分
肩周り5分
背中4分
腰回り3分

首や肩のこりは、頭皮の血行不良を起こし、5αリダクターゼの働きを活発にしてしまう要因となることが明らかになっています。

毎朝10分程度の全身ストレッチを行うことで、自律神経系のバランスが改善され、ストレスホルモンの分泌が抑制されることで、間接的に5αリダクターゼの活性化を防ぐ効果が見込めます。

ストレッチを始める前に、軽い有酸素運動として、その場での足踏みや軽いジョギングを2〜3分行うことで、身体が温まり、より効果的なストレッチが実施できます。

また、デスクワークの合間にできる椅子を活用した筋力トレーニングは、5αリダクターゼの産生を抑える効果的な方法です。

運動種類目安回数
座位スクワット15回×3セット
デスクプッシュアップ10回×3セット
椅子ディップス12回×3セット
レッグレイズ20回×2セット

運動強度は息が弾む程度を目安とし、会話ができる程度の強度を維持することが推奨されます。

呼吸法を取り入れたリラックス運動

腹式呼吸5分ルーティンのタイムライン(4-1-6呼吸でストレス低減)

ストレス管理と呼吸法は、5αリダクターゼの過剰産生を防ぐ上で重要な要素です。

腹式呼吸を意識的に行うことで、副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が抑制されます。

  • 呼吸の基本 鼻を伸ばし、肩の力を抜く
  • 頻度 1日3回、各5分程度
  • タイミング 食後、入浴後、就寝前が効果的

呼吸法を行う際は、静かな環境で、目を閉じて集中することで、より深いリラクゼーション効果が得られ、腹式呼吸を行う際は、手を腹部に当て、呼吸に合わせて腹部が膨らむように意識してください。

深い呼吸を繰り返すことで、血中の酸素濃度が上昇し、細胞の代謝が活発になることで、頭皮の健康維持にも好影響をもたらします。

運動習慣化のコツと5αリダクターゼ減少への長期的効果

男性型脱毛症(AGA)の改善には、5αリダクターゼを抑制する運動の継続が鍵となります。

無理のない目標設定で習慣化を促進

継続可能な運動習慣を確立するためには、個人の生活スタイルや体力に合わせた目標設定が重要です。

目標レベル週当たりの運動時間
初級60-90分
中級120-150分
上級180-240分

自身の現状を正確に把握し、段階的なステップアップを計画することで、持続的な運動習慣の形成に繋がります。

運動の種類や強度を徐々に増やしていくと、身体への負担を最小限に抑えながら、効果的な5αリダクターゼの抑制を実現できます。

生活リズムに組み込む具体的な方法

一日の運動導線プラン(朝ストレッチ・昼散歩・夕方ジョグ・就寝前ヨガ)

日常生活の中に運動を自然な形で取り入れることは、継続的な実践において大切です。

時間帯おすすめの運動
ストレッチ
昼休み散歩
夕方ジョギング
就寝前ヨガ

朝型の生活リズムを意識的に取り入れることで、夕方以降の疲労や時間的制約による運動機会の損失を防ぐことが可能です。

就寝前の軽いストレッチや呼吸法の実践は、自律神経系のバランスを整え、良質な睡眠を促進することで、5αリダクターゼの過剰な活性化を抑制できます。

仕事中のデスクワークの合間に、簡単なストレッチや姿勢調整を行うことで、血行促進と共に、ストレス軽減にも効果的な働きかけを実現できます。

継続による身体的・精神的な変化の実感

定期的な運動の継続は5αリダクターゼの抑制効果だけでなく、全身の健康状態の改善にも寄与します。

運動を習慣化することで血液循環が促進され、頭皮の健康状態が改善されるとともに、ストレスホルモンの分泌が抑制され、AGAの進行を緩やかにすることが可能です。

身体活動量の増加に伴い基礎代謝が向上しすると、体重管理が容易になるだけでなく、睡眠の質も上がることで、ホルモンバランスの正常化が期待できます。

この記事のまとめ

参考文献

Yarrow JF, Mccoy SC, Borst SE. Intracrine and myotrophic roles of 5α-reductase and androgens: a review. Medicine and science in sports and exercise. 2012 May;44(5):818.

Choi J, Jun M, Lee S, Oh SS, Lee WS. The association between exercise and androgenetic alopecia: a survey-based study. Annals of dermatology. 2017 Aug 1;29(4):513-6.

Courtney A, Triwongwarant D, Chim I, Eisman S, Sinclair R. Evaluating 5 alpha reductase inhibitors for the treatment of male androgenic alopecia. Expert Opinion on Pharmacotherapy. 2023 Dec 12;24(18):1919-22.

Cranwell, William, and Rodney Sinclair. “Male androgenetic alopecia.” (2015).

Asfour L, Cranwell W, Sinclair R. Male androgenetic alopecia. Endotext [Internet]. 2023 Jan 25.

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