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医療脱毛を受けて後悔していることベスト5|事例を知って後悔のない脱毛をしよう

院長 藤田

こんばんは。内科総合クリニック人形町 院長の藤田です。

医療脱毛は、見た目が美しくなるばかりでなく、永久脱毛により日々のお手入れの煩わしさからも開放されるメリットの大きな脱毛方法です。

ただその反面、まとまった費用が必要になったり、痛みを伴ったりなど、人によっては感じてしまうデメリットもいくつか存在します。

本記事では後悔のない医療脱毛を行っていただくために、実際に医療脱毛で後悔することが多い事例をご紹介します。

部位別の後悔事例をはじめ、後悔しないための対策法医療脱毛をする前に知っておきたい注意点をわかりやすく掲載していますので、医療脱毛を検討されている方はぜひご一読くだされば幸いです。

この記事の執筆者

内科総合クリニック人形町 院長 藤田 英理(総合内科専門医)

藤田 英理 内科総合クリニック人形町 院長

東京大学医学部保健学科、横浜市立大学医学部を卒業。虎の門病院、稲城市立病院、JCHO東京高輪病院への勤務を経て内科総合クリニック人形町を開院。総合内科専門医。AGA治療や生活習慣病指導も行う。

所属:日本内科学会日本動脈硬化学会日本頭痛学会

この記事の監修者

皮膚科医 藤井先生

藤井 あさ美 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

医学博士。日本皮膚科学会皮膚科専門医。愛媛大学医学部卒業後、大阪大学医学部皮膚科入局。退役軍人病院(ロサンゼルス)皮膚科、岐阜大学医学部付属病院皮膚科を経て現職(あさ美皮フ科亀戸駅前院長)。

所属:日本レーザー医学会日本皮膚科学会日本乾癬学会日本アレルギー学会

執筆者・監修者一覧ページ

目次

医療脱毛をして後悔していることベスト5

医療脱毛を行った方がどんなことに後悔をしたのかをリサーチ&分析してみたところ、後悔されている内容には、共通した特徴がありました。

それは「自分が想像していた施術内容や効果が、実際と違った」というものです。

医療脱毛の施術内容・効果・クリニックの契約内容などの事前調査が不十分だったために、「思っていたのと違う!」と後悔されている方が非常に多い傾向でした。

院長 藤田

医療脱毛において、後悔の理由によく挙げられるものを順に見ていきましょう。

後悔の理由1位通い終えてもまだ生えてくる

医療脱毛は1回通うだけで毛が全く生えてこなくなるわけではなく、ある程度ムダ毛を減らそうと思うと複数回の通院が必要になります。

そこで、多くのクリニックでは「3回・5回・8回」など、回数を設けた脱毛コースがあるわけです。

ただ、ここで注意しなければいけないのが、こういったコース契約というものはコースが完了したからといって必ずしも完璧な脱毛(=毛が全く無い状態)が約束されるものではない点です。

基本的に、医療脱毛は5回~8回である程度のムダ毛が脱毛できるとされています。中には5回程度の施術を行えば、ほとんど毛が生えなくなり満足される方もいらっしゃいます。

ただ、毛の生え方は個人差が大きく、部位によっても生え方がそれぞれ異なるもの。

契約回数内に脱毛しきれず、「通い終えても想像していたような効果が得られなかった」と不満に感じる方も多くいるのです。

そんな不満の声は、特に下記のような方に多い傾向があります。

  • 仕上がりのイメージが「うぶ毛まで全く生えないようにしたい」と考えている方
  • 3回または4回のコース契約者で「もっと多い回数にすれば良かった」と後悔する方
  • VIO脱毛や顔脱毛の5回コース契約をした方で「5回では足りない」とする方

特に毛が密集しているVIO脱毛や、うぶ毛の多い顔脱毛は、満足いく仕上がりまでにはより多くの回数がかかりやすいです。

もちろん回数を重ねれば確実に毛は減っていきますが、時間や費用などの関係で中途半端に終わってしまうと、やはり後悔につながってしまいます。

後悔の理由2位痛みが強く、通院が辛い

医療脱毛は、肌にレーザーをあてて毛の細胞を作り出す毛根や毛乳頭部分を破壊する行為のため、多少の痛みを伴います。

自分が想像していた痛みよりも大きかったために、医療脱毛に対して苦痛や恐怖心を感じてしまい、通院が嫌になり後悔してしまったという方も少なくありません。

当院で実施した医療脱毛の痛みに関するアンケート結果では、「痛みが強く麻酔を使用した」と回答した方は14.3%でした。

少数ではありますが、医療脱毛の痛みを強く感じる方は一定数いることがわかります。

医療脱毛の痛みに関するアンケート「痛みが強く麻酔を使用した」方は14.3%

アンケート概要

  • 調査期間:2021年7月19日~2021年7月26日
  • 調査対象:医療脱毛の経験者35名
  • 調査方法:インターネット調査(Lancersタスク方式にてアンケート実施)

後悔の理由3位ローン支払いがきつい

調査では、想像していたよりもローン支払いがきついと感じ、医療脱毛したことを後悔している方が一定数見られました。

ローン利用で医療脱毛を契約した場合、支払い回数によっては、脱毛に通い終えたあとも支払いが数年続いていきます

医療脱毛の広告に記載されているのは「月3000円~」「月2900円~」など月々の支払い金額が非常に安く記載されているパターンが多いのですが、安い月額の場合は場合によっては60回もの分割払い設定となっていることも。

60回分割ということは5年間も支払いを続けないとならず、支払いが負担になる可能性は十分にあります。

広告の月額表示は最も安いパターンで提示されている点を理解しておき、実際にはもう少し高くなってしまうかもしれない、と予想しておくと良いでしょう。

契約した回数をすべて通いきったあとも、数年に渡ってローンが続くということは思った以上に負担ですから、分割払いはよく検討してから利用すべきです。

後悔の理由4位もっと安いクリニックがあとから見つかった

近年は非常に多くのクリニックが医療脱毛を行っており、選択肢がありすぎるために、どのクリニックを選べばいいかわかりにくい時代でもあります。

自分が契約したクリニックとは別に、あとからもっと安いクリニックが見つかり後悔してしまったということもよくあるお話です。

ただ、医療脱毛という点においては同じですが、細かな施術内容やフォローの手厚さ、理念やサービス面など、それぞれのクリニックによって通い心地は大きく異なるもの。

安さだけでなく、麻酔料やキャンセル料などの追加料金をはじめ、万が一の肌トラブルの際のアフターフォローまで、総合的に判断する方がより後悔が少ない脱毛につながります

後悔の理由5位初めから全身脱毛プランにすれば良かった

医療脱毛には、全身脱毛コース以外にも、うでだけ・脚だけ・脇だけ…など、部位ごとに脱毛できるプランのあるクリニックも多いです。

全身脱毛コースは部位別コースよりも料金が高く設定されているため、まずは手頃な部位別コースを選択される方も多くいらっしゃいます。

ただ、脱毛を進めていくうちにもっと広範囲を脱毛したくなる、ということはとてもよくあるケースです。

一見、部位別に脱毛する方が安く見えますが、長期的に見ると全身脱毛コースの方が安い料金設定となっていますので、「それなら初めから全身脱毛コースにしておけばよかった」と後悔する方は多いです。

部位別に医療脱毛の後悔事例を調査

医療脱毛における部位別の後悔事例の特徴としては、脱毛をした(毛が無くなった)ことで新たに生まれてしまった後悔が多く見られます。具体例を挙げてみましょう。

VIOをハイジニーナにして後悔した

VIO脱毛では、中でもハイジニーナにしたことを後悔している、というケースが目立ちます。

ハイジニーナとはVIOの毛を全て脱毛した無毛状態を指し、英語のハイジーンを語源としているだけあり衛生を保つメリットが大きく、一部の国では主流になっているお手入れでもあります。

日本でも認知度は高くなってきていますが、それでも実際にハイニジーナにしている方は多くはありません。

周りの目が気になったり、パートナーにハイニジーナを辞めてほしいと言われたりする場合も珍しくなく、再び毛を生やしたくなったとしても元に戻すことが出来ずに後悔してしまうケースがあります。

VIO脱毛を終えてもまだらに生えてくるため後悔した

VIOは他の部位に比べて毛量が多く、毛周期も長いため、脱毛に時間がかかってしまう傾向があります。

そのため、脱毛が完了したと思っても毛がまだらに生えてくる、時間がたってから毛が生えてくるなど、完璧に脱毛するのが難しく、根気が必要です。

かなり回数を重ねてもまだらに生えてくることがあるため、特にハイニジーナを目標としている方は思うように脱毛が進まず後悔してしまうというケースも。

ハイニジーナをはじめとするVIO脱毛に関しては、事前のカウンセリングで脱毛の進め方と効果についてしっかり確認しておく必要があるでしょう。

顔脱毛で肌トラブルが起きて後悔した

顔脱毛による火傷1)や毛嚢炎などの肌トラブルも、脱毛を後悔してしまう理由のひとつになります。

顔はもともと皮膚が薄い部位ですが、日々のクレンジングや洗顔、メイクなどで肌を摩擦する機会が多いために、更に皮膚が薄くなっている方は多いです。

そんなところに毛根を破壊するほどのエネルギーを発生させるわけですから、やはり肌への大きな負担がかかります。

もちろん脱毛時は肌へのダメージが最低限になるように照射が行われますし、事前に肌トラブルに関するリスクに関しても案内がありますが、それでも肌トラブルが起こる可能性はゼロではありません

施術が直接的な原因にならなくても、医療脱毛は熱や摩擦が起こる施術のため、肌の乾燥や摩擦による肌環境が新たな肌トラブルを招く原因にもなりえます。

特に敏感肌の方やもともと肌の皮膚が薄い方は後悔しないよう、顔脱毛には慎重になるべきでしょう。

眉毛周りを脱毛したら変な形になってしまい後悔した

毎回眉毛をお手入れするのが面倒だからと、必要の無い部分は脱毛してしまいたいという方もいいらっしゃるかもしれません。

しかし、医療脱毛は1度脱毛が完了してしまった毛穴から、元通りに毛が生えてくることはありません。

そのため、眉毛を脱毛して自分の思っていた形でなかったとしてもやり直しをすることができず、後悔してしまう場合があります。

眉毛はたった1本の有無が顔の印象を大きく変えてしまいますし、時代によってトレンドの形も変わりやすいものです。

顔脱毛の中でも、眉毛の施術や眉毛付近の施術には特に慎重に行いましょう

鼻毛脱毛をしたら花粉症がひどくなって後悔

鼻毛を脱毛してしまうことで、本来鼻毛が身体に侵入することを防いでくれていた花粉を取り込んでしまうことになり、花粉症がひどくなる方がいらっしゃいます。

鼻毛は見た目的にも決して良いものとは言えませんが、実は身体の健康を守る役割を担ってくれている毛でもあるのです。

花粉だけでなくホコリやウイルスを防いでくれるほかにも、鼻水が垂れてくるのを防いだり、鼻腔内の湿度を保って粘膜を守ったりといった役割もあります。

鼻毛脱毛で毛が無くなったことで、今までとは異なった身体の変化を感じ、後悔してしまうというケースがあることを知っておきましょう。

ワキ脱毛をしたら汗が気になるようになって後悔

ワキ毛を脱毛すると、以前よりワキ汗が気になってしまうケースがあります。

中には「多汗症になってしまった」とワキ脱毛を後悔される方が稀にいらっしゃいますが、実際にはワキ脱毛することによって慢性的な多汗症になることはありません。

(脱毛後に一時的に汗を書きやすくなることは稀にありますが、次第におさまっていきます。)

これは、わき毛は汗を受け止める働きがあるため、汗をキャッチする毛が無くなったことで汗が垂れているように感じてしまうのが原因であると考えられます。

普段からワキ汗をかきやすいという方は、ワキ脱毛後に汗が以前より気になってしまう可能性も事前に心得ておくといいでしょう。

ヒゲを生やしたくてもできないので後悔

日々のお手入れから開放されるだけでなく、見た目も爽やかな印象になるとして近年、男性のヒゲ脱毛にも注目が集まっています。

ヒゲ脱毛においても一度脱毛を完了してしまえば、将来的にヒゲを生やしたいと思っても、以前と同じように再び生やすことはできません。

将来的にヒゲを生やすスタイルをしたいと思ったとしても、一度ヒゲの医療脱毛を受けてしまうと元に戻すのは不可能なので後悔してしまう場合があります。

医療脱毛であとから後悔しないための対策法

ここまでの事例を踏まえた上で、医療脱毛をしたあとに後悔しないための対策法をご紹介します。

脱毛完了時の仕上がりイメージを決めておく

必要な脱毛回数は、脱毛したい部位、毛質、肌質、希望する脱毛の度合によって異なってきます。

そこで、まずは自分の脱毛完了時の仕上がりのイメージを決めておきましょう

仕上がりのイメージを明確にしておくことで、実際の契約前に、どれくらいの通院回数を必要とするのかクリニックと確認し合うことができます。

仕上がりのイメージをクリニック側と共有できれば、必要な契約回数や脱毛過程が分かり、あとから後悔する可能性は低くなります。

痛みが苦手な方は麻酔無料のクリニックを選ぶ

医療脱毛はクリニックで行いますので、麻酔を使用することができます。

麻酔は1回3000円~5000円程度が相場ですが、毎回となると結構な金額になってしまいます。

中には麻酔を無料で受けられるクリニックもありますので、痛みが苦手な方は麻酔料金が無料のクリニックを選ぶと安心です。

ただ、医療脱毛というものは、毛に含まれるメラニン色素の多さに比例して痛みが大きくなる傾向にあります。

脱毛が進んで毛が減るにしたがって痛みはだんだんと感じにくくなっていきますので、まずはテスト照射をしてみて、痛みに耐えられそうか判断してみるという試みも有効です。

痛みが苦手な方は蓄熱式脱毛もおすすめ

医療脱毛で扱われる脱毛機には大きく2種類あり、「熱破壊式」と「蓄熱式」があります。

1度で大きなエネルギーを照射する熱破壊式に対して、蓄熱式脱毛は緩やかなエネルギーを連続照射するため、痛みを感じにくい脱毛ができるメリットがあります。

痛みが苦手な方は熱破壊式ではなく、蓄熱式脱毛器を使用するクリニックを選ぶのもおすすめです。

ローン支払い契約は慎重に

ローン支払いは高額な契約を小さな金額に分割できるため、まとまった費用を用意しなくても脱毛できるメリットがありますが、デメリットもあります。

中でも覚えておいていただきたいのが以下の点です。

広告に記載されている多くは最低金額

広告に記載されている「月々〇〇〇〇円~脱毛ができる」といった表記の多くは、利用できる最低限の金額が提示されています。

割引を利用する、頭金を多く支払うことやボーナス払いを利用することを条件としているケースがよく見られ、必ずしも条件を全て満たせるわけではありません。

広告通りの月額で必ず脱毛に通えるわけではなく、月々の支払いが広告表示よりも多くなる場合があることを心得ておきましょう。

利息や分割手数料がかかる

ローン支払いには利息や分割手数料が上乗せされます。そのため「全身脱毛〇〇万円」と表記されていても、実際の総額は手数料を含むとそれよりも高くなります。

料金表に記載されている金額はあくまでも一括払いの金額のため、ローン支払いは利息や手数料が上乗せされる点には注意が必要です。

月々料金が安い=支払い回数が多い

月々の支払い金額が数千円程度と見ると安く感じますが、注意しなければならないのが支払い回数です。

月々料金が安いのは、それだけ支払い回数が多くなるということ。36回や60回払いでは、返済完了までの3~5年の間、ずっとお金を支払い続ける必要があります。

Aクリニックの支払い例

一括の場合…17万8990円

分割の場合…月額2,780円(頭金6万7000円+初回時3069円+2780×59回)

⇒全60回払い、頭金ありの場合総額は23万4089円となり一括より5万円以上高くなる

月々の支払いが安いのは、確かにとても嬉しいメリット。ただ、一括払いと比べて総額が高くなる点や、脱毛契約が終わったあともお金を支払う必要がある点に納得した上で契約に望むようにしましょう。

即決せずクリニックを比較してから契約する

同じ医療脱毛といっても、各クリニックでは料金だけでなく、使用する機械や麻酔料・キャンセル料といった追加料金が異なります。

あとで「あっちのクリニックのほうにすればよかった」と後悔しないためにも、安易にクリニックを即決せずにいくつかの候補から比較して選ぶようにしましょう。

クリニック比較ポイント
  1. コース料金
  2. 脱毛できる範囲(同じ全身脱毛でも脱毛できる部位が微妙に異なるため)
  3. 追加料金の有無(初診料/再診料/カウンセリング料/キャンセル料/テスト照射/肌トラブル診察料/治療薬/剃毛料/麻酔/転院手数料など)
  4. 契約期間(解約できる期間、施術を受けられる期間)
  5. 使用している機器
  6. 予約の取りやすさ
  7. 通いやすさ

すべての条件が揃ったクリニックはまずありませんので、料金なのか、機械なのか?自分がどの部分を重視したいのかを比較検討しましょう。

部位脱毛を繰り返すより全身脱毛の方が総額が安い

部位ごとの脱毛の方が低料金に見えますが、将来的に全身の脱毛を検討されている方は部位脱毛を繰り返すよりも、あらかじめ全身脱毛コースを選んだほうが総額が安くなります

また、近年では機械の性能がアップしスピーディーな照射が可能になったため、1回で全身やVIO、顔を含めまるっと照射できるクリニックも多いです。

部位ごとに脱毛を完了してから次の部位に進める方法では時間がかかりすぎてしまうため、効率よく脱毛を進めるといった意味でも全身脱毛コースはおすすめです。

他にも知っておきたい、後悔しないための注意点

さいごに、最低限知っておきたい医療脱毛の注意点・ポイントをご紹介します。

予約が取りづらいクリニックは避ける

医療脱毛は1回の施術で終わりではなく、複数回に渡って施術する必要があります。

予約が取りづらいクリニックに通ってしまうと、予約が先に伸び伸びになってしまい、完了までにかなり時間がかかってしまいます。

早く脱毛を完了したい方は、機器を多く所持している(予約枠が多い)複数回の予約がまとめてとれる夜遅くまで開院しているなど、予約が取りやすいクリニックを選びましょう。

脱毛機の種類を確認する

医療脱毛に使用される脱毛器は大きく分けると熱破壊式脱毛器と蓄熱式脱毛に分けることができます。

また、レーザーの波長は「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の3つがあり、毛質や肌質によって向き・不向きがあります。

ところが、どのクリニックにもすべての機器が揃っているわけではありません。

また、中には機器があっても患者が機種指定できない場合も多くあります。

痛みがあまりにも苦手でなく一般的な毛量の方であれば機種にこだわる必要はありませんが、医療脱毛をしようと思ったときは、クリニックごとに機種が違うことは理解しておきたい点です。

脱毛中は日焼け・紫外線対策をする

医療脱毛に用いられる機器はメラニン色素に反応する光を照射し脱毛を可能にしますが、メラニン色素は毛だけでなく肌にも含まれるものです。

皮膚は紫外線に反応してメラニン色素を作り出す働きがあるため、脱毛当日に日焼けしている肌の場合は必要以上に皮膚にダメージを与えてしまうことになります。

痛みを強く感じてしまうだけでなく、そもそも脱毛自体ができない場合も。脱毛中は普段以上に日焼けに気を付けるようにしてください

日頃から保湿を心がける

皮膚が乾燥すると角質層のバリア機能が衰えてしまい、肌トラブルが起こりやすくなります。また、角質層が剥がれ落ちることで皮膚自体も薄くなってしまいます。

そのような状態で施術を受けてしまうと、痛みを強く感じ、肌トラブルを起こす確率も上がってしまいます。

脱毛中は保湿をしっかりとしておき、肌の健康状態を高めておきましょう

脱毛後はレーザーの熱や摩擦により肌が乾燥し敏感な状態になっています。脱毛後にも保湿を行い、刺激や日焼けを毛避けるようにしましょう。

毛抜きでの自己処理はしない

医療脱毛は毛周期を考慮しながら脱毛を進めていきます。毛抜きで毛根から毛を抜いてしまうと、毛周期が狂ってしまう原因となり適切な脱毛ができなくなるため、脱毛施術期間中の毛抜きは厳禁です。

また、毛抜きによる脱毛は毛根と皮膚を引きはがす行為のため、毛穴に大きな負担がかかる脱毛方法です。毛嚢炎や埋もれ毛、色素沈着の要因にもなるため、こういった点においてもおすすめできません。

産毛まで脱毛したい場合は時間がかかる

産毛はメラニン色素の含有量が小さくレーザーの光が反応しづらいため、脱毛するのが非常に難しい類の毛です2)

そのため、根気よく脱毛を進める必要があります。

顔、うなじ、背中、お腹などの産毛が多い部分の脱毛は回数を重ねる必要があるため、時間がかかりやすいということは心得ておきましょう。

参考文献

  1. 脱毛施術による危害 – 国民生活センター https://www.kokusen.go.jp/kiken/pdf/338dl_kiken.pdf
  2. 第118回日本皮膚科総会⑨教育講演資料 http://medical.radionikkei.jp/maruho_hifuka/maruho_hifuka_pdf/maruho_hifuka-200113.pdf
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