医療脱毛は何回で効果を実感できる?効果が出る回数を医師が解説

医療脱毛は何回で効果を実感できる?効果が出る回数を医師が解説
院長 藤田

こんばんは。内科総合クリニック人形町 院長の藤田です。

手足やワキを始めとした身体や顔の毛、全部すっきりなくしたい!と考えて、医療脱毛を検討する人も多いと思います。

現在では価格は安く、痛みは少なく、そして剛毛な人もしっかり効果の出るメリットの多い脱毛方法ですが、いざやるとなると「何回で終わるんだろう?」と迷ってしまう方もいるはず。

結論から言うと、医療脱毛での脱毛完了の目安は、大まかに言ってしまうと5~8回です。

ただし、大まかな回数はわかっても、コースを選ぶ際に5回か8回か迷ったり、中にはすでに医療脱毛を受けているものの「1回受けたのに全然効果がなかった」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

実は、医療脱毛の回数は、部位やその人の毛質・毛量によっても回数が大きく変わってきます。また、何回受けても効果が薄い時にはきちんと原因があります。

こうした選び方や効果が出やすくなる方法を知らないと、せっかく高いお金を出してコース契約をしても、思うように効果が出なかったということが起こってしまうのです。

そんな風にならないためにも、この記事で医療脱毛の回数について詳しく解説していくので、「自分に最適な脱毛の回数を知りたい」という方は、ぜひご自身が医療脱毛を受ける時の参考になさってください。

目次

医療脱毛は美容脱毛よりも回数が少なく済むのがメリット

まず第一に、医療脱毛は美容脱毛(エステなどで行う脱毛)よりも圧倒的に少ない回数で脱毛を終わらせることができます。

少ない回数で脱毛したいなら医療脱毛一択

クリニックでは、美容脱毛で扱う機械よりももっと強いパワーの機械が使用可能です。それは、私のように医師がいたり、看護師がいるので、万が一炎症が起きた時に診察ができたり、薬などを使用できるためです。

美容脱毛では剛毛な方の脱毛は非常に時間がかかりますが、医療レーザー機器のパワーは強く、剛毛な方でもしっかりと効果を実感するはずです。また、産毛の脱毛も医療では効率的に行うことができます。

医療脱毛とエステ脱毛の効果の違い
医療脱毛では毛乳頭を破壊するほどのパワーがある

医療で扱うレーザーには種類があり、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーなどがあります。

それぞれ波長の長さが違い、アレキサンドライトレーザーはシミやそばかすの治療にも使われるため副次効果として美肌効果が期待できます。ダイオードレーザーは最近日本でも採用率が高くなっています。

これを読んでいるあなたが「できるだけ回数を短くしたい」と思っているなら、間違いなく医療脱毛を選ぶことをおすすめします。

多少の痛みを感じるのが医療脱毛のデメリット

ただし、医療脱毛は、先ほどもお伝えしたようにパワーが強い分、毛嚢炎などの炎症が起きることもあります。また、美容脱毛よりも痛みを感じやすいのも事実。

痛みの感じやすさは人それぞれですが、冷却ガスが勢いよく出て痛みの緩和を行なったり、吸引機能を使って痛みを軽減するなど、レーザー機器にも工夫がなされていて、我慢できないほどの痛みを感じることはないので安心してください。

痛みがどうしても心配な方は、もしかしたら美容脱毛の方が向いているかもしれませんが、最近では医療脱毛でも痛みが少ない機械が多くなってきているので、痛みにかなり弱い人でなければ、特に心配することもないと思います。

とにかく、回数重視、短期間で終わらせることを重視するなら、ぜひ医療脱毛を検討してください。

できるだけ早く脱毛を終わらせたいなら医療脱毛がぴったり。最近では痛みが少ない機械が多かったり、料金も安くなっていたり、メリットがたくさんです。

【部位別に解説】医療脱毛の回数の目安

では、医療脱毛の回数の目安について、詳しく解説します。

部位別に毛が生えている量は異なるため、ここでは部位別に紹介したいと思います。

「今よりも少し少なくなれば満足」「自己処理の回数を大幅に減らしたい」「ほとんど生えてこない状態にしたい」など人によって希望の程度が異なると思いますので、以下のように表を作成しました。

※人によっても毛量や毛質は異なるので、剛毛な方は1~2回多め、逆に薄い方は1~2回少なめくらいを目安に考えていただければと思います。

医療脱毛の部位別の脱毛効果
脱毛の際の部位分けはこのようになっています
部位少なくしたい自己処理がかなり楽ほぼ脱毛完了
腕・脚・ワキ2~3回4~5回7~9回
背中・お腹・胸・お尻3~4回5~6回8~10回
5~6回7~8回9~10回
デリケートゾーン(VIO)5~6回7~8回9~10回
少なくしたい=30~40%減、自己処理がかなり楽=50~60%減、ほぼ脱毛完了=80~90%

腕・脚・ワキの脱毛回数は2~3回以上

手足やワキは、見えやすいところかつ低価格で脱毛できることからとても人気の部位です。これらの部位は毛の量が比較的多めで、黒い部分が多くしっかりしていることから、効果が出やすい部位でもあります。

脱毛は基本的にメラニン色素=黒いところに反応するので、濃い毛の方が効果が出やすくなっています。

腕・脚・ワキの医療脱毛の回数の目安は、今より少なくしたい程度なら2~3回でも効果を実感できます。自己処理が楽になるのは4~5回、脱毛が完了したと感じるのは7~9回程度です。

背中・お腹・胸・お尻の脱毛回数は3~4回以上

背中・お腹・胸・お尻は、手足に比べて薄い毛が多い箇所となっています。産毛のような薄い毛は、レーザーに反応しにくいため、手足やワキよりも時間がかかります。

少なくなったと感じるのは3~4回、自己処理がかなり楽になるのは5~6回、ほぼ脱毛完了と感じられるのが8~10回です。

薄くて細い毛なので普段は気にならないかもしれませんが、こうした部位の毛はなくなると肌触りが良くなったり肌が明るくなったりするので、全身脱毛コースなどでまとめて行うと非常におすすめです。

顔の脱毛回数は5~6回以上

顔の脱毛は、産毛がほとんどのため時間がかかります。特に鼻の下など、しぶとく生えてくることが多いので、手足や体よりも回数が必要です。

顔の毛が少なくなるまで5~6回、自己処理がかなり楽になるのは7~8回、脱毛が完了するのは9~10回ほどです。

根気が要る部位ですが、肌がきめ細かくなる、肌のトーンが上がる、化粧ノリが良くなるなど良いことづくめです。

デリケートゾーン(VIO)の脱毛回数は5~6回以上

デリケートゾーンは3部位に分けて、Vライン、Iライン、Oライン、合わせてVIOと呼ばれますが、VIOは毛が濃く密集しているので、効果を実感しやすい部位です。

しかし、黒ずみがあったり皮膚が薄かったりするために照射パワーを落としたり、毛量が多かったりと、脱毛完了までには時間がかかります。

5~6回で少なくなり、7~8回もすればかなり毛が薄くなります。9~10回でほぼ脱毛完了となります。

ただしVIOは、人によって全体的に毛をなくしたい場合や、部分的に脱毛したい場合があります。部分的に脱毛する場合は照射範囲が少なくなり、もう少し少ない回数で脱毛が完了する可能性が高いです。

1回だけの脱毛で効果がないのは「毛周期」が理由

「1回だけでは効果ないの?」と思った方もいると思うので、解説します。

医療脱毛では、1回だけでも毛が抜けたという実感があります。しかし、しばらくするとまた同じくらいの量が生えてきます。

毛には「毛周期」というのがあり、毛の状態によって、成長期・退行期・休止期に分類されます。

毛周期の変化の流れ
毛には毛周期があり、状態がこのように移り変わる

脱毛でレーザーをあてた時、効果があるのは成長期の毛です。退行期や休止期の毛には、レーザーが反応しても根元まで熱が届かないため、脱毛はできません。

つまり、一見今何もないように見える肌でも、退行期や休止期の毛があり、それらが成長期になるのを待ってレーザーをあてないといけないのです。

1回だけの照射では、たくさんある毛の中でもその時成長期にある毛にしか反応しないので、残りの毛がまた生えてきてしまうというわけです。

ある程度毛がなくなったと感じるまでは、少なくとも数回の照射が必要なので、毛周期にあわせて何度か通ってみてください。

脱毛は毛周期にあわせて効果が出るもの。1回だけではまた生えてきてしまうので、何度か回数を重ねる必要があります。

医療脱毛を受けても効果が出ない時の対処法

毛周期にあわせて脱毛しているにもかかわらず、どうしてか効果が感じられない…という時は、必ず理由があります。

考えられる理由を解説します。

自己処理で毛抜きを使っている

脱毛での毛抜きの利用
毛抜きの使用は避ける

脱毛する際、クリニックから必ずと言っていいほど言われるのが「自分で処理する時に毛抜きを使わないでください」ということです。

あまり深く考えずに、つい毛抜きを使ってしまう人もいるかもしれませんが、毛抜きを使うと毛周期が狂う原因となり、結果的に脱毛効果を感じられなくなってしまいます。

今まで毛抜きを使って処理していた人も、ここはグッと我慢して、カミソリなどで処理するようにしましょう。

日焼けしている・肌が乾燥している

日焼けしている人や肌が乾燥している人は、肌へのダメージを考えて出力を上げることができず、結果効果が薄くなってしまいます。

「日焼けをしないように」「保湿をしっかり行ってください」というのも、脱毛に通い始めるとよく言われることです。

日焼けするとしばらく脱毛できなくなったり、乾燥がひどいと痛みを感じやすくなる恐れがあるので、脱毛を始めたら、日焼け止めを塗る習慣をつけたり、お風呂上りに保湿するなどして肌ケアを行いましょう。

毛が細い・薄い、産毛が多い

毛が細い人、薄い人は、効果を感じにくい可能性があります。その場合は産毛に効く機械に変えてもらったり、出力を調整してもらうなどの対策が考えられます。

ただし、産毛などの細くて薄い毛はもともと熱のパワーが伝わりにくいので、じっくりと回数を重ねていくのが一番かもしれません。

どうしても完璧に脱毛したい場合は、ニードル脱毛という電気と針で脱毛する方法もおすすめです。こちらは痛みが強いですが、確実に細い毛を脱毛したい時には良い方法です。

照射漏れがある

脱毛時の照射漏れ

そもそも照射できていないから効果が出ない、ということも。クリニックでは極力照射漏れのないようにあててくれるはずですが、まれに2週間経っても1か月経っても照射したはずの箇所の毛が抜けないこともあるかもしれません。

クリニックの規定にもよりますが、指定の期間内に問い合わせて照射漏れだと判断されれば、照射し直してくれるクリニックもあります。

明らかに一部分だけ毛が抜けていない場合は照射漏れを疑いましょう。

効果を急ぎ過ぎている

一回だけ照射してまた毛が生えてきた際に、効果が出てないと感じる方もいるようですが、これは毛周期のところで説明した通りで、一回だけではまた生えてきてしまうのが普通です。

3~5回照射してもまったく毛が減らないのであれば、上記の4つのどれかに原因がある可能性が高いので、チェックしてみましょう。

効果が出ないと一口に言っても、原因はさまざま。医療脱毛は効果が高く、まったく効果がないということはまずないので、原因を探ってみましょう。

医療脱毛は部位や毛質に合った回数を選びましょう

これまで説明してきた通り、医療脱毛では、部位や毛量によって何回やればいいか変わってきます。

5回コースや8回コースなどクリニックによってさまざまですが、「5回でも十分だった」という人もいれば「8回でちょうど脱毛完了になった」という人も。大事なのは、自分の目的に合った回数を選ぶことです。

部位や毛質に合った脱毛回数を選ぶ

また、1回だけでも効果はありますが、また生えてきてしまうので、ある程度の回数を重ねることが必要です。1その際には、毛周期にあわせて通うこと、効果が出やすいように日焼けや保湿など肌のケアを怠らないことに注意してくださいね。

まとめとして、以下の点に気を付けていただき、医療脱毛の回数を検討してください。

  • 脱毛したい部位から回数の目安を知る
  • 毛が多い人や剛毛な人は+1~2回、少ない人は-1~2回を目安に決める
  • 回数を繰り返すごとに徐々に全体の毛が少なくなる
  • 脱毛中は毛抜きは使わずに、日焼けや乾燥に注意する

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

以上


この記事を書いた医師

内科総合クリニック人形町院長 藤田医師
Dr. 藤田 英理

内科総合クリニック人形町 院長
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
東京大学医学部保健学科および横浜市立大学医学部を卒業
東京大学付属病院や虎の門病院等を経て2019年11月に当院を開業
最寄駅:東京地下鉄 人形町および水天宮前(各徒歩3分)

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