
こんばんは。内科総合クリニック人形町 院長の藤田です。
以前と比べると価格が下がってきていて、痛みも感じにくくなってきている医療脱毛。契約前に、「何回で終わるんだろう?」と疑問に思う方も多いですよね。
コースを選ぶ際に5回か8回か迷ったり、中にはすでに医療脱毛を受けているものの「1回受けたのに全然効果がなかった」と悩んでいる方もいらっしゃると思います。
このページでは、皮膚科専門医の藤井あさ美先生に、医療脱毛の回数の目安や効果を感じられないときの対処法を聞きました。
「自分に最適な脱毛の回数を知りたい」という方は、ぜひご自身が医療脱毛を受ける時の参考になさってください。
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医療脱毛は少ない回数で効果を実感できる

クリニックでは、エステサロンで扱う機械より強いパワーの脱毛機を使用できるので、より少ない回数での脱毛が可能です。
医療脱毛で脱毛効果を実感できる目安は、お手入れがラクになる:5回、部位によってお手入れがほとんど必要なくなる:8回です。
エステサロンでの脱毛は効果の実感までに12回~24回が必要とされていることを考えると、医療脱毛は美容脱毛(エステサロンで行う脱毛)よりも圧倒的に少ない回数で脱毛効果を実感することができます。
実際の効果実感までの照射回数アンケート
下記は医療脱毛クリニック、エステサロンそれぞれで実際に脱毛を経験した方に、「お手入れがほぼ不要になった」と感じた照射回数についてアンケートを行った結果です。
個人差はありますが、アンケートの結果では、サロン脱毛と比較すると医療で脱毛した人は効果実感までの回数が少ないことがわかります。

アンケート概要
調査期間:2021年7月16日~2021年7月23日
調査対象:医療脱毛の経験者18名、サロン脱毛の経験者42名
調査方法:インターネット調査(Lancersタスク方式にてアンケート実施)
医療脱毛とエステ脱毛の効果の違い

クリニックでの脱毛は、美容脱毛で扱う機械よりも強いパワーの機械が使用可能です。それは、私のように医師や看護師がいるので、万が一炎症が起きた時に診察ができたり、薬などを使用できるためです。
エステサロンでの脱毛は「制毛・抑毛」でしかなく、一般的には脱毛効果の実感には時間がかかると考えざるを得ません。
それに対して、医療レーザー機器のパワーは強く、発毛組織の破壊を目的としています。また、脱毛機のパワーが強いことから、脱毛が難しい産毛にも反応します。

医療脱毛の目的は「発毛組織の破壊」です
医療脱毛で扱うレーザーの種類

日本国内の医療機関で扱われている脱毛機のレーザーには、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類があります。
大きな違いは光の「波長」で、皮膚のどこまでレーザーが到達するか、届き方に差があります。
これまでクリニックでは、アレキサンドライトレーザーが最も多く扱われていましたが、最近はダイオードレーザー・ヤグレーザーも日本での採用率が高くなっています。
また、複数の波長を同時に出せる脱毛機や、波長の切り替えが可能な脱毛機も登場してきていて、脱毛部位に合わせてそれぞれに最適な波長で照射することが可能になってきています。
アレキサンドライトレーザー | 波長755nm 波長は浅いですが、メラニン(毛の黒い色素)によく反応するため濃く太い毛の脱毛が得意です。 |
ダイオードレーザー | 波長800~940nm※脱毛機により波長が異なります アレキとヤグの中間波長で、うぶ毛にも反応します。アレキサンドライトレーザーと比べて、痛みを感じにくい特徴があります。 |
ヤグレーザー | 波長1064nm 最も波長が長く、皮膚の奥深くまでレーザーが届きます。VIOやヒゲなどの太い毛、根深い毛が得意です。 |
エステサロンでの脱毛で扱われている脱毛機は「光脱毛」「IPL脱毛」と呼ばれ、医療脱毛で扱う脱毛機と比べるとパワーが弱く、「制毛」「抑毛」を目的としたものです。

「できるだけ回数を短くしたい」と思っている場合は、医療脱毛を選ぶことで、より少ない回数で脱毛効果を実感できます。

医療脱毛のデメリットは皮膚トラブルのリスク・痛み

脱毛効果の実感が早く、医師や看護師が在籍することで安心感もある医療脱毛ですが、デメリットはないのでしょうか?

照射時のパワーが強い分、まれに色素沈着や毛嚢炎といった皮膚トラブルが起きることがあります。また、エステ脱毛より痛みを感じやすいというデメリットがあります。
皮膚トラブル
医療脱毛は発毛組織を破壊できるパワーで照射するため、色素沈着や毛嚢炎、やけど・赤みなど、皮膚の炎症・トラブルが起きることがあります。
- やけど・水ぶくれ
- 赤みやヒリヒリ感
- 毛嚢炎・増毛化・硬毛化
- 色素沈着
こういったトラブルはエステサロンでの脱毛においても起こる可能性はありますが、よりパワーの強い脱毛機を扱う医療脱毛ではリスクが高まります。

照射部位は軽度の熱傷状態となるため、脱毛レーザー照射直後の赤みやヒリヒリ感は多くの方に起こる現象です。
クリニックから炎症止めの軟膏が処方されるケースが多く、赤みやヒリヒリが気になる部分に塗布しますが、当日数時間後~翌日には収まっていることがほとんどです。
その他のトラブルが起きた場合には、脱毛クリニックには医師や看護師が必ず在籍しているため、適切な対処を行うことができるというのは安心できるポイントです。

痛み

医療脱毛はエステサロン脱毛と比べ、照射時の痛みを感じやすいですが、一般的には我慢できないほどの痛みではありません。また、麻酔の併用で痛みを軽減できます。
痛みの感じ方には個人差がありますが、医療脱毛のデメリットとして、美容脱毛よりも痛みを感じやすいという点が挙げられます。
ただ、
- 冷却ガスが勢いよく出て痛みの緩和を行なう
- 吸引機能を使って痛みを軽減する
といったように、最近の脱毛機は痛みを感じにくくする工夫がされています。
部位によって痛みの感じ方は異なり、腕やもも、おなか、ふくらはぎなどは痛みを感じにくい一方で、濃く太い・深い毛であるワキやVIOは、特に痛みを感じやすい部分です。
ただ、医療脱毛機の進化により我慢できないほどの痛みを感じることは少なくなってきています。また、クリニックでは麻酔を使用することができるので、それほど心配することはありません。
とにかく少しの痛みでも無理!という場合は美容脱毛の方が向いていますが、回数重視、短期間で終わらせることを重視するなら、医療脱毛をおすすめします。
【部位別に解説】脱毛が終わるまでの平均的な期間・回数

医療脱毛を契約するとき、回数で迷ってしまう方は多いと思います。目安を詳しく教えて下さい!

回数の目安は部位ごとに異なりますので、部位別に回数の目安を解説します。

「今よりも少し少なくなれば満足」「自己処理の回数を大幅に減らしたい」「ほとんど生えてこない状態にしたい」というように、人によって希望の程度が異なると思いますので、以下のように表を作成しました。
※人によっても毛量や毛質は異なるので、剛毛な方は1~2回多め、逆に薄い方は1~2回少なめくらいを目安に考えていただければと思います。

よくある5回コースでは、「お手入れがラクになる」程度が目安です。人によって実感は異なりますが、全身の毛をツルツルに・・というのは、5回照射では難しいです。
部位 | 少なくしたい | 自己処理が かなり楽 | お手入れがほぼ 必要なくなる |
---|---|---|---|
腕・脚・ワキ | 2~3回 | 4~5回 | 7~9回 |
背中・お腹 胸・お尻 | 3~4回 | 5~6回 | 8~10回 |
顔 | 5~6回 | 7~8回 | 9~10回 |
デリケートゾーン (VIO) | 5~6回 | 7~8回 | 9~10回 |
腕・脚・ワキの脱毛回数は2~3回以上

手足や脇は毛が濃くしっかりしているため、レーザーに反応しやすく、効果の実感が早い部位です。
手足やワキは、見えやすいところかつ低価格で脱毛できることからとても人気の部位です。これらの部位は毛の量が比較的多めで、黒い部分が多くしっかりしています。
脱毛は基本的にメラニン色素=黒いところに反応するので、手足やワキといった濃い毛の方が効果を実感しやすいです。
腕・脚・ワキの医療脱毛の回数の目安は、今より少なくしたい程度なら2~3回でも効果を実感できます。自己処理が楽になるのは4~5回、お手入れがほぼいらなくなったと感じるのは7~9回程度が目安です。
背中・お腹・胸・お尻の脱毛回数は3~4回以上

背中・お腹・胸・お尻は、手足に比べて薄い毛が多い箇所。レーザーに反応しにくく、効果の実感には回数がかかる傾向です。
産毛のような薄い毛は、レーザーに反応しにくいため、手足やワキよりも時間がかかります。
少なくなったと感じるのは3~4回、自己処理がかなり楽になるのは5~6回、お手入れがほぼいらなくなったと感じられるのは8~10回が目安です。
薄くて細い毛なので普段は気にならないかもしれませんが、こうした部位の毛はなくなると肌触りが良くなる、肌が明るくなるといった実感が期待できるのがメリットです。
顔の脱毛回数は5~6回以上

顔はほとんどがうぶ毛ですね。こちらもレーザーが反応しにくく、脱毛が難しそうです。

はい。鼻下の毛もしぶとく生えてくることが多いので、手足や体よりも回数が必要です。
顔の毛が少なくなるまで5~6回、自己処理がかなり楽になるのは7~8回、お手入れがほぼいらなくなったと感じられるのは9~10回ほどが目安です。
根気が要る部位ですが、肌がきめ細かくなる、肌のトーンが上がる、化粧ノリが良くなるといった実感が期待できるため、とても人気のある脱毛箇所です。
VIO(デリケートゾーン)の脱毛回数は5~6回以上

VIOは毛が濃くしっかりしていますが、5~6回では完全に無毛にするのは難しいです。ハイジニーナを目指す場合は9~10回程度を目安にします。
デリケートゾーンは3部位に分けて、Vライン、Iライン、Oライン、合わせてVIOと呼ばれます。
VIOは、毛が濃く密集しているので効果を実感しやすい部位ですが、黒ずみがある、皮膚が薄いといった理由から照射パワーを落としたり、毛量が多いことも多かったりと脱毛完了までには時間がかかります。
回数の目安は、5~6回で毛量が少なくなった実感が目指せ、7~8回でお手入れがラクになり、お手入れがほぼいらなくなったと実感できるのは、9~10回の照射が目安です。
ただしVIOは、人によって全体的に毛をなくしたい場合や、部分的に脱毛したい場合があると思います。全照射する場合と比べて、部分的に脱毛する場合は照射範囲が少なくなり、もう少し少ない回数が目安です。
また、毛量に個人差の大きい部位でもあり、毛量の少ない方も必要な回数は少なくなります。

回数で悩む方は、余った回数分の返金があるクリニックがおすすめ
平均回数の目安はあるものの、人によって毛量や毛質、さらに肌質もちがうため、医療脱毛で必要な回数は個人差が大きくなります。
となると、やはり契約回数は悩んでしまいがちです。
多くは5回か8回で悩む、というパターンになるのですが、どうしても回数が決められず、前にすすめない方は余った回数分の返金制度があるクリニックを選んでみましょう。
毛周期と期間の関係性

医療脱毛は、やはり1回の照射だけでは効果が実感できないのでしょうか。

1回でも毛が抜けたという実感はありますが、毛周期の関係で、しばらくするとまた同じくらいの量が生えてきます。
毛には「毛周期」という生え変わりのサイクルがあり、毛の状態によって、成長期・退行期・休止期に分類されます。


基本的に、脱毛レーザーは成長期の毛にしか反応しません。1回だけの照射ではまた生えてきてしまうので、何度か回数を重ねる必要があります。
脱毛でレーザーをあてた時、効果があるのは成長期の毛です。退行期や休止期の毛には、レーザーが反応しても根元まで熱が届かないため、脱毛はできません。
つまり、一見今何もないように見える肌でも、退行期や休止期の毛があり、それらが成長期になるのを待ってレーザーをあてる必要があります。
1回の照射のみでは、たくさんある毛の中でもその時成長期にある毛(全体の20%程度)にしか反応しないので、残りの毛がまた生えてきてしまう、というわけです。
ある程度毛がなくなったと感じるまでは、少なくとも数回の照射が必要なので、毛周期にあわせて何度か通う必要があります。
毛周期は部位ごとに異なる
毛周期は、身体の部位ごとに差があるため、身体全ての毛の毛周期にぴったり合わせながら照射していくのは難しくなります。

来院の目安は「毛がしっかり生え揃ってから」。はじめの3回程度は約2~3カ月ごとに、4回目以降は4カ月程度空けて通うのが目安です。
部位ごとの毛周期目安
部位 | 休止期 | 退行期 | 毛周期 |
---|---|---|---|
ワキ | 3週 | 2~3週 | 5カ月 |
VIO | 3カ月 | 2~3週 | 8カ月 |
腕 | 16週 | 2~3週 | 10カ月 |
脚 | 24週 | 3~6週 | 11~12カ月 |
【回数別】効果の実感度合いを紹介
脱毛を受けた回数ごとに、どの程度の効果を実感できるか目安をまとめました。
1回目:脱毛してもほぼ変化なし

1回目の脱毛照射後には毛が抜け落ちますが、しばらくするとまた毛が生え揃い、劇的な変化はまだみられません。
はじめての脱毛照射では、毛量に変化はあまり見られません。自己処理の手間は照射を受ける前とほとんど変わらず、また毛が生え揃います。
3回目の照射を終えた頃には全体的に毛量が少なくなった実感を目指せます。
5~6回目:自己処理がかなりラクになる
毛周期に合わせて5~6回の照射を繰り返すと、徐々に自己処理の手間が減っていきます。
ほぼツルツルになり充分な効果を実感できる部位や、自己処理がラクになったと感じる部位もでてくる一方で、5~6回ではまだまだ終わらない部位もあります。
特に毛が濃い方の場合は、効果の実感までに期間がかかります。
脱毛回数の目安
ほぼツルツルになる部位
- 腕の内側や太ももの裏側など、もともとあまり発毛のない部分
処理がらくになる部位
- ワキ
- 腕・脚
- 背中・お腹・胸・お尻
ワキや腕、脚は自己処理がかなりラクになり、1カ月に1度~2度のお手入れでも過ごせるようになります。
5~6回で終わらない部位は、VIOライン、足指や手指の毛、そして背中やお腹、胸、お尻、顔などのうぶ毛が生えている部位です。
※足指、手指の毛はなかなかしつこいです。この部位は毛抜きによる自己処理を繰り返していた方も多く、その場合は毛周期が乱れているためさらに回数が必要です。

「終わらない」といっても、自己処理は全体的にかなりラクになります。VIOやうぶ毛を除けば、多くの方が満足できる回数が5~6回です。
10回目:お手入れがほぼ必要なくなる
ほとんどの方がお手入れがほぼ必要なくなる回数です。ワキや腕、脚は自己処理をしなくてもツルツルの期間を長く保てるようになります。
VIOラインもお手入れはほとんど必要なくなり、「完全にツルツルにしたい」という方を除けば、多くの方が満足できる回数です。
- 背中
- お腹
- 胸
- お尻
- 顔
- VIOライン
- 足の指、手の指
VIOラインや顔・背中・お腹などうぶ毛の多い部位では、人によっては10回脱毛をしても終わらないケースもあり、特にVIOラインは完全にツルツルにするのであれば、より回数を重ねる必要があります。
どこまでの仕上がりを目指すのかにもよりますが、うぶ毛も全くない状態を目指す場合はここからさらに照射を重ねていきます。
- VIO
- うぶ毛
体毛の濃さは脱毛回数に関係ある?
医療脱毛に使用されるレーザーは、毛に含まれるメラニンに反応します。
「毛が濃いと脱毛回数が多くかかる」と思われる方は多いのですが、毛が濃い・太い方はメラニン量が多いため、レーザーによく反応し、効果を実感しやすいです。
1回の照射で効果を実感できるのは全体の毛のうち約20%。毛が薄い、濃いに関係なく成長期の毛にレーザーは反応しますので、毛が濃いから回数が多くなるとか、毛が薄いから回数が少なく済むとは一概には言えません。

脱毛に必要な回数は、その方の毛質や肌の色、毛周期といった複数の要因が絡んでくるため、毛の濃さを気にしすぎる必要はありません。
エステから医療脱毛に乗り換えた時の回数
「エステだと時間がかかりすぎる」「脱毛サロンに何度も通ったが、毛が減らない」という理由から、医療脱毛に乗り換える方が増えてきています。
エステサロンで扱われている機械は、パワーが弱く、抑毛・制毛を目的とするもの。充分な効果を実感できるまでには12~24回の照射が必要とされています。
とはいえ、エステサロンで脱毛したことのある方はすでに毛にダメージを与えている(毛が弱っている)状態なので、医療脱毛に乗り換える場合は「まったく初めて」という方よりも、効果実感までの必要回数が少なくなる傾向があります。
また、すでに毛が薄くなっている方は痛みを感じにくいメリットも。エステサロンで経験した照射回数、現在の発毛状況をもとに、医療脱毛での契約回数を決めると良いでしょう(おすすめ回数はやはり5回以上です)。
医療脱毛クリニックでは、エステからの乗り換え者を対象に割引制度を設けているところも多いので、上手に活用しましょう。
医療脱毛を受けても効果が出ない時の対処法

医療脱毛の回数は、部位やその人の毛質・毛量によっても回数が大きく変わってきます。また、何回受けても効果が薄い時にはきちんと原因があります。
毛周期にあわせて脱毛しているにもかかわらず、どうしてか効果が感じられない…という時は、必ず理由があります。
考えられる理由を下記に解説します。
自己処理で毛抜きを使っている


脱毛する際、クリニックから必ずお伝えしていることが、「自分で処理する時に毛抜きを使わないでください」ということです。
あまり深く考えずに、つい毛抜きを使ってしまう方もいるかもしれませんが、毛抜きを使うと毛周期が狂う原因となり、結果的に脱毛効果を実感しにくくなってしまいます。
今まで毛抜きを使って処理していた方も、ここはグッと我慢して、シェーバーやカミソリで処理するようにしましょう。

日焼けしている・肌が乾燥している

日焼けと乾燥は脱毛の天敵です。肌の状態が良くない場合は、レーザーの照射ができないこともあります。
日焼けしている方や肌が乾燥している方は、肌へのダメージを考えて出力を上げることができず、効果が実感しにくくなってしまいます。
「日焼けをしないように」「保湿をしっかり行ってください」というのは、脱毛に通い始めるとよく言われることです。
日焼けするとしばらく脱毛できなくなったり、乾燥がひどいと痛みを感じやすくなる恐れも。脱毛を始めたら、日焼け止めを塗る習慣をつけたり、お風呂上りに保湿するなどして肌ケアを行いましょう。
毛が細い・薄い、産毛が多い

細い毛・薄い毛はレーザーが反応しにくいため、効果を実感するまでにより回数を重ねる必要があります。
毛が細い方、薄い方は、効果を実感しづらい可能性があります。対処法としては、産毛に反応しやすい脱毛機を使用したり、レーザーの出力を調整してもらう、といった対策が考えられます。
ただ、うぶ毛などの細くて薄い毛はもともと熱のパワーが伝わりにくいので、じっくりと回数を重ねていくのが一番、というのが本当のところではあります。
どうしても完璧に脱毛したい場合は、ニードル脱毛という電気と針で脱毛する方法もあります。痛みが強いですが、確実に細い毛を脱毛したい時には良い方法です。

照射漏れがある

あまり起こることではありませんが、そもそも照射できていないから効果が出ない、ということも。
クリニックでは極力照射漏れのないようにあててくれるはずですが、まれに2週間経っても1か月経っても照射したはずの箇所の毛が抜けない場合は、照射漏れの可能性があります。
そのクリニックの規定にもよりますが、指定の期間内に問い合わせて照射漏れだと判断されれば、照射し直してくれるクリニックもあります。

明らかに一部分だけ毛が抜けていない、一列に毛が残っている、といった場合は照射漏れを疑いましょう。
効果を急ぎ過ぎている場合も
一回だけ照射してまた毛が生えてきた際に、効果が出てないと感じる方もいるようですが、これは毛周期のところで説明した通りで、一回だけではまた生えてきてしまうのが普通です。
3~5回照射してもまったく毛が減らないのであれば、上記の4つのどれかに原因がある可能性が高いので、チェックしてみましょう。

効果が出ないと一口に言っても、原因はさまざま。医療脱毛ではまったく何も効果が実感できないということは少ないので、原因を探ってみましょう。
医療脱毛は部位や毛質に合った回数を選びましょう

医療脱毛は、部位や毛量によって必要な回数は変わってくるんですね。

はい。個人差も大きいので、「5回で十分だった」という方もいれば「10回でやっとお手入れがいらなくなった」という方もいたりと、さまざまです。
クリニックによって、5回コース~8回コース、それ以上の回数プランもあったりと、クリニックによって契約形態はさまざまですが、大事なのは自分の目的に合った回数を選ぶことです。
1回だけでも効果の実感は期待できますが、また生えてきてしまうので、ある程度の回数を重ねることが必要です。
その際には、毛周期にあわせて通うこと、効果が出やすいように日焼けや保湿など肌のケアを怠らないことに注意してくださいね。
まとめとして、以下の点に気を付けていただき、医療脱毛の回数を検討してください。
- 脱毛したい部位により、回数の目安は異なる
- 毛が多い人や剛毛な人は+1~2回、少ない人は-1~2回を目安に
- 回数を繰り返すごとに徐々に全体の毛が少なくなる
- 脱毛中は毛抜きは使わずに、日焼けや乾燥に注意する
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