おすすめ乳酸菌青汁ランキング|乳酸菌入り青汁の効果とはたらき

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院長 藤田

こんばんは。総合内科専門医の藤田です。

最近の青汁は「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」の他にも色々な成分が添加されています。その中でも「乳酸菌入り」の青汁は色々なメーカーから販売されていて、数が豊富な商品です。

乳酸菌入りの青汁が気になる方、これから習慣にしようかと考えている方の中には、

  • 『乳酸菌入りの青汁ってどんな効果があるの?』
  • 『たくさんあるからどれを選んでいいか分からない…。
  • 『乳酸菌入りの青汁ってダイエットに向いてる?』

といった疑問を持っている方がいるのではないでしょうか。

そこでこのページでは、乳酸菌入りの青汁に期待できる効果や、ダイエット食品としての向き不向き、おすすめの乳酸菌入り青汁などについて紹介します。

青汁に含まれている乳酸菌の期待できる健康効果【主なもの】

  • 便秘の解消・予防効果
  • 免疫力アップ・免疫調整効果
  • 美肌効果

この記事の執筆者

内科総合クリニック人形町 院長 藤田 英理(総合内科専門医)

藤田 英理 内科総合クリニック人形町 院長

東京大学医学部保健学科、横浜市立大学医学部を卒業。虎の門病院、稲城市立病院、JCHO東京高輪病院への勤務を経て内科総合クリニック人形町を開院。総合内科専門医。AGA治療や生活習慣病指導も行う。

所属:日本内科学会日本動脈硬化学会日本頭痛学会

医師略歴・プロフィールはこちら

目次

そもそも乳酸菌とは?

乳酸菌とは?その種類と期待できる健康効果

乳酸菌というのは、糖類などの炭水化物を発酵(微生物の働きによって物質が変化すること)させて乳酸をつくる微生物の”総称”になります。※1ヒトの身体に有益な菌のため「善玉菌」とも呼ばれます。

※乳酸とは、身体を動かすエネルギーを作るため糖を分解する時にできる生成物です。血液中の乳酸は肝臓でグリコーゲン(動物が体内で作る炭水化物の一種)に再合成され、再びエネルギー源として利用されます。

納豆・お漬け物などの発酵食品、ヨーグルト・チーズなどの乳製品、ヤクルト・カルピスなどの乳酸菌飲料において、それぞれ使われている(含まれている)乳酸菌の種類は異なります。

菌ごとの形状や生息している場所、エサとなるものや塩への耐性、生成する物質などの違いから、その食べ物の味や香りも変わってきます。

乳酸菌の種類と名前

乳酸菌は沢山の種類があり「菌属菌種菌株」という3つの分類・命名方法を使って、ラテン語で形や特徴などが分類され、独自の菌株名によって名付けられています。

院長 藤田

人間で例えるなら「菌属」は会社名や組織名、「菌種」は役職や部署、「菌株」は名前になるでしょうか。
『こんばんは。私は”内科総合クリニック人形町(菌属)の院長(菌種)、藤田英理(菌株)“です。』

出典:日本人になじみのあるお米由来の乳酸菌(乳酸菌が入った青汁|世田谷自然食品)
引用:https://www.shizensyokuhin.jp/

例えば上記ページに「ラクトバチルスカゼイ菌K-1」というながーい名前があるのですが、こちらを 菌属 > 菌種 > 菌株 に分けると、こんなふうに分けられます。↓

乳酸菌の名前の意味【菌属・菌種・菌株】

「菌属」「菌種」はラテン語なので訳すと、どんな乳酸菌なのか?が分るようになっています。ラクトバチルス・カゼイというのは「チーズから発見された短い棒状の菌」という意味になります。

菌株によって効果が異なる。どの乳酸菌が良いのか?

また、わたしたち消費者にとって最も大切なのは「菌株の名前」です。

乳酸菌の効果・機能性については「菌属・菌種」が同じでも「菌株」ごとに効果・機能性の違いがある※3ので、菌株の名前まで表示し、なおかつエビデンス(効果についての検証結果など)も公開している青汁商品であれば、わたしたち消費者にとって選ぶ時の基準になります。

乳酸菌の菌株名の表示がない青汁について販売会社に問い合わせてみました。

多くの乳酸菌入りの青汁商品を見てみると、株名まで詳しく表記をしていることの方が稀です。例えば菌属と菌種は記載があるも、株名については未記載だったり、学名ではなく各社がオリジナルに付けた呼称だったりします。

これについて消費者庁に問い合わせてみたところ『表示義務などについては食品表示基準※4に則っており、乳酸菌などの微生物は食材の一部として扱われ、製品への原材料表示の記載は省略しても差し支えない』とのこと。


『未記載の情報を消費者が知りたい場合は、商品パッケージに記載されている販売会社や製造元に個別に問い合わせするのが良いでしょう。(文言は要約しています。)』との回答でした。

それを受けて、実際に青汁商品に配合されている乳酸菌の正式名称が表示されていない商品の販売元・製造元 数社に問い合わせてみたところ、菌属・菌種・菌株の情報を詳しく答えて頂けました。

院長 藤田

詳しく乳酸菌の効果について知りたい場合は、販売会社または製造元の会社の担当者に問い合わせるのが最も確実です。

参考】乳酸菌入り青汁商品に使われている乳酸菌の菌株

商品名
会社名
表示名
属・種・株
やわた本青汁
八幡物産株式会社
エンテロコッカス・フェカリス菌
エンテロコッカス・フェカリス・EC
乳酸菌が入った青汁
株式会社世田谷自然食品
ラクトバチルスカゼイ菌K-1
ラクトバチルス・カゼイ・K-1
乳酸菌+酵素 大麦若葉
株式会社アサヒ緑健
乳酸菌EC-12
エンテロコッカス・フェカリス・EC-12
乳酸菌 大麦若葉
漢方製薬株式会社
乳酸菌YK-1
テトラジェノコッカス・乳酸菌・ハロフィルス
ぎゅぎゅっと活野青汁 乳酸菌プラス
株式会社えがお
ヘルパー乳酸菌
エンテロコッカス・フェカリス・(回答不可)

乳酸菌の健康効果・はたらき

乳酸菌の期待できる健康効果・はたらきについて

乳酸菌は腸内環境を整備腸の機能を向上させるはたらきがあり、さまざまな効果が期待できます。

乳酸菌の期待できる健康効果・はたらきについては、上記で述べたように厳密には菌株ごとに違いがあるものの、青汁に含まれている乳酸菌に注目した場合、主なものとして以下の3つが挙げられます。

青汁に含まれている乳酸菌の期待できる健康効果【主なもの】

  • 便秘の解消・予防効果
  • 免疫力アップ・免疫調整効果
  • 美肌効果

便秘の解消・予防効果

乳酸菌を摂取すると乳酸がつくられ、大腸の平滑筋という筋肉の運動(ぜん動運動)を活発にさせます。その影響で排便回数が増えたり、便秘に伴う腹痛や腹部の膨満感(お腹全体または部分的に張った感じがすること)が軽くなったりします。

逆に、下痢気味の方が摂取した場合でも腸内フローラ(腸内細菌叢)の改善により、お通じが良くなります。

腸内フローラ
腸内フローラは、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)とも呼ばれます。腸内に棲んでいる細菌は菌種ごとの塊となって腸の壁に隙間なく張り付いています。この状態がお花畑(フローラ)に見えることから名づけられました。

腸内細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌(ひよりみきん)」3つに分けられバランスを保ちながら腸内フローラを形成します

ベストなバランスは2(善玉菌)対 7(日和見菌)対 1(悪玉菌)とされ、悪玉菌より善玉菌の方が多い状態が健康的な腸内環境となります。※7

腸内フローラの理想のバランスは善玉菌2、日和見菌7、悪玉菌1
腸内フローラの理想のバランス

免疫力アップ・免疫調整効果

腸はヒトの身体において最大の免疫器官です。免疫細胞の70%以上は腸に集中しているので、腸を健康に保つことが免疫力を高めるのに最も効果的です。

免疫とはヒトの身体が持っている防御システムです。体内に細菌やウイルスが侵入すると、免疫細胞と呼ばれるがこれらを”異物”と認識して攻撃しますが、乳酸菌はこの免疫細胞に働きかけ活性化させることができるのです。

美肌効果

「乳酸菌が入った青汁(株式会社世田谷自然食品)」という商品には、K-1乳酸菌(ラクトバチルス・カゼイ・K-1)という乳酸菌が入っているのですが、これについて亀田製菓株式会社のHP上に「お肌の改善効果が見られた」という研究結果が公開されています。

K-1乳酸菌を摂取した人たちにそれぞれ、経表皮水分蒸散量(皮膚バリア機能)の増加抑制、肌理(キメ)の悪化抑制傾向、ニキビの改善傾向が見られたとあります。※5

乳酸菌入り青汁おすすめ3選

院長 藤田

乳酸菌と相性の良い栄養素である食物繊維ビタミンビフィズス菌が含まれている青汁がおすすめです。

栄養素乳酸菌との相性
食物繊維善玉菌の増加/悪玉菌や有害物質の減少
ビタミンB2ビフィズス菌の増殖促進
ビタミンB6善玉菌の生育を助ける
ビタミンC悪玉菌の増殖を抑制
ビフィズス菌整腸作用を高める

※ヨーグルトでお馴染みビフィズス菌ですが、実は乳酸菌と似て非なるものです。大きな違いとして、乳酸菌は糖を分解して乳酸を作り出しますが、ビフィズス菌はそれに加えて酢酸も作り出します。乳酸菌だけで作ったヨーグルトと比べ、ビフィズス菌の入ったヨーグルトの方が整腸作用効果が高いという実験結果があります。※6※7

やわた本青汁1杯に150個の乳酸菌を配合

出典:https://www.yawata.tv/

※ヨーグルト1mlあたり乳酸菌1000万個として、1個110mlのヨーグルトに換算

乳酸菌「エンテロコッカス・フェカリス菌」を150億個(1袋)配合し、乳酸菌と相性の良い食物繊維やビタミンCも入っているバランスの良い商品です。

国産の大麦若葉が原料で、ビタミンCの栄養機能食品でもあります。

院長 藤田

1杯65円からと続けやすく、さらに3カ月間全額返金保証があります。

ぎゅぎゅっと活菜青汁 乳酸菌プラス乳酸菌と相性の良い成分がバランスよく配合

出典:https://www.241241.jp/

乳酸菌と相性の良い成分がバランスよく含まれています。

20種類の野菜や九州産の桑葉を使用していて、1日に必要なビタミンB1、B2、B6、ビタミンCを補えます。

乳酸菌が入った青汁お米由来の植物性乳酸菌を配合

乳酸菌が入った青汁/株式会社世田谷自然食品
出典:https://www.shizensyokuhin.jp/

九州産の大麦若葉を主原料に、お米由来の乳酸菌が配合されています。

1杯あたり1.32gの食物繊維が摂取でき、抹茶風味で飲みやすさにもこだわった商品です。

乳酸菌入り青汁はダイエットに向いている?

院長 藤田

乳酸菌入りの青汁はダイエット目的での使用に向いています。ただし、カロリーカットの目的で利用するのではなく、あくまでダイエットの要因となる「腸内環境を整える」サポートアイテムとして利用しましょう。


腸内環境を整えることはダイエットにおいて有効な手段として有名です。腸活(ちょうかつ)ダイエットという言葉を聞いた事もあるかと思います。

腸活や乳酸菌の摂取などで腸内フローラのバランスを整えると、代謝機能を活性化させ便秘を解消させる効果で痩せやすい体に変化することが期待できますから、当然ダイエットに良い影響となります。

青汁の中には「置き換えダイエット」として商品をすすめているものがありますが、基本的に置き換えダイエットを目的とした利用はおすすめしません。

例えば朝食を青汁で済ませると、前日の夜から昼食までの間が空くことで吸収率が高まり、カロリーを余分に蓄積してしまい逆に太りやすくなってしまう、ということが考えられます。

まとめ

乳酸菌は毎日排出される成分なので、継続して摂取することが大切です。また、大量に摂取すればより効果を実感できるものではありません。

基本的に、健康的な身体を維持するためには何よりもバランスのとれた食生活が重要です。乳酸菌入りの青汁はあくまでも”サポートアイテム”として捉えておきましょう。


参考文献(References)
※1 乳酸菌 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
※2 乳酸菌の分類と性質|あいち産業科学技術総合センター 食品工業技術センター
※3 乳酸菌の基礎知識|一般社団法人全国発酵乳乳酸菌飲料協会 発酵乳乳酸菌飲料公正取引協議会
※4
食品表示法等(法令及び一元化情報) | 消費者庁
※5 お米の研究 TOP | 亀田製菓株式会社
※6 ビフィズス菌と乳酸菌の違いを教えてください。|腸内細菌学会
※7 ビフィズス菌と乳酸菌の違い|ビフィズス菌研究所 – BB536.JP
※8 腸内細菌を知ろう!!|湧永製薬株式会社

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