- 病気ではないAGAを西洋医学で治療しようとする薄毛業界の矛盾と限界
- GHT以外の原因を見つけられない以上今の治療方針では発毛するわけがない
- 「病因」ではなく「病態」から治療方針を決めるのが東洋医学
- 漢方由来の育毛剤ランキングベスト3
- 自分をAGAと決めつけるな。無料遺伝子検査で最適な育毛剤を選ぼう
日本人男性の薄毛の8割以上が男性型脱毛症(AGA)と言われ、患者数は全国に800万人とも1200万人とも言われています。
しかし、これって本当なんでしょうか?
AGAの原因は5αリダクターゼⅡ型であると解明されているわけですから、5αリダクターゼⅡ型阻害薬であるプロペシアを飲めば薄毛は治るはずです。

しかし、実際にはプロペシアを飲んでも、さらに強い阻害薬であるザガーロを飲んでも、薄毛が治る人はむしろ稀(まれ)です。
「もしかして、俺の薄毛はAGAじゃなかったってこと?」
もしあなたが今こう思ったなら、ここから先の記事を読む意味と価値があると思います。
解説は当院院長の藤田先生です。東洋医学から考察した薄毛治療の最前線と、漢方由来の育毛剤を3つ紹介してもらいます。
また、「エビデンスがない漢方は信用できん!」という方向けに、AGAクリニックに行っても入手できない「遺伝子検査型和漢育毛剤」も1つ紹介してもらいます。

この記事の執筆者

藤田 英理 内科総合クリニック人形町 院長
東京大学医学部保健学科、横浜市立大学医学部を卒業。虎の門病院、稲城市立病院、JCHO東京高輪病院への勤務を経て内科総合クリニック人形町を開院。総合内科専門医。AGA治療や生活習慣病指導も行う。
病気ではないAGAを西洋医学で治療しようとする薄毛業界の矛盾と限界

藤田先生、AGA(男性型脱毛症)は病気なのでしょうか?

いえ、医学的には病気と分類されていません。原因も一部しか分かっていませんので不明点が多く打つ手が限られているのが現状です。

解説いたします
AGAは、テストステロン(男性ホルモン)が5α還元酵素Ⅱ型によってジヒドロテストステロン(GHT)に生まれ変わり、GHTがヘアサイクルに誤作動を起こさせ髪の毛が強制的に休止期に入ってしまう事を特徴とした症候群です。
薄毛になっても生活に支障がないため、西洋医学では病気と定義されませんが、問題なのは、AGAは病気ではないのに西洋医学的な治療アプローチしかとられていないことです。
明確な「病因」がない場合、西洋医学は基本的にお手上げ
西洋医学は、解剖学や生理学を中心に血液検査や尿検査などの科学的手法によって細胞・遺伝子レベルから原因を突き止めていきます。

つまり、数字を追いかけているわけです。血圧や脈拍に始まり、血液検査でのデータなどを全て数値化し、正常範囲外になっている部分に着目し、そこに治療の焦点をあてます。
AGAでいえば、5α-還元酵素Ⅱ型を阻害すればGHTが生まれないわけですから、阻害薬であるプロペシア(主成分はフィナステリド)を処方する、これが西洋医学的アプローチです。
ファイザー製フィナステリド錠
ただ、現実としてAGA患者は減っていませんので、原因が一つだけではない事は明白で、「じゃあ我々医者は患者に何を処方すればいいの?」という所で現場には手詰まり感が出ているのが現状です。
人体のバランスをみるのが東洋医学の基本
一方の東洋医学は、人間の体を「気・血・水」の3つの要素に分類し、この3大要素のバランスを観察し、バランスが崩れることで五臓・六腑に影響が及ぶというのを基本的な考え方としています。
東洋医学で男性の薄毛をみた場合、「気・血・水」の三大要素のバランスが「何か」で崩れ、その結果として髪の毛が抜けたと考えるわけです。

ジヒドロテストステロンが、とか、5α還元酵素が、とかではなく、それはあくまで結果であって、その手前で「気・血・水」のバランスが崩れていることが根本の原因と考えるのが東洋医学です。
バランスは数値化できませんので「気・血・水」のどこか一つを治すのではなく、「バランスが悪いからバランスを良くする」という分かるようで分からない抽象的とも言える治療を行うので、「理論」より「経験」がモノを言う世界です。
生薬を複数組み合わせるのが漢方薬
東洋医学では「気・血・水」のどこか一つに焦点を当てるわけではないので、漢方治療の際は自然由来の生薬を2つ以上組み合わせて「漢方薬」として患者に処方します。

生薬の組み合わせをどうするかは、いわゆる漢方の教科書のようなものがあって、それに準じて調剤していくのですが、西洋医学しか勉強していない医者は漢方のことはほぼ全く分からないので、製薬会社の営業マンの知識に頼っているのが現状です。
日本くらいだと思います。西洋医学の知識しかないのに医師が漢方を処方してOKな国は。
勉強していないし勉強する機会も少ないので漢方のことなど分かるわけがない。なのでMR(製薬会社の営業マン)さん頼みなのです。お恥ずかしい限りですが。。。
薄毛治療薬としての漢方の可能性は大いにある

先生、ぶっちゃけすぎじゃないですか?(笑)でも先生らしいです。いつも正直ですもんね。薄毛治療現場での漢方の可能性について教えてください。

漢方は薄毛治療にも大いに可能性があると思います。西洋医学が全てじゃないので、従来の治療で改善しなかった人は試してみる価値はあると思います。

解説いたします
ここ10年ほど、「統合医療」という新たな治療を提唱するドクターが増え始めました。
統合医療というのは、「洋の東西問わず、効果がある治療法は良いとこ取りすればいいじゃないか」という組み合わせ医療のことです。
アーユルヴェーダ(インド医学)や漢方、ホメオパシーやヒーリング、タロット占いや伝統魔術まで、世界には様々な療法が存在します。

ベースはあくまで西洋医学ですが、西洋医学で解明できない病気を治療するのに、漢方やアーユルヴェーダ、ヒーリングなどの療法を補完的に取り入れることを「統合医療」と言います。
プロペシア(フィナステリド)は必ず飲むこと(大基本)
AGAの原因の一つがジヒドロテストステロンであることが西洋医学で解明されている以上、そこを捨てて代替医療として漢方を取り入れるのは私は反対です。

そうではなくて、あくまで東洋医学(漢方)は「補完」です。プロペシアで思った以上に発毛しないときに、補完的に漢方由来の育毛剤を使ってみてはいかがでしょうか?ということです。
薄毛治療には正しい順序があります。簡単に説明するとこの順番です。
- プロペシア単剤治療
- プロペシア+ミノキシジル外用薬(発毛剤)
- プロペシア+ミノキシジルタブレット(経口薬)
この順番で治療しても発毛しないなら、「第4の方法」として
プロペシア(西洋医学)+漢方(東洋医学)由来の育毛剤
この組み合わせを試してみてはいかがでしょうか?というのが私からの提案というわけです。
漢方由来の育毛剤単体治療は反対です
くどいようですが、私が提案しているのはあくまで西洋医学をベースにした統合医療です。
「フィナステリドを辞めて漢方由来の育毛剤だけ使ってください」、という代替医療を提唱しているわけではないんです。

AGAの原因の一つが5α還元酵素Ⅱ型であることはすでに判明しているので、5α還元酵素Ⅱ型阻害薬であるフィナステリドの服用は大原則です。
ただし、フィナステリドは肝臓に良くない薬ですし、稀に性欲減退やEDの症状が出る人もいます。

フィナステリドを飲んで薄毛は改善傾向だけど、でもEDになっちゃったからバイアグラを飲んでるんだ、僕。
というカオスにおちいるような事だけは避けてください。

そうならないよう、肝臓が弱かったり性欲減退気味の人はフィナステリド(プロペシア)を辞めて、漢方由来の育毛剤一本で勝負することも選択肢の一つかも知れません。
あなたは本当にAGA?
それと、世の中の薄毛の9割がAGA(男性型脱毛症)であるという諸説を私は信用していません。なぜならAGAには明確な定義がないからです。
M字部分と頭頂部が薄くなるという特徴的な病態はあるものの、もし薄毛男性の9割がAGAなら、悪さしているのはジヒドロテストステロンであると解明ができているわけなので、薄毛で悩む人がもっと減ってもいいと思うんです。
つまり、実は1000万人いるといわれている日本国内の男性薄毛のうち、AGAではない人が実は半分くらいいるのでは?という疑いを私は持っているということです。

もしこの仮説が当たっているなら、あなたがAGAクリニックで治療しても薄毛が思ったように解消しない理由が説明付くと思いませんか?
漢方は病気かどうかはっきりしない時にこそ効力を発揮する
葛根湯(かっこんとう)という名前を聞いたことあると思いますが、葛根湯は風邪の初期症状の時に効果を発揮する漢方薬です。

完全に風邪になってしまえば効果はほどんどなく、あくまで初期症状のときです。
「タミフルよりインフルエンザに効く漢方」として有名な麻黄湯(まおうとう)のような特殊な漢方を除き、漢方は「中間」に強い薬です。
西洋医学は、はっきりと原因が分かっている病気に対しては効果を発揮しますが、「風邪かどうか分からない」とか「お腹か腸かどっちが悪いかわからない」、こんなどっちつかずの時に強いのが漢方です。
薄毛も、例えば3万本抜けたとして、3万本全てがAGAだとは限りません。脂漏性脱毛症やびまん性脱毛症などが入り混じって抜けているケースも事例として見たことがあります。

あなたはどう思いますか?この記事を読んでいるということは薄毛で悩んでいらっしゃる方だと思いますが、今までの西洋医学をベースにした治療で薄毛が治りましたか?
市販の育毛剤やリアップなどの発毛剤は効果がありましたか?効果がイマイチだからこの記事を読んでいらっしゃるのではないでしょうか。
もし思ったように薄毛が回復していないなら、あなたの薄毛の原因はAGAではないかも知れませんので、原因不明の症状に強い漢方由来の育毛剤を試してみるのも一つの選択肢かも知れません。
漢方由来の育毛剤ランキング
これから3つの育毛剤を紹介します。すべて漢方をベースにした育毛剤ですので、西洋医学的な根拠はありません。
過度の期待は禁物ですが、今まで何をやっても発毛効果がなかった人は、実はあなたがAGAではなかった可能性や、AGAとびまん性脱毛症などの「複合型薄毛」である可能性もあります。
そういう疑いがある人は、これから紹介する漢方由来の育毛剤を3か月程度試してみてください。
漢方(東洋医学)由来の育毛剤なので、西洋医学的な根拠によって順位付けできません。従って「価格順」にしてあります。安いに越したことはないですからね。
第3位:発毛促進ジェルタイプ育毛剤「薬用オメガプロ」

- 商品名:薬用オメガプロ
- 販売元:株式会社プロアド
- 価 格:12,600円(税抜1ヶ月分)
- 和漢生薬:センブリ・カンゾウ・ゲンチアナ・地黄・シラカバ・ビワ葉
メイドインジャパンによる高い品質
第3位は、「オメガプロ」です。
和漢成分のみで構成され、添加物も一切不使用。かつ、製造は全て日本国内で行われています。品質面は心配なさそうです。
特にオメガプロがだわっているのは「頭皮への浸透力」です。

育毛剤にしては珍しいジェル状の液体で、液だれや蒸発による従来性育毛剤の弱点を補うためにあえてジェルにこだわっているようです。
薬用育毛剤オメガプロのジェル
ジェルと聞くと「髪の毛ベトつかない?」という心配があると思いますが、その点は対策されているようで、
「いやなベタツキはなく、ヘアスタイルに影響することもないため、朝の洗髪後にも使用することができます。」
と公式サイトにわざわざ説明書きがしてあります。
難点は値段の高さ
内国産で添加物もなく、浸透力にこだわっているのでとても魅力的な育毛剤ではありますが、月額12,600円はちょっと手が出ないかなあというのが私の印象です。
AGA専門クリニックで処方されるミノキシジル外用薬(発毛剤)は、安いところだと5,500円くらいですので、オメガプロの半額以下ということになります。
ミノキシジル外用薬
Source:www.minoxidillaboratory.com
当記事はあくまで漢方由来の育毛剤特集なので、西洋医学由来のミノキシジル外用薬を持ち出すのは適切ではなかったかも知れませんが、
「お金はいくらでも持っているから、確実に高品質のものを俺は試したいんだ。」
という特殊な層の方以外は、このお値段(月額12,600円)だと見送らざるを得ないかなと。製造にこだわっていますし、とても良さそうな商品なんですけどね。
第2位:AGAスカルプエッセンス

- 商品名:AGAスカルプエッセンス
- 販売元:株式会社遊笑
- 価 格:7,654円(税抜1ヶ月分)
- 主成分:キャピシル・リデンシル
- 和漢生薬:マンケイシ・トウキ・ダイオウ・ビャクシ・ニンジン・カシュウ・セキリュウ
西洋医学と東洋医学の融合を目指した「統合医療型育毛剤」
この育毛剤(AGAスカルプエッセンス)の主成分はキャピシルと和漢生薬です。
つまり、和洋折衷(わようせっちゅう)みたいなものです。日本の料理とカナダの料理がまざったようなものといえば、、、余計分かりにくいですね、すいません(汗)
※キャピシルはカナダ産です
キャピシルって何?
すでに育毛剤のことを色々調べたことがある、あるいは使ったことがある方なら、他商品のPR記事の中で「キャピシルはミノキシジルの3倍効果がある」などの文言を見たことがないでしょうか?

「ミノキシジル」は厚生労働省が発毛剤として正式に認可している薬ですが、キャピシルはそのミノキシジルの3倍の発毛効果があるそうです。
エビデンス(らしきもの)がありますのでURLを載せておきます。カナダのルーカスメイヤー社という化粧品メーカーの独自の臨床データです。
※リンク先は英語です
http://www.aroma-beauty.ru/upload/iblock/cc2/cc295444443f8699c30abf3f34f12c73.pdf
世界最大の医療データベースにはキャピシルの有効性を証明するデータは存在しない
アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health)という、世界最大の医療研究機関がありますが、そこのデータベースで検索してみてもキャピシルの有効性に関するデータは残念ながら見当たりませんでした。
National Institutes of Health(NIH)
本当であって欲しいですけどね。ミノキシジルの3倍なら、相当な確率で生えてきそうですから。
もしかしたら数年後にカナダで発毛成分として認可されるかも知れませんが、現段階では「(西洋医学的な視点で見れば)根拠なし」という評価となります。
せっかく和漢を使用しているなら、キャピシルなどやめて漢方育毛剤として売り出せば、他と差別化できるのになあと思いつつも、「いや、ウチのは統合医療型育毛剤だから」と言われてしまえば、なるほどと。
統合医療(東洋医学と西洋医学の良いとこ取り)に興味があり、キャピシルを信じてみようという方は使って見て下さい。そして、使った感想を私にそっと教えてください。
第1位:MONOVO薬用育毛剤【ヘアトニックグロウジェル】

- 商品名:MONOVOヘアトニックグロウジェル
- 販売元:日本サプリメントフーズ株式会社
- 価 格:6,020円(税抜1ヶ月分)
- 和漢生薬:センブリ・カンゾウ・ゲンチアナ・ジオウ・シラカバ・ビワ葉
ようやく本命であるランキング1位にたどり着きましたね。医学に携(たずさ)わる身として職業柄適当な記事が書けないとはいえ、いつも長くて本当に申し訳ありません。
地元福岡の人なら誰でも知っている日本サプリメントフーズ株式会社
上場こそしていないものの、数ある育毛剤販売会社の中でも、日本サプリメントフーズ株式会社は、一般の方にも名の知れ渡った知名度のある会社です。
地元福岡の人なら「日本サプリメントフーズ」と言えば優良企業という印象を多くの人が持っているのではないでしょうか。
時間があれば日本サプリメントフーズの企業情報サイトをご覧になって下さい。使おうかどうか迷っている和漢育毛剤の販売元ですので、企業姿勢や製造体制など、色々参考になると思います。
※個人的にはリクルート情報も是非見て欲しいです。会社の勢いと大きさが想像できますので。
原材料・生産ともにメイドインジャパンにこだわっていて、製造工程および管理体制共に公的な認定基準を遵守しています。
言い方は変ですが、健康食品やサプリメント、化粧品等を販売している会社としては珍しく「ちゃんとした会社」です。良い意味で「ありそうでない会社」と言いますか。
このランキング記事で最初(第3位)に紹介した「オメガプロ」という和漢育毛剤の値段覚えていますでしょうか。

正解は月額約12,600円ですが、植物(和漢生薬)を育毛剤にするのは製造過程が複雑で、どうしてもそれが料金に跳ね返ってしまうものなんです。
ランキング3位のオメガプロを販売しているのは小さな会社で、スケールメリットを出せないので12,600円というちょっと手が出ない設定になっていますが、ランキング1位に推奨した「MONOVOヘアトニックグロウジェル」は半額以下の月額6,020円です。
日本サプリメントフーズが規模の大きな会社で数をさばけるので、これくらいの値段設定でも利益が取れるというわけです。

ユーザーにとってはありがたいことですよね。安いにこしたことはないですし、かといって品質は悪いどころか、むしろランキング2位と3位の商品よりは信頼できます。会社規模が違いすぎますからね。
和漢の力と浸透力、シャンプーとの親和性
商品(MONOVOヘアトニックグロウジェル)の詳細については、MONOVO公式サイトを覗いてもらえば分かることですので、ここではポイントを絞って簡単に解説します。
主成分は漢方薬にも使われている生薬(医療効果のある自然植物)6種類です。多くの医療用漢方薬と同じくらいの配分数と言えます。
MONOVOの和漢生薬
この↑和漢生薬を見て「ん?」と思われた方は、とても記憶力が良い方です。そうです。ランキング3位の商品と全く同じ和漢生薬6種類を配合しているんです。
つまりどういうことかというと、別々の会社が出している育毛剤の和漢生薬が同じということは、
「この和漢生薬の配分が薄毛にベスト」
という裏付けになりませんか?と言うことです。

立場的に「この配合が一番発毛します」とは言えません。それを言えるのは厚労省が認可した医薬品に対してだけです。
しかし、ライバル同士が同じ和漢生薬を配分した育毛剤を販売しているということは「客観性ある育毛根拠」と言っても差し支えないのでは?と思うのです。
自然由来の植物で構成された育毛剤です
キャピシルのような人工成分は入っておらず、純粋な漢方由来の育毛剤と言って差し支えないでしょう。
形状はジェルです。育毛剤は、浸透する前に蒸発したり液だれを起こしたりしてしまいますので、ジェルで正解だと思います。
ジェルと聞くと「ベトつき」が気になると思いますが、ユーザーの声を拾いましたが、下記のとおり問題ないようです。
他の商品と違って無香料なので育毛剤特有の嫌な匂いもしないし、ジェルなのにベトつかず黒のパッケージがオシャレで気に入っています。
シャンプーとセットがおすすめ
これは私からの提案なのですが、育毛剤とシャンプーは、できる事なら同一メーカー同一ブランドのものが望ましいです。
育毛剤は頭皮への浸透が生命線です。

この和漢育毛剤(MONOVOヘアトニックグロウジェル)は、浸透力にも大変こだわった設計になっていますが、最も大事なのは育毛剤の手前の工程のシャンプーです。
シャンプーでしっかりと毛穴をこじ開けておいてこそ育毛成分は頭皮に浸透していきますし、良く知られた話ですが育毛剤とシャンプーには「相性」というものがあります。
科学成分で作られた安価な市販シャンプーではなく、自然由来に徹底してこだわったMONOVOブランドのシャンプーとセットで使用する事が理想です。

安いにこしたことはないですよね
とはいえ、薄毛治療はお金がかかりますからね。まずは無理せず、和漢育毛剤単体購入でOKだと思います。
無理は良くないので、まずはMONOVOヘアトニックグロウジェル(和漢育毛剤)だけで結構ですので手に取ってみて下さい。
\ 最安値ショップはこちら /
漢方はやっぱり胡散臭いなあと感じたあなたに贈る西洋からのお手紙
私も随分と東洋医学のことを勉強してきたつもりですし、医療用医薬品よりも効果が高いインフルエンザ用の漢方薬の存在も知っています。
でも、東洋医学(漢方)に関してプロフェショナル足りえる知識を持っているかと聞かれたら、「うーん」と正直に答えます。
頭は東洋でも体は西洋
日本で生まれ日本で育った多くの人がそうだと思いますが、「漢方おすすめだよ」と言われ、その時は頭では理解できても体がそのとおりに反応してくれません。
目の前に医薬品と漢方薬が並んでいたら、悩んだ末に最終的に手に取ってしまうのは恐らく医薬品になると思います。私たちの体は良くも悪くも西洋文化にドップリ浸かっていますからね。

そこで、そんなあなたにちょっと面白い育毛剤を最後に紹介しようと思います。興味本位に「読み物」としてさらっと読んでみて下さい
遺伝子検査付き育毛剤【Persona(ペルソナ)】

- 商品名:Persona(ペルソナ)
- 販売元:株式会社ダブルへリックス
- 価 格:12,800円(税抜1ヶ月分)
- 遺伝子検査:無料(ただし定期コース限定)
- 主成分:17型コラーゲン・リデンシル
- 和漢生薬:センブリ・カンゾウ・ゲンチアナ・ジオウ・シラカバ・ビワ葉
この育毛剤(ペルソナ)の大きな特徴は、あなたに最適な育毛剤を調べるために、育毛剤が届く前に遺伝子検査を行うことにあります。
※定期コース(半年継続)であれば検査は無料になります
あなたの毛髪に関わるDNA情報を遺伝子検査で調べ、その検査結果に基づいて最適な育毛剤が手元に届くというスタイルです。
SNP(スニップ)検査
申し込むと、まず最初にこの↓ような遺伝子検査キットが届きます。

私は「一塩基多型(いちえんきたがた)」と学生時代に習いましたが、最近ではスニップ検査という呼び方のほうがメジャーのようです。
スニップ検査というのは、要するにDNA検査のことで「遺伝子検査」もほぼ同義語です。
人体はらせん状の塩基の配列で特徴が決まってくるのですが、それを先に解析してから最適な育毛剤を使ったほうが発毛する確率が高まるでしょう?というのが販売元の考え方です。

論理的にも医学的にも反論の余地はないですし、誰もがこういう育毛剤を待っていましたよね。
たまに「オイリー(脂性)の方はこれで乾燥肌の方はあれ」みたいな育毛剤があると思いますが、自分が脂性かどうかなんて普通の人には分からないわけです。
AGAクリニックの遺伝子検査よりも細かい検査をします
AGA専門クリニックに行くと、最初にスニップ検査を勧められることが多いです。だいたいどこのクリニックも2万円以上取られると思います。
AGAクリニックで行う遺伝子検査は、アンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)遺伝子配列の中で、特定の(CAGとGGC)塩基配列が何回繰り返されているかを調べるリピート検査です。
某大手AGA専門クリニック公式サイトより引用
Source:https://www.hairmedical.com/agarisk/
要は、AGAリスクと脱毛予防薬であるプロペシアが効くのか効かないのかを調べるためのAGAに特化した検査です。
一方、今回紹介している育毛剤(ペルソナ)の遺伝子検査は、上記の検査に加えて、毛髪と頭皮の特徴を突き止めるためのDNA検査も行います。
毛が太いのか細いのか、脂性なのかどうか、どういう成分に弱い頭皮なのかなどを遺伝子検査によって傾向を突き止めるというわけです。
検査後に育毛剤が届きます
検査キットを送り返した後(送料無料)、2週間前後で今のあなたに最適な育毛剤がお手元に届きます。

フルオーダーではなくセミオーダーです。
さすがにこの値段でフルオーダーは無理ですので、そこは大目に見るしかないですが、とはいえ、他の育毛剤より発毛促進期待値が大幅にUPしているのはほぼ間違いなさそうです。
実は中身は和漢由来の育毛剤
この記事は、東洋医学(漢方)の視点での育毛剤選びを特集したものです。
最後に紹介する育毛剤が完全西洋仕様だとさすがにドン引きすると思いますが、そこまで私も馬鹿ではありません。
遺伝子検査付き育毛剤【Persona(ペルソナ)】は、西洋的な成分も含まれていますが、メインは和漢です。
ペルソナに含まれている和漢成分
ランキング1位に推した和漢育毛剤(MONOVO)は大変良い商品だと思いますが、MONOVOを使う前に一度遺伝子検査してみたくないですか?
そもそも、あなたの薄毛の原因がAGAかどうか確定していないのに、AGAだと思い込んで育毛剤を探して選んでしまうのは、宝くじを買うようなものです。
まずは遺伝子検査を行った上で、もしあなたがAGAでないなら、Persona(ペルソナ)は、非AGAタイプの育毛剤をセレクトして送ってくれます。
主成分は和漢(東洋医学)だけど、考え方とアプローチ方法は西洋医学。これが他の育毛剤にはない「ペルソナ育毛剤」の最大の強みです。
\ 最安値ショップはこちら /
以上