家庭用脱毛器おすすめランキング10選｜効果と正しい使い方

自宅で手軽にムダ毛のケアができる「家庭用光美容器」（一般通称：家庭用脱毛器^※）は、脱毛サロンへ通うのに抵抗がある方や、通い続けたくない方、通う時間がない方に選ばれているムダ毛のケア方法です。

近年では各メーカーから高性能な家庭用光美容器がどんどんリリースされていて、市場は激戦状態。どの機器を選べばいいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、自分に合った家庭用脱毛器の選び方と、簡単に使えて最大限の効果が期待できるおすすめの光美容器を紹介しています。

他にも、家庭用脱毛器の正しい使い方やよくある質問、「家庭用の脱毛器は本当に効果があるのか？」についてもわかりやすく解説していますので、家庭用脱毛器をご検討の方はぜひ参考にしていただければと思います。

※本来、医療機器として承認された機械でなければ脱毛効果は認められておらず、脱毛器とは表記できません。この記事では自宅においてムダ毛ケアのために使用する機械のことを、家庭用光美容器または光美容器と表記しています。

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家庭用脱毛器の仕組み・効果は？

「家庭用光美容器」（通称：家庭用脱毛器）とは、脱毛を目的として自宅で使用できる電気機器のことを指します。

自宅で使用するムダ毛ケア用の機械にはフラッシュ式、レーザー式、熱線式、ローラー式、高周波式などさまざまなタイプがありますが、現在の主流は下記の3種類です。

①フラッシュ式、②レーザー式は特殊な光を毛根に当てて「生えてくる毛を弱らせて徐々に薄くしていく」方法をとるのに対して、③ローラー式は物理的に毛を抜く脱毛方式です。

フラッシュ式・レーザー式・ローラー式の違い

	①フラッシュ式光美容器	②レーザー式光美容器	③ローラー式
特徴	脱毛サロンで使用される機械と同じタイプ。出力は家庭用に低めに設定されている	医療脱毛で使用される機械と同じタイプ。出力は家庭用に低めに設定されている	毛をからめとり、引き抜く
痛み	弱い	やや強い	毛が抜ける痛みがある
使用感	使い続けることで一時的な除毛減毛、抑毛・制毛を目指す	使い続けることで一時的な除毛減毛、抑毛・制毛を目指す	一時的に毛は無くなるが薄くはならない

ローラー式は安く購入できたり、広範囲の毛を一気に引き抜けたりとメリットも多い一方で、あくまで毛を抜くだけにとどまるため一時的なケア用の機械です。

このページでは、使い続けて毛を薄くする効果を目指す①フラッシュ式、②レーザー式の光を使用した家庭用光美容器を中心に解説しています。

仕組み

フラッシュやレーザーを用いた家庭用光美容器は、光を利用してムダ毛にアプローチします。

黒い色素（メラニン色素）に反応する特殊な光を当て熱エネルギーを発生させ、その熱によって毛根にダメージを与え、毛を作り出す機能を弱めて抑毛・制毛を目指す仕組みになっています。

また、家庭用光美容器はあくまで毛根や毛乳頭にダメージを与え弱らせるだけで、永久脱毛の効果は認められていません。

フラッシュ式とレーザー式の違い

フラッシュ式は別名IPL脱毛（インテンス・パルス・ライト脱毛）とも呼ばれ、さまざまな波長の光を複合的かつ放射的に照射するのに対し、レーザー式は単一の波長の光を増幅させて照射します。

	フラッシュ式	レーザー式
光の性質	複合的かつ放射的な光	単一の波長の光を増幅
パワー	弱め	強め
効果	マイルドで優しい効果	集中的な効果
痛み	感じにくい	フラッシュ式よりも感じやすい
範囲	広範囲	狭範囲
スピード （全身照射にかかる時間）	15分～60分	2時間以上
特徴	エステ脱毛で使用される方式 ※ただし出力はかなり低い	医療脱毛で使用される方式 ※ただし出力はかなり低い

フラッシュ式よりもレーザー式の方がパワーが強いため、減毛や抑毛の効果がより期待できるとされていますが、そのぶん肌への負担や痛みも大きいです。

また、レーザー式はフラッシュ式に比べると狭い範囲にしか照射ができないため、広い範囲のケアには時間がかかってしまうというデメリットを持ちます。

エステの光脱毛と効果は同じ？

エステ脱毛は研修を受けたエステティシャンが、業務用の機器を用いて行っています。

同じパワーを持つ機器を家庭で使用した場合のトラブル発生を避けるため、家庭用光美容器は出力が低く設定されています。

そのため、家庭用光美容器にエステ脱毛と同等の効果は期待できません（もちろん、通常のエステ脱毛と同じく、家庭用光美容器での永久脱毛はできません）。

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脱毛器の選び方は？後悔しないためのポイント

家庭でムダ毛ケアをする目的でつくられた光美容機器は、継続的な使用で効果が期待できるものです。続けやすさを第一に選ぶと後悔が少なくなります。

家庭用脱毛器は、一度使用しただけで効果が期待できるわけではなく、続けることで抑毛・制毛を目指します。

優れた機器を選ぶのはもちろんですが、なによりも使いやすく、続けやすい機器を探すのがポイントです。

いくら性能が優れている機器であったとしても、痛みが強かったり、ケアに時間がかかってしまったりすると使用が億劫になって使う頻度がどんどん低くなりますし、メンテナンスに費用が必要以上にかかるものも手が遠のく要因になってしまいます。

ムダ毛のケア方式を選択する

現在、家庭用光美容器の主流は「フラッシュ式」です。「レーザー式」はパワーが強い反面、痛みを感じやすく照射範囲が狭いため、全身のケアには向いていないデメリットがあります。

	フラッシュ式	レーザー式
特徴	痛みは感じにくく、広範囲に照射できる。機器の選択肢が多い	フラッシュ式に比べて痛みは感じやすく、照射範囲が狭い。機器が限られている
スピード (全身照射にかかる時間)	15分～60分	2時間以上
こんな方におすすめ	・全身に脱毛したい方 ・スピーディーに脱毛したい方 ・費用を抑えたい方	・限られた範囲のみ脱毛したい方（ワキのみ、顔のみ、ヒゲ脱毛など） ・パワーを重視したい方 ・痛みに強い方

冷却機能付きタイプが使いやすい

これまで、サロンの機械のように冷却機能がついている家庭用光美容器はなかなかなく、とてもめずらしいことでした。

でも、最近では脱毛サロンが家庭用に美容器を開発したり、監修したりするケースが増え、冷却機能がついた家庭用光美容器の選択肢がぐっと増えました。

冷却機能があると痛みも感じにくくなり、使用前後に保冷剤でいちいち肌を冷やす手間がなくなるため、とても使いやすく＆続けやすくなります。

これから家庭用光美容器を購入する方は、ぜひ冷却機能付きタイプを選んでみてください。

使用可能部位を確認する

脱毛機器によって使用できる部位に違いがあります。特に「Iライン」「Oライン」は機器によっては使用できません。

また、顔への照射範囲も「鼻から下のみ可」「スキンテストを行えば可」といった決まりがそれぞれの機器で異なります。

値段は1ショットあたりの価格で比較する

値段は最も重視したい点のひとつだと思います。本体の値段だけを見て安い・高いと判断するのではなく、1ショットあたりの価格を比較してみましょう。

1ショットあたりの価格以外にも、将来的なランニングコスト、いわゆるコスパを見据えて判断したい方は下記の点も合わせて検討しておくと良いでしょう。

カートリッジの有無とカートリッジの値段	本体を買い替える場合とカートリッジを変えた場合では値段の移り変わりはどうか、どれくらいの期間使い続けることを想定しているか
照射範囲を想定した金額	全身脱毛の場合に何ショットかかるかを算出。1ショットあたりの値段を参考に全身脱毛1回にかかる値段を算出してみる

家庭用の脱毛器おすすめランキング10選

上記のポイントを踏まえた上で、特におすすめしたい家庭用光美容器10選を紹介します。

仕様・スペック比較表

上記で紹介した家庭用光美容器の比較表です。方式や価格、最大照射回数や1ショットあたりの値段だけでなく、VIOラインに使用できるかどうかも一覧にしているので、重視したい点に合わせて比較してみてください。

	JOVS Dora	スキンアイエキスパート	KE-NON（ケノン）	ホームストラッシュ	LAVIE（ラヴィ）	S.S.C. エピフォトスキンケアプロ	スムーズスキン pure fit	エピレタ モーション プロ	パナソニック 光エステ	トリア
方式	フラッシュ式コンセント	フラッシュ式(IPL方式)	フラッシュ式コンセント	フラッシュ式コンセント	フラッシュ式コンセント	フラッシュ式コンセント	フラッシュ式コンセント	フラッシュ式コンセント	フラッシュ式コンセント	レーザー式コードレス
税込価格	4万1800円	オープン価格 12万7800円※5月確認時点	6万9800円	5万8249円	5万8000円	7万9200円	5万2800円	1万9800円	5万5773円	4万9800円
最大照射回数	40万回	40万回	300万発	40万回	10.5万回	約30万回	100万回	40万回	約30万回	電池の寿命が尽きるまで
1発あたり価格	約0.099円	約0.41円	約0.023円	約0.1円	約0.52円	約0.26円	約0.052円	約0.05円	約0.2円	ショット数に制限なし
顔
Vライン
Iライン
Oライン
出力値	最大15.5ジュール	1㎠あたり最大6ジュール	最大35ジュール	最大12ジュール	6.7ジュール	記載なし	最大6ジュール	記載なし	記載なし	最大22ジュール
カートリッジ
連射機能
冷却機能
詳細	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る

脱毛器の基本的な使い方

購入前のイメージトレーニングのために、家庭用脱毛器の基本的な使い方をご紹介します。ご購入後はその機器の説明書に準じて使用するようにしてください。

よくある質問Q&A

小学生・中学生にも使用できますか。

小学生高学年や中学生の頃からムダ毛に悩むお子さんは多く、カミソリでのケアはお肌を傷つけてしまいますので、保護者の方と様子をみながら使用できる家庭用脱毛器の使用を検討する方は多いです。

実際にそれぞれの機器の口コミを見ていると、お母さんと娘さんが一緒に家庭用光美容器を使用しているケースがよく見られます。

ただ、実はほとんどの家庭用光美容器では、成長過程にある小児への使用を推奨していません。

成長期のお子さんはホルモンバランスが安定していないので、美容器の正しい効果が得られない可能性が高いことや、お肌への刺激が強いことがその理由となります。

基本的には家庭用美容器は大人用につくられたものだと理解しておきましょう。

一方で、出力パワーが調整できる機器ではお子さんに使用できるものもあります。小学生や中学生に使用したい場合には、使いたい機器の公式ホームページやメーカーによる説明を必ず確認しましょう。

また、レーザー式の機器は刺激が強すぎますので、お子さんへの使用はフラッシュ式の光美容器が安心です。

デリケートゾーン（VIO）への使用は問題ありませんか。

最近の家庭用光美容器は、基本的にどの機器もVラインへの使用は認められています。

一方、Iライン・Oラインへの使用可否は機器によって異なります。ただし、どんな美容器でも粘膜への照射はNGです。

機器によって使用できる範囲が異なるため、VIOラインすべてに使用したい場合は、VIOに照射できるかどうかを確認してから購入するようにしましょう（専用アタッチメントを装着することで使用できるようになるものもあります）。

⇒各機器のVIO対応比較表はこちら

顔に使用しても良いですか。

多くの機器で顔への使用が可能です。ただし、「鼻から下のみOK」「男性のヒゲは不可」など使用できる範囲には違いがあります。

VIOラインと同様に、顔に使用したい場合は対応されているかどうか確認してから購入しましょう。

剛毛でも効果は期待できますか。

個人差はありますが、剛毛であっても家庭用光美容による効果を実感できます。

ただし、家庭用の光美容器は継続して使用することで毛根を弱らせ、一時的な減毛・除毛を目指すものです。

効果を実感できるまでには一定時間（3カ月程度）かかります。

敏感肌の場合の注意点を教えてください。

敏感肌の方が家庭用脱毛器を使用される場合は、照射の出力を低い設定からスタートするようにしてください。選ぶ機器も照射レベルが細かく設定できるものが望ましいです。

また、照射中にはもしもの時に備えてすぐに照射部位を冷却できるようなもの（冷えたタオル、冷却ジェル、保冷剤など）を用意しておきましょう。

まとめ

家庭でサロンのようなムダ毛ケアができる、家庭用脱毛器。

冷却機能付き機能により痛みを感じにくくなり、出力パワーが自由に設定できたりと、美容器はますます使いやすく進化し続けています。

ただ、永久脱毛ではなく一時的な除毛・減毛だという点や、数万円以上するため出費が大きくなりがちなデメリットもあります。

身体をみられるのに抵抗がある方や事情があってサロンに通えない方、予約いらずでムダ毛ケアがしたい、という方には家庭用美容器がおすすめです。