- 脱毛予防薬プロペシアの著明改善率はわずか5%程度
- ミノキシジル外用薬は5%、内服薬は20%前後の人がフサフサになる
- 「発毛実感率」という意味のない数値に惑わされないようにしよう
- 植毛はドナーロス率と生着率の掛け算で移植成功数が決まる
- 有名クリニックの公式サイトを覗いて「経営透明度」を見てみよう
AGA専門クリニックや自毛植毛クリニックは、患者さんを集客するためにあの手この手で誇大広告を展開しています。
景品表示法という法律があり、誇大広告を展開している薄毛系クリニックはこの法律に抵触しているのですが、そこに目くじらを立てていても仕方がありませんので、各クリニックが公式サイト上に明示している数値のどれが正しくてどれが正しくないのかを見極められる目を養っておきたいところです。
■「発毛実感率」という巧みな表現での広告事例
この記事では、AGA系のクリニックが公式サイトなどで使用している「発毛実感率」「生着率」などの数値がいったい何を意味しているのかを解説していきます。
この記事の執筆者
脱毛予防薬プロペシアの著明改善率はわずか3-5%程度

藤田先生、プロペシア(=フィナステリド)を服用した場合どれくらいフサフサになるんでしょうか?

プロペシアは「現状維持」あるいは「薄毛の進行予防」を目的とした薬ですので「フサフサ」になる人はせいぜい0-1%で、「結構増えたなあ」という人の割合が3-5%程度だと思っておいてください。

解説いたします
AGA(男性型脱毛症)の治療で、最初に服用することになるのがプロペシア、あるいはプロペシアのジェネリック医薬品(特許切れの後発薬)のフィナステリド錠です。

治療の最初にいきなりザガーロを使うのはおすすめしません。まずはより副作用リスクの低いプロペシアから治療を始め、効き具合を確かめながら必要に応じてザガーロを服用するようにしましょう。
さて、この薬(プロペシア)の薄毛改善への効果ですが、実は目に見えて髪の毛が増えるということはまずありません。細かい臨床データを紹介すると、1日に1錠濃度1mgのフィナステリド錠を1年間服用を続けた場合、軽度改善以上が58%、不変が40%です。
「少しだけ増えたかなあ」というのを軽度改善と言います。「少し」ですので過度な期待は禁物ですが、育毛剤を長く使ってきた人なら分かると思いますが、育毛剤単体では髪の毛が例え「少し」でも、増えることは本当に稀(まれ)ですので、軽度改善することに喜びを覚えてほしいなと個人的には思います。
「不変」も悪い結果ではありません。なぜならAGAは進行性だからです。本来であれば薄毛は日に日に進行していくのに対し「不変」というのはそれだけで一定の評価をすべきです。
※「不変」だと分かりにくければ「抜け毛が減ったかも」と言葉を置き換えるとイメージしやすいかも知れません。
ここまでをトータルすると、軽度改善以上が57%で不変が40%、つまり97%の人がプロペシア(フィナステリド)に何らかの効果を感じたということになります。

軽度改善以上の「以上(著明改善)」はどれくらいの割合か
言葉を丁寧に見ていくと「軽度改善以上」の「以上」というのが気になる人もいると思います。「以上」というからにはどれくらい生えるんだろうと気になりますよね。
正確には「著明改善」という言葉を使いますが、もっと分かりやすくいうと「そこそこフサフサになる」と言ったところです。完全には回復しませんが、目に見えて髪の毛が増えますので気分はルンルン♪だと思います。
ただし、その割合は3%程度です。宝くじの確率よりははるかに高いですが、100人中3人という低い割合ですので、プロペシアを飲んでフサフサになったなら、相当運が良い人だと思います。
頭痛になった時にバファリンを飲むと一発で治る人と、まったく効かない人がいるのと同じで、プロペシアも効く人と効かない人がいますので、こればかりは飲んでみないと分かりません。

また、プロペシアの後発薬であるジェネリック医薬品は10種類近く発売されています。成分はみなフィナステリドですので期待値は理論上は変わりませんが、薬には相性がありますので、もしかしたら10種類の中で1つくらい「大当たり」するものが見つかるかも知れません。
プロペシア(フィナステリド錠)小まとめ
少し分かりにくかったと思いますので、次に進む前にここまでを簡単におさらいしておきます。プロペシア「のみ」で治療した場合の改善率は下記のようになります。
- 40人:不変(薄毛が進行していないけど増えもしていない)
- 58人:軽度改善(少しだけ髪の毛が増えた状態)
- 3人:著明改善(はっきりと発毛しているが完全回復ではない)
※100人でテストした場合として例示
ミノキシジル外用薬は10%、内服薬は20%の確率でフサフサになる

大正製薬リアップの主成分として有名な発毛成分ミノキシジルの効果について具体的な数値を教えてもらってもいいですか?

リアップのように外用薬として使用する場合の著明改善率は約10%で、タブレット剤として服用した場合の著明改善率は25%前後だと思います。

解説いたします
発毛剤として発売された大正製薬リアップは、特許切れに伴い後発薬のスカルプDメディカルミノキ5(アンファー)とリグロEX5(ロート製薬)の2商品が追加され、市販薬としては3種類の中から選べます。

これらはすべてミノキシジルを主成分としていて、相性の問題があるので「どれでも一緒」とは断言はしませんが、理論上効果の差はありませんので、臨床データを公表しているリアップの公式サイトから臨床データとグラフを引用して説明していきます。
ミノキシジル外用薬の医師からの評価

こちらのグラフは、医師から見てリアップを使用した人の髪の毛が増えたのか増えていないのか、増えたならどれくらい増えたかと客観的に評価した調査結果です。
グラフの一番「濃い青」が著明改善、つまり「けっこうフサフサになったかも」を医師が評価した患者の割合です。1年間使用した場合、10%(10人に1人)の人が著明改善していて、60%の人が「少しだけ改善(中等度改善)」していることが分かります。
薄毛で悩んでいる人にとっては著明改善しないと「効果がない」と思い込んでしまうケースが多いので、10人に1人しか効果を実感できないということになり、なかなか厳しいデータと言えるかも知れません。
ミノキシジル外用薬のユーザー(被験者)からの評価

こちらのグラフは、リアップ(ミノキシジル外用薬)を実際に使用したユーザーからの評価です。
医師から見た評価に比べて「著明改善」と感じる人が2%多い12%という結果になっていますが、中等度改善と感じる人の数は減っています。
いずれのグラフも発毛本数を1本1本数えたわけではありませんので、医師とリアップユーザーで立場の違いなどもあり、誤差のあるデータとなっていますが、共通しているのは「フサフサになった」と感じる人の割合は10人に1人程度という現実です。
つまり、リアップのようなミノキシジル外用薬を使用した人の10人に9人は事前の期待ほどの成果は得られないということになります。
ただ、これはリアップに問題があるわけではありません。同類の商品であるスカルプDメディカルミノキ5やリグロEX5も発毛率はリアップと変わりません。
市販品であるこれらの商品はミノキシジル濃度が5%以内と規制されているので仕方がないのです。

なお、ミノキシジル外用薬は濃度が高ければ高いほど発毛率もUPしていきますので、AGA専門クリニックで処方してくれる濃度6%以上の医療用ミノキシジル外用薬を使用するという選択肢もありだと思います。
濃度が高くなると、副作用のリスクも比例して向上していきますが、頭皮のかぶれ程度ですので、かぶれが出たら辞めるか濃度を落とせば問題ないかと思います。
ミノキシジルタブレットは未認可薬なので臨床データは無いが、、、
ミノキシジルの経口薬(内服薬)であるミノキシジルタブレット錠は、国内では未認可薬なので臨床データが存在しません。
よって、エビデンスを提示することはできませんが、過去の経験から申し上げると、著名改善率(そこそこフサフサになる確率)はおおよそ25%前後だと思われます。

ミノキシジルは毛根に流れている毛細血管の手前(心臓寄り、という意味)である細動脈に作用することで大きな効果が発揮されます。
リアップのような外用薬の場合は、頭皮から浸透した外用薬は毛根付近の毛細血管にしか作用が及ばないため発毛効果は限定的ですが、口から飲むミノキシジルタブレット錠は血液循環を通じて細動脈にダイレクトに作用するので外用薬よりは発毛期待値は2倍から2.5倍は高くなるというわけです。
ただし、ミノキシジルタブレット錠は、ガツンと発毛する一方、副作用率も外用薬に比べてはるかに高いです。
従って安易な服用はおすすめしませんが、もし飲んでみたい場合はしっかりとあなた自身が勉強した上で薄毛治療に臨むようにしてください。
発毛実感率98%のカラクリに注意

AGA専門クリニックの公式サイトに「発毛実感率98%」みたいな宣伝文句をよく見かけますが、98%というのは本当のことなのでしょうか?

ユーザーがほんの少しでも「生えたかな?」と思えば「発毛を実感」ということになりますのでウソではないですが、ちょっとずるい宣伝の仕方ですよね。

解説いたします
AGA専門クリニックで処方される薬は、プロペシア(あるいはザガーロ)とミノキシジルです。
これらの薬の臨床データを注意深く見てきたいのですが、まずは脱毛予防薬であるプロペシア(主成分フィナステリド)から行きましょう。
フィナステリドの臨床データはこうなっています。
- 軽度改善以上57-58%
- 不変40%
ここで「不変」に注目してください。AGAは進行性ですので、実は「不変」だと効果はしっかりと出ていることになります。「減っていないという実感があるかも」というのは不変の正体です。
軽度改善以上と不変を併せて98%です。これをもって「発毛実感率98%」と言っているにすぎないのです。

また、普通はミノキシジルタブレット錠(通称ミノタブ)もフィナステリドと共に処方されます。
ミノタブは未認可薬なので臨床データが存在しませんが、著明改善する人が25%くらいですので、かなりの発毛効果があり、フィナステリドと併せて飲むと、たしかに98%くらいの人が発毛を実感するのはウソではないと思います。
ただし、「発毛実感率98%」という数値は決して誇張ではないとはいえ、「発毛を実感」と「フサフサ」はまったく違います。98%という数値に騙されてAGAクリニックに通っても、フサフサになる確率はフィナステリドとミノタブを療法服用した方でも30%未満程度ですので、残り7割の方は「少し生えたかなあ」という程度だと思います。

このあたりをしっかり頭に入れた上で「期待しすぎないこと」が大切ではないでしょうか。
植毛はドナーロス率と生着率の掛け算で移植成功数が決まる

自毛植毛についても教えてください。実際に増えた本数はどうやって決まるのでしょうか?数字のトリックについても解説してもらってもいいでしょうか?

【増える本数(移植成功)=後頭部から抜いた本数×ドナーロス率×生着率】という計算式になります。ドナーロス率が一番重要な指標ですね。

解説いたします
自毛植毛クリニックによっては「毛根採取率」という言葉を使って患者を幻惑しているところもあるようで、注意の意味も含めて解説しておきます。普通の自毛植毛クリニックでは使っていない単語なのですが、意味は分かります。
毛根採取率=後頭部から髪の毛を引き抜けたかどうかの率
こういうことだと思います。毛根採取率がたとえ98%だったとしても、採取した毛根が死んで(ドナーロス)しまえば意味がありませんので、無意味な「率」だと思って間違いありませんので、騙されないようにしてください。

植毛がどれくらい成功したかどうか計算する場合の例
「式や説明だと抽象的すぎて分かりにくという方のために、「平均的な腕前の植毛医」の実態を計算式を使ってシェアしておきます。
- 2,000本採取にトライし、そのうち1,960本の毛根採取に成功・・・毛根採取率98%
- 1,960本のうち500本が採取後にドナーロス(細胞の死)した事を確認・・・ドナーロス率25.5%
- まだ生きている1,460本のうち1,394本がM字などの移植先に生着・・・生着率95.5%
2,000本採取して生着したのが1,460本ですので、このケースで植毛成功率は約70%です。
「500本以上死なせてるのか!」
と驚くかも知れませんが、これでも決して腕が悪いほうではないです。成功率6割くらいの植毛医なんてザラにいますからね。反対に、ものすごく腕の良い先生でも成功率が9割を超える医師はいないと思ってください。
ちなみに、上記のような「平均的」ともいえるケースで、自毛植毛専門クリニックが公(おおやけ)に目立つように公式サイトに記載しているのが③の生着率です。生着率は下手な医師でも9割を下回ることはほとんどありませんので95%という数値は際立って高いといえる数字ではありません。

問題は②のドナーロス率です。平均的な技術の植毛医を例にすると、メスを使うFUT(ドナーストリップ法)でドナーロス率は15から20%、FUEの場合で30%前後、ロボット植毛だと40%前後に達します。
有名クリニックの公式サイトを覗いて「経営透明度」を見てみよう
最後に、有名なAGA専門クリニックと植毛クリニックの公式サイトを覗いてみましょう。
AGAスキンクリニック(全国40院以上)

まず、AGAクリニック最大手の一つであるAGAスキンクリニックから見ていきましょう。
「発毛実感率99.4%」と堂々とうたっていますね。こちらの数字は、すでに解説したように「抜け毛が減ったかも」も含めてのことなので、決して虚偽ではありません。
ただし、「フサフサ」を夢見てクリニックを訪れるユーザー(患者)のためを想うなら、補足説明が必要ではないでしょうか。AGAスキンクリニックは最大手の一つですので、業界のリーダーとしては透明な経営をお願いしたいものです。
銀座総合美容クリニック(銀クリ)

続いては、一店舗あたり日本一の集客数を誇る銀座総合美容クリニック(銀クリ)です。銀クリは「患者満足度」という言葉を使っていて、患者満足度は80%以上とのことです。
満足度というの指標は、銀クリで治療した人へ自らアンケートをとった結果を集計したものだと思われますが、臨床データと言えるものではないので「参考程度」と捉えておいたほうが賢明かと思います。
ただし、ここは大手にも関わらず治療費はかなり抑えられているので、オプションメニューとして上手に勧めてくるメソセラピーにさえ手を出さなければ通う価値はあると思います。
Dクリニック(東京・名古屋・大阪・福岡)

AGA専門クリニックの老舗中の老舗にして最大手である「Dクリニック」は、満足度や実感率といったあいまいな数値は公表していません。これはクリニックの姿勢としてはポジティブな評価をしていいと思います。
すでに説明してきたように、AGA治療薬を服用した場合の臨床データは、実質的には最大でも25%程度ですので、他院のように98%だのといったウソではないけど本当とも言えない数字を使って患者を集める姑息な手段を使っていない点において、健全なクリニックだと思います。
ただし、Dクリニックは治療費が高すぎますね。
当ブログを熱心に読み込んでくれている方ならAGA治療に必要なのはフィナステリドとミノキシジルを適正に使用すること以外に効果的な治療法は存在しないことはご理解いただいていると思いますし、治療費はDクリニックの半額以下に抑えらえられうことも説明していkます。
Dクリニックは健全なクリニックだと思いますが、わざわざ高いお金を払ってまで通う必要性はないと私は思います。
自毛植毛クリニックは生着率のみを公表
「内科」であるAGA専門クリニックと違い、自毛植毛は外科手術ですので、本来であればかなり正確な数値が出せるはずですが、どこのクリニックも最重要である「ドナーロス率」は避けて記載していることが分かります。
アイランドタワークリニック(新宿・名古屋・大阪・福岡)

まずダントツの最大手であるアイランドタワークリニックから。アイランドタワークリニックでは「生着率」という数字を使ってウチはすごいですよPRをしています。
公式サイトでは下記のとおり生着率95%と記載されていますね。

アイランドタワークリニックはFUE専門クリニックなので、もし1,000本採取してドナーロスなしで生着率95%ならノーベル賞ものですが、FUEはどんな名医でもドナーロスが10%を切ることはありえず、通常は25から30%くらい採取したドナー(毛根)は死んで(ロス)します。
特にアイランドタワークリニックの場合は、全国に4院もあり、執刀医の数も多いので、名医に当たる確率よりもそうでない執刀医に当たる可能性のほうが高いですので、1,000本採取して、最終的に700本生着すれば御の字であると認識しておいてください。
親和クリニック(新宿・名古屋・大阪・福岡)

続いて、業界2位の親和クリニックです。事実上アイランドタワークリニックから分離独立したクリニックで、総院長の恩田先生はアイランドタワークリニック「初代3人衆」の一人です。
MIRAI法という名称がついてオリジナル感を出していますが、やっていることはアイランドタワークリニックとほぼ全く一緒です。
ここ(親和クリニック)も、生着率という数値を使ってPRしていて、アイランドタワークリニックと同じく「生着率95%」となっています。
アスク井上クリニック(西武新宿駅)

「植毛界のレジェンド」を自称している井上院長は、アイランドタワークリニックの初代院長です。
i-safeという名前をつけてオリジナル植毛法であることを強調していますが、自身の出身元であるアイランドタワークリニックとの違いは「吸引」を使うかどうかです。
「吸引」について説明すると長くなってしまうので、ここでは割愛しますが、気になるのは下記のように公式サイト内でありえない数字を公表している点です。
私の考案したi-SAFE(Inoue`s Suction Assisted Follicular Extraction)では、①吸引を使う②特別に切れるパンチを使う③専用に設計された機械を使うことにより、浅い刃入れ(3mm程度)でも採取が可能となり、切断率を1%以下にすることに成功している。
引用元:アスク井上クリニック公式サイト
もしこれが本当であれば、生着率を仮にアイランドタワークリニックと同等の95%とするなら、1,000本採取して940本の植毛に成功するという計算になり、もはやノーベル賞を受賞できるレベルですのですぐにでもストックホルムのノーベル賞委員会に申請すべきです。
まとめ
この3つの自毛植毛クリニックが採用しているFUEという植毛法は、頭皮の中という目視できないブラインド環境下での外科手術になるので、ドナーロス率が20%下回ることは稀(まれ)ですし、ましてや10%以下は「え?先生は頭皮下を透視できるんですか?」と聞きたくなります。

AGA専門クリニックで実名をあげたクリニックも、何をもって98%や99%なのかをしっかりと説明する義務がありますが、患者を患者と思わず「客(=お金)」と思ってしまっているようで、AGA系のクリニックで透明な経営をしている所はほとんど見たことがありません。
現実的な数値を説明すると、
- AGAクリニックでフサフサになる確率 20%前後
- AGAクリニックで多少改善したかなという確率 50%
- 自毛植毛クリニックでの植毛成功率 FUE70%前後 FUT85%前後
※植毛成功率とは、1000本採取して700本生着した場合70%という計算の仕方をします。
だいたいこんなところだと思いますので、98%とか99%などの不自然に高い数値に踊らされることなく、冷静に考えて行動してください。
「20%の人しかフサフサにならないの?」と思われるかも知れませんが、AGA以外の医薬品、たとえば頭痛薬とか花粉症対策の薬とかも、「ピタっと症状が治まる率」はもっと低いくらいで、AGA治療での20%フサフサになるという数値はむしろかなり高い数値であることを知ってほしいのです。
そして、すべてを知った上で、あまり期待しすぎることなく治療にあたり、もし仮に効果がイマイチだったとしても、通ったAGAクリニックのせいにはせず「元々こんなものか」と思うことが出来れば、ブレることなく次の薄毛対策(自毛植毛やウィッグなど)に移ることができると思います。
以上