ブライダル脱毛は医療がおすすめ|時期によっては間に合わないこともあるので注意

ブライダル脱毛は医療がおすすめ|時期によっては間に合わないこともあるので注意
院長 藤田

こんばんは。内科総合クリニック人形町 院長の藤田です。

結婚式前には、準備することがたくさんあります。ウェディングドレス姿を綺麗に見せるため、髪の毛や肌を整えたり、ダイエットしたり、ネイルサロンに行ったり、中にはホワイトニングなどする人もいるでしょう。

その中でも、ウェディングドレスでは腕や肩、背中など露出することが多いため、肌のケアは非常に重要です。

エステなどで肌を整えるのも良いのですが、やはりムダ毛の処理が美肌に一番効果があります。

見た目が綺麗になるだけでなく、産毛もなくすことで肌の色がトーンアップする効果もあるので、挙式前には必ず綺麗にムダ毛処理しておきたいところです。

この記事では、ブライダル脱毛には何が最適なのか?丁寧に解説します。

圧倒的に効果が高く安全性も高い医療脱毛がおすすめではありますが、時期によっては別の方法を選んだ方が良い場合もあります。

また、ブライダル脱毛で絶対にしてはいけないこともあるので、ぜひ目を通していただければと思います。

各脱毛方法の料金目安についてもお伝えし、できるだけ安い費用で済ませる方法もまとめました。

とても大事な日だからこそ、慎重に、そして早めに行動し、最高の日を迎えていただきたいと思います。

この記事の執筆者

内科総合クリニック人形町 院長 藤田 英理(総合内科専門医)

藤田 英理 内科総合クリニック人形町 院長

東京大学医学部保健学科、横浜市立大学医学部を卒業。虎の門病院、稲城市立病院、JCHO東京高輪病院への勤務を経て内科総合クリニック人形町を開院。総合内科専門医。AGA治療や生活習慣病指導も行う。

所属:日本内科学会日本動脈硬化学会日本頭痛学会

この記事の監修者

皮膚科医 藤井先生

藤井 あさ美 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

医学博士。日本皮膚科学会皮膚科専門医。愛媛大学医学部卒業後、大阪大学医学部皮膚科入局。退役軍人病院(ロサンゼルス)皮膚科、岐阜大学医学部付属病院皮膚科を経て現職(あさ美皮フ科亀戸駅前院長)。

所属:日本レーザー医学会日本皮膚科学会日本乾癬学会日本アレルギー学会

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目次

ブライダル脱毛とは|脱毛方法の種類

「ブライダル脱毛」とは、花嫁が結婚式前に行う脱毛のことです。

ブライダルシェービング」というのがありますが、ブライダルシェービングは花嫁専用のコースがあることが多いです。

一方で、サロンやクリニックで脱毛では特にブライダル用のコースはありません。行う施術は普段と同じ、全身脱毛や手足脱毛コースなどになります。

挙式前のムダ毛処理方法や、いつから始めれば良いのかについて解説していきます。

ムダ毛の処理方法は5つ

まずは、ムダ毛処理の方法についていくつかお伝えします。

  • 光脱毛(フラッシュ脱毛)
  • 医療レーザー脱毛
  • ワックス脱毛
  • ニードル脱毛
  • 除毛クリーム
  • 家庭用脱毛器
  • シェービング

一言でムダ毛処理方法と言っても、これだけの方法があります。

少しわかりにくいのですが、この中で永久脱毛と言われているのは、医療レーザー脱毛とニードル脱毛のみです。

医療脱毛とエステ脱毛の違い
医療脱毛はパワーが強い

光脱毛や家庭用脱毛器はパワーが弱いため、減毛・抑毛効果となります。こちらは毛根の組織を破壊することはできませんが、繰り返し何度も行うことで、永久脱毛に近い効果を感じられる方もいます。

この中で、挙式前の方のほとんどが、効果や安全性の面から以下の3つの方法を選ぶことが多いです。

  • 光脱毛(フラッシュ脱毛)
  • 医療レーザー脱毛
  • シェービング

この他の脱毛方法は、効果が低かったり、肌荒れする可能性が高かったりするので、挙式前の方は上記3つが良い方法だと言えます。

「ブライダル脱毛」と言えば、多くの場合この3つのムダ毛処理方法を指すのだと考えていただければいいと思います。

ちなみに、シェービングには、「レザーシェービング」と「ソフトシェービング」の2種類があります。

レザーシェービングは、カミソリを使って剃る方法で、産毛と一緒に古い角質も除去してくれるので、つるつるな肌になります。挙式3〜7日前に受けられる施術です。

ソフトシェービングは、電動シェーバーを使って剃る方法で、肌への負担が少ない方法です。サロンによっては角質除去も別で付けてもらえることがあります。挙式1〜2日前に受けられる施術です。

また、各ムダ毛処理方法の料金・メリット・デメリット比較はこのようになっています。(料金は全身脱毛想定です)

スクロールできます
項目料金メリットデメリット
光脱毛10〜30万円痛くない、一回の料金が安い効果が低い、2年以上気長に通う必要あり
医療脱毛20〜30万円効果が高い、少ない回数で済むVIOなどは痛い
シェービング5,000〜20,000円直前でも間に合う、ピーリングやパックを付けることもできる根本的に毛をなくすことはできない、当日に多少気になる可能性あり
光脱毛・医療脱毛は期間が必要、シェービングは直前OK

全身脱毛となるとまとまった金額が必要ですが、多くの場合月毎の分割払いにすることができます。(月額2,000〜5,000円くらいから)

また、医療脱毛の方が高額になると思われがちですが、最近はサロンで行う光脱毛と大差なく、一回あたりの効果が高いことを考えると、医療脱毛の方が割安に済みます。

シェービングの金額にこれだけ幅があるのは、プランによるためです。

例えば、シェービングのみのプランなら5,000円、パックなど美肌・美白ケアを含めたプランなら10,000〜20,000円かかることが多いです。

ブライダルシェービングの料金
美肌・美白ケアを含めると料金が高くなる

安価で済み、直前にも受けることができる点が魅力的ですが、医療脱毛のように根本的に毛をなくす方法ではないため、すぐに毛が生えてきて気になる可能性もあります。

とはいえ、1〜2日前に受けられるソフトシェービングなら、当日気になることは少ないでしょう。

脱毛を始めるなら半年〜1年半前から

ブライダル脱毛を始める時期
余裕を持ってスケジュールを組めれば理想

次に、いつから始めるかという時期についてですが、脱毛であれば半年〜1年半は見た方が良いです。

例えば半年前であれば、医療脱毛なら2〜3回、サロン脱毛なら3〜6回程度受けられます。

たくさん受けられるサロン脱毛の方が効果が高そうですが、そうではなく、少ない回数でも半年なら医療脱毛の方が短期間で効果が出ます。

ただ、そうは言ってもどちらの方法も、正直半年では十分な脱毛効果は得にくいです。予約が思い通りに取れないこともあるため、スケジュールに余裕を持って考えた方が良いでしょう。

もし、もともと結婚式関係なく脱毛自体に興味があったから早めにやっておきたいということなら、半年前かそれ以降でも始めて全然問題はないと思います。(直前は肌荒れの可能性があるので避ける)

また、レーザーの場合、副次的な効果ですが、くすみ改善や毛穴引き締めにも効果が感じられることがあり、そういった点でも早めに始めておくに越したことはありません。

ですが、あくまでも「挙式に間に合わせるために最適な方法が知りたい」という時には、半年前を過ぎていたら、脱毛ではなくシェービングだけ行うのでも良いと思います。

半年〜1年前くらいの段階で脱毛するか迷っている方は、サロンやクリニックに電話や無料カウンセリングの際に直接聞いてみるのもおすすめです。

サロン脱毛と医療脱毛、どちらが最適?

サロンの光脱毛と医療脱毛、どちらか迷っている方もいるかと思います。

脱毛効果の面から言うと、医療脱毛がダントツで効果が高いです。

特に毛量が多い方、剛毛な方はサロン脱毛では本当に長い時間がかかる(20回は通う)ので、医療脱毛の方が安く、短期間で済みます。

また、炎症や赤みが出たら診察や薬の処方は無料のところが多く、施術スタッフは有資格者なので、安全面から見ても医療脱毛の方が良いです。

ただし、痛みに弱い方、毛がそこまで濃くない方は、サロン脱毛を選ぶのでも良いと思います。

医療脱毛では、痛みが少ない機械でもVIOはかなり痛いので、麻酔クリームや笑気麻酔などの痛み止めを付けてもらうか、サロン脱毛を選ぶと良いでしょう。

VIO脱毛のパーツ
医療のVIO脱毛は痛みが強い

しかし、ブライダル脱毛ではVIOは省く方も多いと思うので、それなら効果の高い医療脱毛がコストパフォーマンスも高く良いのではと思います。

サロン脱毛と医療脱毛の違いについては、以下の記事もぜひ参考にしていただければと思います。

ただし、次で解説しますが、安全性の高い医療脱毛とはいえリスクはあるので、注意点について説明していきます。

ブライダル脱毛でやってはいけない2つのこと

ブライダル脱毛でこれは絶対やってはいけないという注意点があります。以下の2つは必ず覚えておいてくださいね。

直前の脱毛施術はNG

先ほどお伝えしたように、脱毛施術では、安全性の高い医療脱毛であってもリスクがあります。また、サロン脱毛はパワーが弱いので、そこまで肌の負担になることはないと思いますが、万が一のリスクも考えられます。

リスクというのは、肌荒れ・炎症・毛嚢炎・硬毛化・増毛化・やけどなどです。

多くの場合は数日様子を見たり、クリニックでもらった軟膏などを使えばすぐに収まることがほとんどですが、もしも挙式直前に施術をして当日このような状態だったら…と考えると怖いですよね。

そういうわけで、直前の脱毛施術は受けないようにしてください。

サロンやクリニック側でも、「挙式○ヶ月前の施術は受けられない」としていることが多いです。

絶対に自己処理しない

上記と同じような理由で、自己処理も避けましょう。

自分でカミソリや毛抜きなどを使って自己処理すると、肌を傷つけたり、赤みやかゆみが出たり、乾燥したりとリスクが非常に高くなります。

自己処理で肌荒れ
自己処理は肌荒れの危険性が高い

また、肩や二の腕の後ろ側などは自分で処理できないため、まだらになってしまうなど、見た目にも良くありません。

普段なら良いかもしれませんが、挙式前となれば自己処理は避け、肌を綺麗に保つようにしましょう。

脱毛では間に合わない場合の対処法

一番は1年〜1年半くらい前から脱毛に通って余裕を持って準備しておくのが良いのですが、それでは間に合わない時の方法2パターンについて解説します。

挙式直前は「ブライダルシェービング」がベスト

まず、挙式直前、挙式の数ヶ月前であれば、ブライダルシェービングを選びましょう。

最初の方で説明した、レザーシェービング(本格シェービング)かソフトシェービングを選ぶことになります。

挙式直前はブライダルシェービング
挙式直前ならブライダルシェービングを受ける

レザーシェービングは、国家資格を持った方が施術し、同時に角質除去などもできます。

ただし、ソフトシェービングよりも肌への負担があるので、直前に初めて受けると少し不安があります。

そのため、直前に1回だけ受けるのではなく、もっと早めにお試しシェービングを受け、肌が荒れたりしないか、毛がどれくらいで生えてくるかなどを確認しましょう。

レザーシェービングだけでなく、ソフトシェービングもできればお試しで受けておいた方が良いです。

だいたい5,000円〜受けることができるので、肌の状態が大丈夫か確認の上、挙式前の施術スケジュールを決めるようにしてくださいね。

医療脱毛のあと仕上げに直前シェービングが理想

もし時間に余裕があれば、医療脱毛を数回受けて脱毛をある程度済ませたところで、仕上げに直前のブライダルシェービングを受けるととても良いと思います。

脱毛を受けるごとに毛が減り、それに伴って毛穴も引き締まってくるので、その上で仕上げとしてシェービングを受ければ、非常に綺麗な肌で当日を迎えることができます。

全身脱毛の場合、5回でだいたい全体の70〜80%の毛が脱毛できます。

だいぶ綺麗になったなと思っても、産毛はまだ生えてきたり、数本目立つ毛があったりするので、5回医療脱毛を受けたから大丈夫というわけにはなかなかいきません。

普段過ごすのならそれでも十分ですが、挙式ではスポットライトを浴びたり何かと毛が目立ちやすいので、完璧にしておくために、脱毛を受けている方でもシェービングを受けておくと安心できると思います。

挙式前に脱毛必須の部位

全身脱毛の部位
上半身の見える部位の脱毛は必須

挙式前に、絶対脱毛しておくべき脱毛部位を紹介していきます。

特に、全身脱毛ではなく部分的な脱毛を考えている方は、これらの部位はぜひ押さえておいてください。

ワキ

ノースリーブのウェディングドレスを着る人も多いと思うので、ワキの脱毛は必須です。

自己処理を続けていると、黒ずみ・色素沈着・埋没毛などが目立つ部位なので、脱毛しておくのがベストです。

結婚式では、ブーケトスやキャンドルサービス、ケーキカットなどでワキが見える場面が多くなります。

肩〜腕全体

スポットライトを浴びた際、肩〜腕全体に産毛がうっすら見えてしまうことがあります。

特に肩周りや二の腕の裏側は、自分で剃ると残ることが多いので、脱毛するかシェービングを受けるかなどして綺麗にしておきましょう。

背中

背中が空くドレスを着る方は、背中の脱毛は必須です。

自分で普段見ない分、意外と産毛があることに気づかなかったり、背中ニキビなどがあることも。

背中は産毛が多いので、完璧に脱毛するまでには医療脱毛でも時間がかかります。

仕上げには必ずブライダルシェービングなどを受けるようにしてください。

手の指・甲

細かいところですが、手の指や甲も、挙式当日は目立つことがあります。

ケーキカットや指輪交換など、手が目立つ場面があるので、脱毛するか綺麗に剃るなどしてケアしましょう。

うなじ・デコルテ周り

結婚式では、髪の毛をアップスタイルにする方が多いと思います。

その際に目立つうなじやデコルテ周りも、できるだけ脱毛しておきましょう。

首筋が綺麗に見えると、ドレス姿も映えます。

顔全体

顔の産毛がなくなることで、肌のトーンアップやメイクのりにも影響があります。

顔全体は普段自分で剃っている方もいると思いますが、脱毛すると、毛穴の引き締めにもなります。

産毛がなくなるため、毛穴が小さくなって肌のきめが細かくなっていきます。

顔全体を初めて脱毛した時には、これだけ変わるのかときっとびっくりするはずですので、ぜひ一度効果の高い医療脱毛で施術を受けてみてください。

ブライダル脱毛なら全身脱毛の方が割安

最後に、ブライダル脱毛の際、見える部分や脱毛必須の部位だけ脱毛するか、見えない部位もまとめて全身脱毛するか、迷う方のために解説します。

結論から言うと、全身脱毛の方が割安に済むことがほとんどです。

ワキだけ、手足だけとなれば部分脱毛の方が割安になることが多いのですが、ワキと手足と背中とうなじ、など複数の部分脱毛になると、全身脱毛コースの方がずっと安く済みます。

例えば、安く医療脱毛が受けられて効果が高いことで人気なクリニックの一つにレジーナクリニックがありますが、全身脱毛+VIO5回デビューコースが税込66,000円です。

一方部分脱毛となると、腕全体セットが73,780円、背中脱毛セットが62,370円といったように、非常に割高になるのがわかります。

今は全身脱毛が10~15万円前後で受けられる安いクリニックが多いので、そういったクリニックで全身まとめて脱毛する方がお得に済むことがほとんどです。

よっぽど部位を絞る場合以外は、全身脱毛を受けた方が割安なので、そちらをぜひ選ぶようにしてください。

(PR)レジーナクリニック公式サイト

大切な日に向けて早めの準備を進めよう

ブライダル脱毛にはいろいろな方法があったり、時期によって合っている方法が違ったりして迷うこともあると思いますが、こちらの記事で少しでも何かお役に立てることがあれば幸いです。

今回の記事で重要なポイントをまとめました。

  • ブライダル脱毛の種類はサロン脱毛・医療脱毛・シェービング
  • 半年〜1年半前からの脱毛が理想的
  • 直前の脱毛施術、自己処理はNG
  • レザーシェービング・ソフトシェービングの2種類がある
  • 部分脱毛よりも全身脱毛の方が安く済むことが多い

素敵な日を迎えるため、上記のことを参考に、脱毛・シェービングの予定を立てていただければと思います。

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