壮年性脱毛症の原因と対策、AGAとの違いは?

壮年生脱毛症

AGAでお悩みの方
先生。若い頃は自分は薄毛には無縁だと思ってました・・・
院長 藤田
落ち込んでますね。でもやっぱり歳を取ると薄毛になる人は多いんですよ。

AGAでお悩みの方
そうですよね・・・今からでも治療は間に合うんでしょうか?
院長 藤田
壮年期の脱毛のことを壮年性脱毛症と言うんですけど、たくさんの人が私たちの治療を受けて効果を実感していただいていますよ。では今日は壮年性脱毛症について解説していくことにしましょうか。

目次

壮年性脱毛症とは

壮年性脱毛症とは

壮年性脱毛症とは壮年期(30-50代)に起こる脱毛症のことを意味します。

壮年性脱毛症は色々な要素が関連して発生するのですが最も大きな要素は薄毛に関連するホルモンである「ジヒドロテストステロン」であると考えられています。

壮年性脱毛症とAGAの違いは?

壮年期ジヒドロテストステロン

先ほど言及した「ジヒドロテストステロン」というホルモンですが、薄毛に悩んで情報を集めている人にとっては非常に耳馴染みのある言葉かもしれません。そう、このホルモンは多くの薄毛の原因になるAGAの原因です。
実は壮年性脱毛症とは壮年期に起こるAGAのことを指すのです。AGA自体は若年でも壮年でも高齢でも起こるものなのですが、AGAがありつつもなんとか薄毛にならなかった人が、壮年期になってAGA以外の要素も絡んで脱毛に至るというのが壮年性脱毛症の全容です。

AGAでお悩みの方
なるほど壮年性脱毛症もAGAの一種なんですか。
院長 藤田
そうです。というかAGAそのものなんですけど、加齢や生活習慣といった複数の要素が絡んでいるんですね。

AGAでお悩みの方
ということは私の薄毛もAGAの治療が効くかもしれないということなんですね。まずAGAについて教えて欲しいです。
院長 藤田
ではAGAについてもちょっと見ていきましょう。

様々な世代の薄毛の原因となるAGA

若ハゲ 要素

AGAはどのようなメカニズムで発症するのかについても見ていきましょう。

先述したように、AGAには男性ホルモンが関連しています。男性ホルモンのテストステロンというホルモンがあります。このテストステロンは筋肉の量の増加や骨格などの「男性らしさ」を保つために必要なホルモンであり、脱毛に関連することはありません。

しかし、このホルモンに5αレダクターぜという酵素が作用することで、ジヒドロテストステロンに変化します。このジヒドロテストステロンは毛髪に作用して脱毛を引き起こすシグナルを出させる働きをもっています。このシグナルによって毛髪の成長期が短くなり、生えてくる髪の毛が弱々しく、短くなってしまい、ついには脱毛を引き起こすのです。それによって前髪の生え際が後退したり、頭頂部の髪が薄くなるといったことが起こるのです。

AGAが起こるかどうかは5αレダクターぜの活性がどれくらいあるかによって決まり、遺伝的な要素も大きく関連しています。

AGAでは髪の毛の成長期が短くなり薄毛に至ります。若年者の脱毛、いわゆる「若ハゲ」もAGAでひきおこされますが、若い時にはAGAで毛髪の成長が阻害されてもなんとか保たれていた毛髪が、加齢による変化や長年の生活習慣などの環境因子の悪化により耐えきれなくなり薄毛が始まると壮年期脱毛症として現れるのです。

つまり壮年期脱毛症を改善するためには、根本原因であるAGAの治療を行う必要がある、がそれだけでは不十分な可能性があり、加齢や生活習慣で悪化している頭皮の環境を改善する必要があるのです。

AGAでお悩みの方
なるほど。若ハゲも壮年期脱毛も根本的には同じAGAというわけなのですね・・・
院長 藤田
そうですねAGAが原因なのでAGAの治療を行うことがどちらも重要なんです。ただ、AGAの治療と並行して壮年期脱毛症の原因を改善することも必要ですね。

AGAでお悩みの方
じゃあ僕の頭皮の環境も今はきびしいということなのでしょうか・・
院長 藤田
それではどのような習慣や行動が壮年期脱毛症に関連しているのかについて解説していきましょうか。

頭皮の環境が悪くなる原因とは?

壮年期脱毛原因

壮年期脱毛症を引き起こす原因となる可能性がある頭皮の環境悪化。
どのような要素が絡んでいるのか見ていきましょう。

偏った食生活

人体を構成する臓器や細胞は例外なく、酸素や栄養を血管を通して受け取って活動をしています。そのためあらゆる臓器・細胞がうまく活動するためには、豊富な栄養を受け取る必要があります。そこでまず重要になるのが髪の毛を作るために必要な栄養をバランスよく摂取することです。髪の毛に必要な栄養素は様々ですが、不足しやすいものはタンパク質やビタミン類、亜鉛などのミネラル類などが代表的です。これらが不足していると髪の毛を作るための材料が足りないということになるので、当然髪の毛は生えにくくなります。
食事をコンビニや外食で済ましがちな現代では栄養バランスが崩れることが多くなります。可能であれば自炊などをして栄養バランスが偏らない食生活をすることが重要です。もし外食などをする場合には、タンパク質、ビタミン、ミネラルを含むものを選ぶようにしたり、サプリメントを利用するなどの工夫を検討しましょう。

高血圧、脂質異常症、糖尿病など血管に悪い生活習慣病

先ほど、毛髪を作る細胞を含め、あらゆる臓器は血液から栄養や酸素を取り込んで活動していると説明しました。この血液は当然血管を通って運ばれてきます。どんなに血液の中に栄養や酸素が豊富でも、それを運ぶ道路である血管がダメージをうけてスムーズに血液が流れなくなってしまうと頭皮の環境は悪くなってしまいます。
血管リスクが高くなる疾患である高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病にかかっている期間が長くなると、髪の毛が弱くなりついには脱毛のきっかけになります。
これらの疾患を避けるためには食生活や運動習慣などの生活習慣を改善することが重要です。また既に生活習慣病がある方はそれを治療することで血流の改善を見込めます。生活習慣病の改善は取り組むのが早ければ早いほど効果を発揮します。自分の生活を見直して早期の解決を図りましょう。

ストレスのかかる生活

生活習慣病のほかに頭皮への血流を阻害するのがストレスです。ヒトには自律神経というものが存在します。この自律神経は緊急事態の時に優位になる交感神経とリラックスしている時に優位になる副交感神経があります。交感神経が働くと心拍数が上昇し、血管が収縮し血圧が上がります。

ストレスがかかっている状態が長く続くとこの交感神経が優位に働く状況となります。さらに毎日ストレスにさらされ続けると自律神経のバランスが崩れてしまい、血管が収縮し続けることになり、頭皮への血流が低下して壮年期脱毛症のリスクが上昇します。

ストレスは頭皮の環境だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。長期間ストレスにさらされるとストレスに鈍感になってしまい気づかないうちに頭皮を含めた全身の状態が悪化してしまいます。一度自分の生活がストレスフルなものでないかを見つめ直し休息をとったり、ストレスケアをするように心がけましょう。

院長 藤田
どうでしょうか?何か思い当たるようなことはありますか?

AGAでお悩みの方
そういえば最近生活が不規則で外食で済ましがちだし、仕事も忙しいし、ストレスも多いですね・・・
院長 藤田
健康な髪の毛を作るためには健康な体であることも重要なんですよ。

AGAでお悩みの方
よくわかりました!

院長 藤田
では壮年期脱毛症の予防・改善のためにすべきことを見ていきましょう。

壮年期脱毛症の予防改善のために行うこと

壮年期脱毛症対策

壮年期脱毛症にならない、改善するためには以下のことに気をつけましょう。

生活習慣の改善

食事に関して、特に外食中心のかたは脂質や炭水化物に偏った食事をしがちです。おにぎりやパンなど1種類のみで構成された簡単な食事ではとくに不健康になりがちです。タンパク質は脂質の少ない肉類、ビタミンミネラルはサラダ、などなるべく多くの品目を含む食事を心掛けましょう。

運動について、「運動しましょう」というと本格的なスポーツを思い浮かべる方がいらっしゃいますが、1日の中で歩く時間を30程度増やすだけでも十分に効果があります。もちろん休みの日などに余裕があれば、スポーツを楽しむのは非常に良いのですが、そういった余裕がない方は30程度のウオーキングを日常生活の中に取り込めるとよいです。

ストレスのケア

ストレスが過剰な状態から一気にストレスの影響をなくすのは簡単なことではありません。

大きなストレスを溜める前に日常でストレスを解消する方法を持つことが大事です。趣味を楽しむ時間を毎日少しずつ設けたり、規則正しい睡眠を心がけたりすることが有効です。ストレスは正確にも影響されます。自分が悪くないことまで責任を感じたり、人に気を使いすぎるとストレスは溜まりやすくなります。

日頃の意識を変えることもストレスを溜めないのに有効です。

AGAの治療

環境因子を改善したらAGA治療も検討しましょう。AGAの治療には発毛剤の概要や内服を行います。よく市販の育毛剤を使う方がいらっしゃいますが、育毛剤はAGAの根本的な治療をするというより頭皮の環境を整えて今ある髪の毛を強くする目的で作られています。

本格的な薄毛治療を行う場合にはAGAの治療の経験のある医師と相談して発毛効果が認められた成分のはいった発毛剤を用いた治療を行いましょう。

まとめ

今回は壮年期の薄毛の原因となる壮年期脱毛症について解説していきました。

壮年期脱毛症の根本原因はAGAですが、それにさまざまな環境因子が加わり発症していくことが多くあります。日常生活ではその環境因子の影響を取り除くことを意識しましょう。

それでも改善しない場合にはAGA治療を早期に受けることが重要です。どちらも早めの対応をすることで治療の効果も発揮されやすくなります。薄毛に一人で悩むのではなく、気軽に経験のある医師に相談しましょう。


この記事を書いた医師

内科総合クリニック人形町院長 藤田医師
Dr. 藤田 英理

内科総合クリニック人形町 院長
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
東京大学医学部保健学科および横浜市立大学医学部を卒業
東京大学付属病院や虎の門病院等を経て2019年11月に当院を開業
最寄駅:東京地下鉄 人形町および水天宮前(各徒歩3分)

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