痛くない医療脱毛はあるの?医師が本音で解説|痛みを減らす対処法

痛くない医療脱毛はあるの?医師が本音で解説|痛みを減らす対処法
院長 藤田

こんばんは。内科総合クリニック人形町 院長の藤田です。

「医療脱毛は痛くて耐えられないらしい」こんな口コミや噂を聞いたことはありませんか?たしかに、一昔前までは、医療脱毛は痛くて値段も高い、少し抵抗のあるものだったと思います。

しかし今では、痛くない医療脱毛も登場してきています。その主な理由は、脱毛機械の進化によるものです。最新の機械を使用しているクリニックを選べば、痛くない医療脱毛を受けることも十分可能なのです。

機械の他にも、クリニックならクリームタイプの麻酔を使うなどして、痛みを軽減することができます。

とはいえ、部位によっては痛みを感じやすかったり、新しい機械でも、痛みを比較的感じやすい機械と痛みが少ない機械があるなど、選び方には注意が必要です。

できるだけ痛みはない方がいいけど、効果はしっかり実感したい」という人は、ぜひ今回の記事を読んでいただいて、クリニック選びに役立ててください。

目次

最新の機械なら医療脱毛はほとんど痛くない

医療脱毛は、口コミで言われているほどは痛くないです。のちに説明しますが、デリケートゾーン以外はほとんど痛みを感じなかったり、痛みがあっても普通に我慢できる程度であることが多いです。その理由について解説します。

機械によって冷却ガス機能や吸引機能で痛みを軽減できる

脱毛機械によって痛みを少なくできる
レーザー照射とともに冷却ガスが出たり吸引機能が働く

最近のクリニックでは、冷却ガスで痛みを抑えたり、吸引機能で痛みを抑える機械が多く導入されています。

ショット式の熱破壊式レーザー脱毛では熱エネルギーを与えるので、照射した瞬間熱さを強く感じ痛みを感じるのですが、冷却ガスや吸引機能がついていると、その熱の痛みを紛らわせることができます。

冷却ガスを使用する機械として有名なのは、ジェントルレーズ、ジェントルレーズプロ、吸引機能で有名なのは、ライトシェアデュエット(冷却機能も持ち合わせている機械)などがあります。

これらの機械は、痛みはゼロではないものの、十分耐えられるほどの痛みであり、そこまで心配する必要はありません。

エステ脱毛とほとんど変わらないくらいの痛みの機械もある

上記で挙げた機械以外にも、エステ脱毛とほぼ変わらないほど痛みの少ない機械もあります。それは、「蓄熱式脱毛機」と呼ばれるものです。

エステ脱毛ではパワーが分散して熱が毛根まで伝わらないので、痛みがほとんどないかわりに効果も薄くなってしまうのですが、蓄熱式脱毛機ならエステ並みの痛みの少なさで、エステよりも高い脱毛効果を実感できます。

蓄熱式脱毛については、本記事で後から詳しく解説します。

最新の医療レーザー脱毛機器では、痛みを軽減する工夫がなされている。また、痛みがかなり少ない蓄熱式脱毛機も人気が高まっている。

医療脱毛で痛みが発生する理由

医療脱毛で痛みが発生するのは、毛のメラニン色素にしっかりと反応するためです。黒い部分に反応して、熱が毛根や毛乳頭にまで届くので、その時に痛みを感じます。

医療脱毛で毛根が破壊される仕組み
皮膚の奥深くにある毛乳頭を破壊して毛が抜け落ちる

毛根まで届く分効果は高くなりますが、機械によってパシッと弾かれるような痛みや、チクチク刺されるような痛みを感じることがあります。その痛みを軽減するため、先ほど紹介したような、冷却機能や吸引機能を搭載した機械が登場しています。

同じ痛みとはいえ、例えばジェントルレーズでは弾かれるような痛み、ライトシェアデュエットでは熱い感じがしたり、部位によってはジェルを使用して冷却機能のついたハンドピース(照射口)を使い、チクチクした痛みを感じます。

どちらの痛みなら耐えやすいかは人により、弾かれる痛みの方が平気な人もいれば、逆の人がいるのも事実です。クリニックによってはテスト照射を行なえるところもあるので、気になる方はチェックしてみてもいいかもしれません。

脱毛で痛みを感じるのは、熱が毛に伝わっているから。機械によって痛みの感じ方は異なり、クリニックによってテスト照射で確認できるところもある。

もっとも痛みを感じやすい部位はVIO

医療脱毛は世間で言われているほど痛くないと解説してきましたが、VIOと呼ばれるデリケートゾーンは別です。この部位は正直言って非常に痛いです。

VIO脱毛を考えていて痛みが苦手な方は、痛みが少ない機械を選んだり、後述する麻酔を併用するなどして、痛みを軽減することが必要です。

VIO(デリケートゾーン)がもっとも痛みを感じやすい理由

VIO脱毛は痛みが強い
VIOの医療脱毛をするなら痛みの少ない機械がおすすめ

Vライン、Iライン、OラインをあわせたVIOが痛みを感じやすいのは、以下が理由です。

  • 毛量が多く毛が太い
  • 皮膚が薄い
  • 黒ずみがある

毛量が多いならまだしも、加えて皮膚が薄く、黒ずみがあるとなると、痛みは強くなります。皮膚が薄いと刺激を感じやすく、レーザーは黒い部分に反応するため、黒ずみがあると痛みを感じやすいのです。

そのため、クリニックでは痛み軽減のため、黒ずみ改善のクリームなどを販売していることが多いです。

このように痛みを感じやすいために、レーザーの出力は一番低いもので照射することが多いですが、それでも毛がしっかりしているので効果は十分実感できます。

こう言ってしまうとVIO脱毛が怖くなるかもしれませんが、一番痛いのは一番最初だけです。その後は回数を重ねるにつれ、徐々に痛みが減っていきます。

心配な方は痛みが少ない脱毛機を選び、さらに麻酔クリームなどを使えば、痛みはかなり軽減できるでしょう。

顔など皮膚が薄いところも痛みを感じやすい

VIO以外はまったく痛くないかというとそうではなく、皮膚が薄いところは痛みを感じやすいです。

例えば顔や、太もも裏からお尻にかけて、ワキなども他の部位に比べると痛みを感じます。背中やお腹、胸、お尻、脚、腕はそこまで痛くないです。

「全身脱毛したいけど痛みに耐えられるか心配だ」という方は、いきなり全身脱毛を契約せずに、ワキだけ、腕や脚だけなど、徐々に始めて痛みを確認し、慣れていくといいです。

医療脱毛でも痛みが少ない脱毛方法は「蓄熱式脱毛」

医療脱毛の中でも、かなり最新の痛みが少ない機械、「蓄熱式脱毛機」を紹介します。従来の脱毛機とは脱毛の仕組みが異なり、痛みが少ない工夫がなされています。

蓄熱式脱毛が痛くない理由を詳しく解説

蓄熱式脱毛では、従来の機械のような毛根・毛乳頭ではなく、毛乳頭へ発毛を促す「バルジ領域」をターゲットとしています。

今までは、毛母細胞・毛乳頭など毛根に熱を与えて破壊しなければ、永久脱毛の効果はないと言われていましたが、研究によって「バルジ領域」と呼ばれる発毛を促す組織を破壊すれば、同様の効果が得られることがわかってきました。

バルジ領域は毛根よりも浅い位置にあるため、弱いパワーでじわじわ熱を与えることで破壊することができるので、今までよりも痛みを感じずに脱毛することができるのです。

蓄熱式脱毛なら、今までは脱毛できなかった色黒肌の人も脱毛可能です。

従来の機械よりもずっとマイルドな痛みで、人によっては無痛と感じるほどの蓄熱式脱毛、痛みに弱い人にはぴったりの脱毛方法なので検討してみてください。

蓄熱式脱毛で人気の機械「メディオスターNeXT PRO」

蓄熱式脱毛で最近人気の機械として挙げられるのが、「メディオスターNeXT PRO」です。その他にも、「ソプラノチタニウム」「ソプラノアイスプラチナム」なども多くのクリニックで採用されています。

蓄熱式脱毛機なら痛みが少ない
蓄熱式脱毛機が普及している

これらの機械なら、じんわりとした熱さを感じる程度で、ほとんど痛みを感じないでしょう。

一つ注意しておいていただきたいのが、蓄熱式脱毛は、従来のショット式脱毛(熱破壊式脱毛)と比較すると、毛が抜け落ちるスピードが遅いということです。

蓄熱式脱毛では毛根を直接破壊するのではなく、あくまで発毛の司令塔に熱を加えるため、次の毛が生えにくくなるという仕組みです。そのため、ショット式脱毛のように1~2週間で毛がぽろぽろ抜け落ちたりはしません。

この時に脱毛効果が薄いと思う人がいるかもしれませんが、仕組みが異なるだけで脱毛効果自体は同じと言われています。

色黒肌の人、敏感肌の人も脱毛出来て、産毛も脱毛可能という最新の機械、ぜひ一度試してみてください。

「メディオスターNeXT PRO」「ソプラノチタニウム」「ソプラノアイスプラチナム」が蓄熱式脱毛の代表的な機械。効果が出るまでのスピードは従来のショット式脱毛機とは異なる。

もっと痛みを減らすための方法

機械や部位によって痛みが異なることをわかっていただけたと思いますが、他にも痛みを減らす方法が3つあります。

クリーム麻酔・貼るタイプの麻酔を使う

まず一つは、麻酔を使うのがおすすめの方法です。塗るタイプのクリーム麻酔を用意しているクリニックが多いですが、まれに貼るタイプの麻酔があることも。

痛みが若干和らぐ程度の効果ですが、VIO脱毛などは使った方が痛みが少なくなり、安心だと思います。

1回あたり1,000円前後など有料のことがほとんどなので、施術予定のクリニックで確認してください。

保湿して乾燥を避ける

普段からボディクリームやボディオイルで保湿ケアを行い、乾燥を避けることも、痛みの軽減に効果的です。

乾燥していると肌が敏感になり、痛みを感じやすくなります。特に冬は手足など乾燥しやすいので、脱毛中は特に保湿ケアに力を入れるようにしてください。

日焼けしない、肌を白くする

日焼けケアで医療脱毛の痛みを軽減
脱毛中の日焼けは厳禁

脱毛中に日焼けが厳禁と言われるのは、日焼けすると黒い色素が多くなり、熱が肌にも伝わって痛みが強くなるからです。こうなると、出力が上げられなくなるなど効果も薄くなってしまうので、非常にもったいないことになります。

毎日日焼け止めを塗るくらいの勢いで、UVケアを怠らないようにしましょう。

クリニックによっては、飲む日焼け止めや美白ケア用品を販売しているところもあり、予算や必要に応じてこのような商品も利用すると、痛み軽減に繋がります。

もちろん普段使っている日焼け止めでも十分効果的ですので、脱毛中は欠かさず肌ケアをして、できるだけ痛みの少ない状態で施術を受けましょう。

部位や機械選びで医療脱毛の痛みを減らすことは可能

強い痛みを我慢せずとも、医療脱毛で高い脱毛効果を得ることは十分できます。その際には、部位や機械の選び方に注意して、痛みの少ない方法を取るようにしてください。

痛みの少ない脱毛を希望なら、蓄熱式脱毛がおすすめということもぜひ覚えておいてください。また、脱毛中は効果アップと痛み軽減のためにも、保湿とUVケアが重要です。

  • 冷却機能や吸引機能で痛みを軽減できる機械が普及している
  • 最新の機械でも特に痛みが少ないのは「蓄熱式脱毛」
  • VIOや皮膚の薄いところ以外は痛みを感じにくい
  • 麻酔・保湿・UVケアの3つで痛みを軽減できる

今回の記事の内容をクリニック選びに役立てていただければ幸いです。

以上


この記事を書いた医師

内科総合クリニック人形町院長 藤田医師
Dr. 藤田 英理

内科総合クリニック人形町 院長
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
東京大学医学部保健学科および横浜市立大学医学部を卒業
東京大学付属病院や虎の門病院等を経て2019年11月に当院を開業
最寄駅:東京地下鉄 人形町および水天宮前(各徒歩3分)

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