医療脱毛とエステ脱毛の違いを医師がわかりやすく解説|永久脱毛できるのは医療だけ

医療脱毛とエステ脱毛の違い
院長 藤田

こんばんは。内科総合クリニック人形町 院長の藤田です。

最近では、至るところで脱毛の広告を見るようになりましたが、そこで受けられるのがエステ脱毛なのかそれとも医療脱毛なのか、そしてこれらの違いがどのようなものなのか、即答できる人はなかなかいないと思います。

ですが、脱毛をする際には、この両者の違いをきちんと把握して、ご自身に合った施術方法を受けるのが非常に大事です。

サロンなのかクリニックなのかよくわからず、安いからと聞いていざ通い始めてみたら、「効果が全然感じられなかった」「思った脱毛効果と違う」など脱毛にがっかりしてしまう人も出てくるでしょう。

こんなことを防ぐため、この記事では、医療脱毛とエステ脱毛の違いについて詳しくかつわかりやすく解説しました。

脱毛施術の様子
医療脱毛とエステ脱毛は効果や痛みなどまったく異なる

結論から言うと、医療脱毛とエステ脱毛では、脱毛方法・効果・通う回数・痛み・トラブル時の対応など、他にもたくさんの項目で違いがあります。

似ているようでまったく異なる点もあるので、こちらの記事に目を通していただいて、あなたにぴったりの脱毛方法がどちらなのか見極めてください。

目次

医療脱毛とエステ脱毛の大きな違いは、一回あたりの効果

医療脱毛とエステ脱毛、違いはいろいろとありますが、一つ大きな違いを挙げるとしたら、それは「一回あたりの効果」です。

この理由について、脱毛の仕組みの違いから丁寧に解説していきます。

医療脱毛はレーザー脱毛、エステ脱毛は光脱毛(フラッシュ脱毛)

まず、医療脱毛は、医療レーザー機器を使った脱毛方法で、医療機関であるクリニックでのみ受けることができます。

それに対して、エステ脱毛は光脱毛やフラッシュ脱毛と呼ばれ、光脱毛機を使用します。

医療レーザーにもいろいろ種類はあるのですが、レーザー脱毛では一般的に、毛母細胞や毛包幹細胞などの毛根部分まで熱を伝えることができ、照射後にしばらくして毛が抜け落ちることになります。

エステの光脱毛ではそのようなパワーはなく、毛根まで熱は届かないため、医療脱毛に比べて効果はあまり実感できません。

医療脱毛とエステ脱毛の違い
医療脱毛とエステ脱毛のパワーの強さの違い

このように、クリニックとエステでは使っている機械がそもそも異なり、パワーも全然違う、ということを覚えておいてください。

エステ脱毛では、一回目から毛が抜け落ちることはなく、徐々に毛が生えてくる速度が遅くなったり、毛量が減ったり、少しずつ効果を感じます。ただし、全身脱毛なら最低10回以上、剛毛な人は20回以上必要になってくるので、かなりの時間がかかるのが大きなデメリット。

医療脱毛なら、一回目から毛が抜け落ちるのを実感できます。

一回だけでは成長期の毛がまだたくさん残っている状態なので、放っておいてもほとんど生えてこない状態にするには医療脱毛でも何度かは回数が必要ですが、一回あたりの効果が高いのでエステよりもずっと少ない回数(全身脱毛で5~8回程度)で済みます。

永久脱毛と言えるのは医療脱毛のみ

脱毛方法はいろいろとありますが、「永久脱毛」と言えるのは、実は医療脱毛のみなのです。

永久脱毛と言えるのは医療脱毛だけ
毛を根本からなくしたいなら医療脱毛がぴったり

エステで行う光脱毛は、永久脱毛とは言えません。

毛根部分の細胞や組織を破壊する行為は、クリニックなどの医療機関でのみ認められているものです。高出力のレーザー機器も医療機関でのみ扱いが可能なので、もしエステで「永久脱毛ができる」と謳っていれば、それは違法行為に当たります。

エステ脱毛とは言っても、実際は「減毛・抑毛」に近いと考えた方がいいでしょう。根本的に毛をなくす永久脱毛を受けたいなら、医療脱毛を選ぶのをおすすめします。

医療脱毛とエステ脱毛の回数・通う期間・痛みなどの比較

効果以外に気になる、回数や通う期間、痛みの程度の違いなどについて表にまとめましたので、参考にしてください。

比較項目医療脱毛エステ脱毛
脱毛方法レーザー脱毛(熱破壊式、蓄熱式)光(フラッシュ)脱毛
回数の目安(全身脱毛)5~8回以上10~20回以上
通う期間1年半~2年2年以上
料金・値段(全身脱毛)15~30万円15~30万円
痛みの強さ熱破壊式は痛みを感じやすい
蓄熱式はほぼ痛みなし
ほぼ痛みなし
施術者有資格者特になし
肌トラブルの対応方法薬の処方、診察提携先の病院などで診察
メリット低価格で高い効果を実感痛み少なく脱毛できる
デメリットVIOは痛みを感じやすい効果が出るのが遅い

意外に思われる方が多いと思うのが、料金です。全身脱毛の場合、価格帯がほとんど変わらなくなっています。

少し前は医療脱毛は50万円以上するなど、大変敷居の高いものになっていましたが、最近はエステ脱毛と同価格程度までになりました。

施術者は、医療の場合は医療従事者・有資格者のみとなり、エステの場合は特に資格等は必要ありません。

肌トラブル時には、医療では薬の処方や診察を行なって対処してもらえますが、エステの場合はその場で対応はできないので、提携先の病院に行ったり、自分で病院を探して行く必要があります。

医療脱毛では診察がある
クリニックならすぐに医師に相談できる

エステでは毛母細胞を破壊するような高出力のパワーで施術は受けないので、肌荒れや炎症の心配は少ないですが、敏感肌の人や肌が弱い人は、念のため医療で脱毛する方が安心です。

医療脱毛かエステ脱毛か迷っている人のために、次で決め手となるポイントを中心に選び方を解説します。

医療脱毛かエステ脱毛か?決め手となるポイント

値段が同じくらいなので、値段は比較候補から外します。他に気になるポイントと言えば、効果や痛み。どちらを重視するかにより、医療かエステか変わってきます。

医療脱毛を選ぶべきなのは、効果を早く実感したい人

まず、効果を早く実感したいなら、選ぶべきは絶対に医療脱毛です。エステ脱毛とはまったく効果の出方が異なります。

また、人よりも毛量が多い人や、毛が太い人は特に、医療を選ぶと良いです。1年後には毛量がかなり少なくなり、1年半~2年もすればほとんど毛が生えてこなくなります。

剛毛な人や敏感肌の人
剛毛な人・毛量が多い人こそ効果を感じやすい

他にも、敏感肌やアトピー肌の人も、診察で医師に丁寧に肌を見てもらえたり、薬を処方してもらえたりするので、医療脱毛の方が安心です。

高出力でパワーが強いレーザー脱毛ですが、出力を調整したり、ジェルを使って肌を保護しながら使用できる機械もあるので、肌が弱い人も脱毛可能です。

エステ脱毛を選ぶべきなのは、痛みが少ない方がいい人

エステ脱毛を選んだ方が良いのは、痛みが苦手な人です。エステ脱毛はほぼ無痛で、VIOなど痛みが強い部位もほとんど痛みなしで脱毛できます。

医療脱毛でも痛みはかなり減ってきてはいますが、特に痛みが苦手な人については、エステ脱毛を選んだ方が良いです。

エステ脱毛にもいくつか種類があり、「IPL脱毛」「SSC脱毛」「SHR脱毛」とそれぞれ特徴が異なります。

エステ脱毛の種類
エステ脱毛にもいくつか種類がある

ここでは詳しい説明は省きますが、痛みが少ない中でも効果の強さを求める人はIPL脱毛、剛毛も産毛も脱毛したい人はSSC脱毛、痛みがもっとも少ない脱毛が良い人はSHR脱毛とざっくり考えていただければと思います。

ただし効果が出るのは医療に比べて遅いので、気長に数年かけて脱毛に通えるかどうかも視野に入れつつ、考えてみてください。

「医療脱毛は値段が高い」は昔の話

先ほど少し触れましたが、医療脱毛の値段は最近は非常に安くなっています。

全身脱毛は安いところなら15万円くらいから受けることができ、部分的な脱毛なら100円から受けられるクリニックもあるほどです。

平均的に見ると、全身脱毛で20万円前後のクリニックが多いです。

今まで予算を気にしてエステ脱毛を選んだり、エステの方が安いからと選んでいた人もいるかもしれませんが、お店によっては医療よりも高い場合があります。

総合的に見てメリットが多いのは医療脱毛

効果、値段、通う期間の短さ、安全性や安心感を考えると、医療脱毛の方がメリットが多いです。

痛みが心配な人は、「蓄熱式脱毛」という仕組みを取り入れた蓄熱式脱毛機を採用しているクリニックを選ぶと良いです。

蓄熱式脱毛では、従来の熱破壊式のレーザー機器ほど痛みを感じずに脱毛できるので、「効果の高さと痛みの少なさを両立したい」という人にぴったりです。

蓄熱式脱毛で人気の機械は「メディオスターNeXT PRO」「ソプラノアイスプラチナム」などです。

医療脱毛とエステ脱毛の併用・乗り換えは可能

医療脱毛とエステ脱毛の併用や乗り換えを考えている人もいるかもしれませんので、メリット・デメリットや注意点を紹介します。

医療脱毛とエステ脱毛の併用のメリット・デメリット

医療とエステの両方を併用するメリットは、効果や痛みどちらを重視するかを部位によって分けることができる点です。

例えば、全身や顔は効果の高い医療脱毛で、痛みの強いVIOはエステで、という風に分けることが可能です。

VIO脱毛の施術範囲
アンダーヘア(VIO)は痛みを感じやすい

この時のデメリットは、医療とエステへの両方に通うので、通う回数が多くなってスケジュール管理が大変になることです。

毛周期を管理しながらきちんと通えるなら、目的別に二つを併用するのは良い方法だと思います。

エステから医療への乗り換えが多い

乗り換えで多いパターンとしては、エステから医療への乗り換えです。

効果が出るのが遅かったり、なかなか効果を感じられずに医療へ乗り換える、というケースがほとんどです。

クリニックにより乗り換え割などのキャンペーンがあるので、そういった割引を利用するとよりお得に脱毛することができておすすめです。

エステに通い続けてしばらく様子を見て満足できなかったり、毛量が変わらないようなら、早めに医療への乗り換えの検討をすると良いでしょう。

脱毛効果を求めるなら医療、痛みが苦手ならエステへ

医療とエステの違いについて、理解を深めていただけたら嬉しく思います。

メリットが多いのは医療ですが、痛みが気になるならエステ、とシンプルに考えてみてください。

今回の記事のまとめです。

  • 医療脱毛はクリニック、エステ脱毛はサロンで受ける
  • 永久脱毛と言えるのは医療脱毛のみ
  • 医療脱毛の痛みが気になるなら「蓄熱式脱毛」を選ぶ
  • 痛みが特に苦手な人はエステ脱毛が合っている
  • 医療とエステの併用・乗り換えは可能

脱毛を受ける際には、医療とエステの違いをしっかり認識した上で、クリニックやサロン選びを行ってください。

以上


この記事を書いた医師

内科総合クリニック人形町院長 藤田医師
Dr. 藤田 英理

内科総合クリニック人形町 院長
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
東京大学医学部保健学科および横浜市立大学医学部を卒業
東京大学付属病院や虎の門病院等を経て2019年11月に当院を開業
最寄駅:東京地下鉄 人形町および水天宮前(各徒歩3分)

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