脈拍(心拍数)とマンジャロ|GLP-1薬で脈が速くなる原因と安全性

脈拍(心拍数)とマンジャロ|GLP-1薬で脈が速くなる原因と安全性

マンジャロ(チルゼパチド)を服用し始めてから「脈が速くなった気がする」と感じている方は少なくありません。GLP-1受容体作動薬には心拍数をわずかに上昇させる作用があり、これは薬の性質上避けられない反応です。

ただし、臨床試験のデータを見ると、上昇幅は1分あたり2~5拍程度にとどまり、不整脈リスクの増加は確認されていません。この記事では、脈拍が上がる仕組みから安全性データ、受診の目安、日常の対策までを丁寧にお伝えします。

正しい知識を持つことで、不安を和らげながら安心してマンジャロ治療を続けていただけるはずです。

目次

マンジャロで脈が速くなるのはなぜ?GLP-1受容体作動薬と心拍数の基本

マンジャロ(チルゼパチド)を使い始めると、安静時の脈拍がわずかに上がることがあります。これはGLP-1受容体作動薬に共通して見られる反応であり、薬が心臓の洞結節(どうけっせつ)に直接作用するためです。

チルゼパチドが洞結節のGLP-1受容体を直接刺激して脈拍を押し上げる

心臓のリズムを生み出しているのは、右心房にある洞結節と呼ばれるペースメーカー細胞です。近年の研究で、この洞結節にGLP-1受容体が存在することが明らかになりました。

マンジャロに含まれるチルゼパチドがGLP-1受容体を刺激すると、洞結節の拍動ペースがやや速まります。動物実験では、自律神経を遮断しても心拍数の上昇が消えなかったことから、これは神経を介さない薬の直接的な作用と考えられています。

臨床試験で確認された心拍数の上昇幅は1分あたり2~5拍

SURMOUNT-1試験の血圧モニタリングサブスタディでは、マンジャロ投与36週後の24時間平均心拍数の変化がプラセボと比較して評価されました。結果として、5mgで約2.1拍/分、10mgで約2.3拍/分、15mgで約5.4拍/分の上昇が報告されています。

たとえば安静時の脈拍が70拍/分の方であれば、服用後に72~75拍/分程度になるイメージです。普段の生活の中では体感しにくい範囲といえるでしょう。

マンジャロの用量別にみた心拍数への影響

マンジャロの用量プラセボとの心拍数差臨床的な評価
5mg+約2.1拍/分ほぼ体感なし
10mg+約2.3拍/分ほぼ体感なし
15mg+約5.4拍/分軽度の上昇

自律神経バランスの変化も脈拍上昇に関わる一因

GLP-1受容体作動薬による心拍上昇には、洞結節への直接作用に加えて自律神経系の変化も関与しています。副交感神経(迷走神経)の活動がやや抑制されることで、交感神経が相対的に優位になり、脈が速まる方向に働くと考えられています。

ウェアラブルデバイスを用いた12週間の観察研究でも、GLP-1受容体作動薬の開始後に心拍変動(HRV)が低下し、安静時心拍数が上昇するパターンが確認されました。ただし、運動習慣がある方ではこの心拍上昇が抑えられる傾向も示されています。

安静時の正常な脈拍数と年齢別の目安|自宅でできる正しい測定法

マンジャロによる脈拍変化を正しく評価するためには、まず「自分の安静時心拍数がどのくらいか」を知っておくことが大切です。正常範囲を把握していれば、薬の影響による変化を冷静に判断できます。

成人の安静時脈拍は60~100拍/分が正常範囲

健康な成人の安静時脈拍は、一般的に60~100拍/分とされています。日頃から運動をしている方はスポーツ心臓の影響で50拍台になることもあり、それだけで異常とは判断しません。

年齢を重ねると脈拍はやや遅くなる傾向がありますが、個人差が大きいため、「自分にとっての普通」を知ることが出発点になります。マンジャロを始める前に一度、安静時の脈拍を記録しておくと服用後の変化を比較しやすくなるでしょう。

手首・首筋・スマートウォッチ、それぞれの測り方と注意点

脈拍の測定にはいくつかの方法があります。手首の内側(橈骨動脈)に人差し指と中指を当て、15秒間の拍動を数えて4倍する方法がもっとも手軽です。首筋(頸動脈)でも同様に測れますが、強く押しすぎると反射的に脈が遅くなることがあるため、やさしく触れる程度にとどめてください。

スマートウォッチや血圧計の脈拍機能も便利ですが、測定時は5分以上安静にしてから計ることが正確さのコツです。食後やカフェイン摂取後は脈が一時的に速まるため、朝起きてすぐのタイミングが理想的といえます。

運動後や緊張時の脈拍上昇は生理的な反応なので心配いらない

階段を上った直後や緊張する場面で脈が速まるのは、身体が酸素を多く送り届けようとする正常な反応です。安静に戻れば数分で元の脈拍に落ち着くのが一般的な経過になります。

気をつけたいのは、何もしていないのに脈が速い状態が長時間続くケースです。マンジャロ服用中に「座っているだけなのに動悸がする」と感じるようなら、安静時の脈拍を数日間記録して受診時に主治医へ伝えてください。

年代別・安静時脈拍の一般的な目安

年代安静時脈拍の目安補足
20~30代60~80拍/分運動習慣があると50台も
40~50代65~85拍/分ストレスで高めに出やすい
60代以上60~80拍/分薬の影響を受けやすい

マンジャロの用量別で心拍数の上がり方が変わる|5mg・10mg・15mgの比較

マンジャロによる心拍数の上昇は用量依存的です。つまり、投与量が多くなるほど脈拍の上昇幅もやや大きくなる傾向が臨床データで確認されています。

5mgでは約2拍、15mgでは約5拍と用量に応じて上昇する

2型糖尿病患者を対象としたメタ解析によると、マンジャロ全体での心拍数上昇は対照群と比べて平均1.82拍/分でした。用量別に見ると、5mgと15mgの間には約2.5拍/分の差があり、15mgが統計的にもっとも心拍上昇が大きいと報告されています。

もっとも、この差は日常生活で自覚できるレベルではありません。72週間の長期試験でも、この上昇幅は安定しており、時間の経過とともにさらに増大するような傾向は確認されませんでした。

高用量で心拍上昇が大きくなるのはGLP-1受容体への刺激量の増加が原因

チルゼパチドはGIP受容体とGLP-1受容体の両方を活性化するデュアルアゴニストです。用量が増えると、洞結節に存在するGLP-1受容体への結合量が増え、心拍上昇のシグナルが強まります。

ネットワークメタ解析では、マンジャロ15mgの心拍上昇効果はセマグルチドなど他のGLP-1受容体作動薬と比べても大きい可能性が示唆されました。ただし、それでも上昇幅は約3~5拍/分の範囲内にとどまっており、臨床的に危険とされる水準ではありません。

マンジャロと他のGLP-1受容体作動薬の心拍上昇比較

薬剤心拍上昇幅(平均)作用の持続時間
マンジャロ 5mg約1~2拍/分24時間持続型
マンジャロ 15mg約3~5拍/分24時間持続型
セマグルチド約2~4拍/分24時間持続型
リキシセナチド約1~3拍/分一過性(数時間)

増量のタイミングで脈拍変化を記録しておくと主治医との相談に役立つ

マンジャロは通常2.5mgから開始し、4週間ごとに段階的に増量していきます。増量のたびに脈拍が数拍上がる可能性があるため、用量を切り替えたタイミングで朝の安静時脈拍を1週間ほど記録しておくと、次の診察で具体的な数値を主治医に伝えられます。

記録をもとに相談すれば、増量のペースを緩やかにしたり、現在の用量で一定期間様子を見たりといった個別の対応を検討してもらいやすくなるでしょう。

GLP-1薬で脈が速くなっても心臓は大丈夫|不整脈リスクを調べた臨床データ

脈拍が上がること自体に不安を感じるのは自然な反応ですが、GLP-1受容体作動薬の大規模臨床試験では、心拍上昇にもかかわらず不整脈や心血管イベントの増加は確認されていません。

6万人超のメタ解析でGLP-1受容体作動薬は不整脈の発症率を高めなかった

8つの心血管アウトカム試験を統合した6万人以上のメタ解析では、GLP-1受容体作動薬の投与群とプラセボ群で不整脈全体の発症リスクに有意差はありませんでした。心房細動、心房粗動、心室性不整脈のいずれの亜型においても、リスクの上昇は認められていません。

さらに56件の無作為化比較試験を対象とした別の解析でも、約8万人の参加者において心房細動(RR 0.97)、心室性不整脈(RR 1.24、有意差なし)、突然死(RR 0.89)のいずれも増加しなかったと報告されています。

マンジャロの心血管アウトカム試験SURPASS-CVOTが示した安全性

マンジャロ固有の心血管安全性を評価するSURPASS-CVOT試験は、2型糖尿病と動脈硬化性心血管疾患を合併する1万3000人以上を対象に行われました。対照薬であるデュラグルチドとの比較で、主要心血管イベント(心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中)の複合エンドポイントについて非劣性が達成されています。

むしろ、マンジャロ群では相対リスクが約8%低下する傾向が見られました。脈拍のわずかな上昇があっても、血圧低下・体重減少・脂質改善といった複数の好影響が心血管リスクの軽減に寄与していると考えられます。

血圧低下・体重減少・脂質改善が心拍上昇のリスクを相殺する

マンジャロは体重を15~21%減少させるだけでなく、24時間収縮期血圧を約7~11mmHg低下させることがSURMOUNT-1試験のサブスタディで示されています。こうした多面的な改善効果が、心拍数のわずかな上昇がもたらしうるリスクを打ち消していると研究者は評価しています。

  • 収縮期血圧:全用量でプラセボより有意に低下(約7~11mmHg減)
  • 体重:15mg群で平均約21%の減少
  • LDLコレステロール・中性脂肪:いずれも改善傾向
  • 10年間の動脈硬化性心血管疾患リスク:最大23.5%の低下予測

マンジャロ服用中に動悸や脈拍の異常を感じたら受診すべき目安

マンジャロ服用中の軽い脈拍上昇は通常問題になりませんが、なかには医師への相談が必要なケースもあります。「いつもと違う」と感じたら、自己判断で服薬を中止せず、まず主治医に連絡することが大切です。

安静時に脈拍が100拍/分を超える状態が続くときは早めに受診

安静にしているにもかかわらず脈拍が100拍/分を恒常的に超える状態は、洞性頻脈(どうせいひんみゃく)と呼ばれます。マンジャロ単独でここまで上昇するケースはまれですが、脱水・甲状腺機能亢進症・貧血など他の要因が重なると到達することがあります。

数日間にわたって安静時脈拍が100拍を超える場合は、受診して心電図や血液検査を受けることをおすすめします。早めの受診が安心につながります。

動悸に加えて胸痛・息切れ・失神がある場合は緊急性が高い

脈が速いだけでなく、胸の痛みや圧迫感、強い息切れ、めまいや失神を伴うときは、すぐに医療機関を受診してください。これらの症状はマンジャロとの関連に限らず、心臓や循環器系の異常を示唆している可能性があり、速やかな診察が求められます。

受診を検討すべき症状の目安

症状緊急度対応
安静時脈拍100超が数日持続やや高い早めに外来を受診
動悸+胸痛・息切れ高い当日中に受診
失神・意識消失緊急救急受診
脈のスキップ感が頻繁中程度次回受診時に相談

脈の乱れやスキップ感があるときは心電図検査を受ける

「脈がとぶ」「不規則に打つ」と感じる場合は、期外収縮(きがいしゅうしゅく)という不整脈の一種である可能性があります。期外収縮自体は健康な方でも起こりうるものですが、頻度が多い場合やマンジャロ開始後に明らかに増えた場合には、心電図検査で確認するのが安心です。

スマートウォッチの心電図機能でスクリーニングすることもできますが、精密な評価には医療機関でのホルター心電図(24時間心電図)が適しています。受診の際にはスマートウォッチの記録データを持参すると、医師が判断しやすくなります。

心拍数の上昇を穏やかに保つために生活習慣で気をつけたいポイント

マンジャロによる心拍上昇は薬理作用として避けられませんが、日々の生活習慣を整えることで安静時心拍数を低めに維持し、脈拍への影響を和らげることができます。

有酸素運動の習慣が安静時心拍数を下げてGLP-1薬の影響を和らげる

ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を習慣化すると、心臓のポンプ機能が向上し、安静時の心拍数が自然と下がっていきます。ウェアラブルデバイスを用いた研究でも、身体活動量の多い方はGLP-1受容体作動薬による心拍上昇が穏やかであったと報告されています。

週に150分程度の中等度の有酸素運動が目安です。いきなり激しい運動を始める必要はなく、1日20分のウォーキングからスタートするだけでも心拍数への好影響が期待できます。

カフェイン・アルコール・睡眠不足は脈拍を上げやすい三大要因

コーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインは交感神経を刺激し、脈拍を一時的に上げます。マンジャロ服用中に動悸が気になる方は、午後以降のカフェイン摂取を控えてみてください。

アルコールも心拍数を上昇させる要因の一つです。飲酒後は脱水傾向になりやすく、脈が速まりやすくなります。加えて、睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、翌日の安静時心拍数を高める原因になります。質の良い睡眠を6~8時間確保することが、脈拍の安定に直結します。

十分な水分補給で循環血液量を維持することが脈拍安定の土台

マンジャロには食欲を抑える作用があるため、食事量の減少に伴い水分摂取が不足しがちです。体内の水分が減ると循環血液量が低下し、心臓は少ない血液で全身に酸素を届けようと脈を速めます。

1日あたり1.5~2リットルを目安に、こまめに水分を摂る習慣をつけてください。とくに夏場や運動後は意識的に補給量を増やすことが、脈拍を安定させるうえで効果的です。

  • 有酸素運動を週150分以上(ウォーキングでも十分効果的)
  • カフェインは午前中にとどめ、午後以降は控えめにする
  • アルコールは適量を心がけ、飲酒日の翌日に脈拍をチェックする
  • 水分は1日1.5~2リットルをこまめに補給する
  • 睡眠は6~8時間を確保して自律神経のバランスを整える

脈拍が気になる方が主治医に伝えるべきこと|マンジャロ治療を安心して続けるコツ

脈拍への不安を抱えたまま治療を続けるのは精神的にも負担になります。主治医に的確な情報を伝えることで、用量調整や追加検査の判断がスムーズになり、安心して治療を継続できるようになります。

受診前に記録しておくと役立つ脈拍・症状メモの書き方

受診前に、朝の安静時脈拍を少なくとも5日間記録したメモを持参するのがおすすめです。日付、脈拍数、測定した時間帯に加えて、動悸を感じたタイミングやそのときの状況(食後、入浴後、運動後など)をあわせて記録しておくと、医師が状況を正確に把握できます。

受診時に活用できる脈拍記録の例

日付安静時脈拍気づいた症状
4/1(月)78拍/分なし
4/2(火)82拍/分夕食後に軽い動悸
4/3(水)76拍/分なし
4/4(木)84拍/分起床時に脈が速い感覚

用量調整や服薬スケジュールの見直しで脈拍をコントロールできる場合もある

心拍上昇が気になる場合、主治医と相談のうえで用量を一段階下げたり、増量のスピードを緩やかにしたりする選択肢があります。POTSの既往がある方では、減量後に脈拍が安定したという報告もあります。

治療効果と脈拍のバランスを見ながら、自分に合った用量を見つけることが長く治療を続ける秘訣です。自己判断で服薬を中止するのではなく、必ず主治医の指示のもとで調整を行ってください。

他の心拍数に影響する薬との飲み合わせを主治医に確認する

β遮断薬(心拍を抑える薬)や利尿薬、降圧薬を併用している方は、マンジャロとの相互作用で血圧低下や心拍変動が大きくなる場合があります。とくに心不全の治療薬を服用中の方では、マンジャロの体重減少効果によって薬の効き方が変化し、血圧の過度な低下や脈拍の上昇が報告されたケースもあります。

お薬手帳を活用して、服用中のすべての薬を主治医に共有することが、安全なマンジャロ治療の土台です。新しい薬が追加されたり既存の薬が変更されたりした際にも、必ず情報を更新してください。

よくある質問

マンジャロで上がった心拍数はいつまで続きますか?

マンジャロによる心拍数の上昇は、服用を続けている間は基本的に持続します。臨床試験では72週間の投与期間を通じて心拍上昇幅が安定しており、時間とともに増大したり減少したりする傾向は見られませんでした。

服薬を中止すれば、薬の効果が消失するとともに脈拍もベースラインに戻ると考えられています。ただし、自己判断で中止せず、必ず主治医の指導のもとで判断してください。

マンジャロ服用中に脈拍が100を超えた場合はすぐに服用を中止すべきですか?

脈拍が一時的に100拍/分を超えたからといって、すぐに服用を中止する必要はありません。運動後や緊張した場面では健康な方でも100を超えることがあります。

注意が必要なのは、安静にしているにもかかわらず100拍/分を超える状態が数日続く場合です。そのときは自己判断で服薬をやめるのではなく、主治医に連絡して指示を仰いでください。原因を調べたうえで、用量の調整や経過観察などの対応を検討してもらえます。

マンジャロと他のGLP-1受容体作動薬では心拍数への影響に差がありますか?

はい、GLP-1受容体作動薬の種類によって心拍数への影響には差があります。短時間作用型のリキシセナチドやエキセナチドでは上昇が一過性で小さい傾向がある一方、長時間作用型のリラグルチドやセマグルチドでは24時間を通じて持続的に上昇する傾向が報告されています。

マンジャロ(チルゼパチド)はGIP/GLP-1デュアルアゴニストであり、メタ解析ではGLP-1単独作動薬と比べて心拍上昇がやや大きい傾向が示されています。ただし、いずれの薬でも臨床的に問題になるほどの差ではないと評価されています。

マンジャロを飲みながら激しい運動を行っても安全ですか?

一般的に、マンジャロを服用しながらの運動は安全とされています。むしろ適度な運動は安静時心拍数を下げる効果があるため、脈拍が気になる方にとって有益です。

ただし、高強度の運動中は心拍数がさらに上昇するため、運動開始前に主治医へ相談しておくと安心です。とくに心疾患の既往がある方や、起立性の症状(めまい・ふらつき)が出ている方は、運動強度の設定について医師と確認してから取り組んでください。

マンジャロの心拍数上昇が心房細動や不整脈を引き起こす危険性はありますか?

現在のエビデンスでは、マンジャロを含むGLP-1受容体作動薬が心房細動やその他の不整脈のリスクを高めるという明確な証拠はありません。約8万人を対象とした大規模メタ解析でも、GLP-1受容体作動薬群とプラセボ群で心房細動の発症率に有意な差はなかったと報告されています。

ただし、もともと不整脈の既往がある方や自律神経に問題を抱えている方では、まれに症状が悪化するケースが報告されています。不安がある方は、治療開始前に主治医に相談して心電図検査を受けておくのが安心です。

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