マンジャロ(一般名:チルゼパチド)の使用中に肝臓の数値が改善したという報告が複数の臨床試験で示されています。とくにAST・ALT・γ-GTPといった肝酵素は、脂肪肝の改善に伴って低下する傾向が確認されました。
ただし、数値の変化は個人差が大きく、ごくまれに肝障害が生じた症例も報告されています。改善データを正しく読み解くには、基準値の意味や検査条件のそろえ方を知っておくことが大切です。
この記事では、マンジャロと肝臓の数値の関係を臨床データに基づいて整理し、検査値の推移をどう判断すればよいかを具体的に解説します。
マンジャロで肝臓の数値が変わるのか:臨床試験が示した結果
結論から言えば、マンジャロ(チルゼパチド)の投与によってAST・ALT・γ-GTPが低下したという報告は複数あります。肝臓に蓄積していた脂肪が減ることで、肝細胞への負担が軽くなり、血液検査に反映されたと考えられています。
SURPASS試験シリーズで確認されたALT・ASTの低下
2型糖尿病の患者を対象にした大規模臨床試験「SURPASS」シリーズでは、マンジャロ投与群がインスリン製剤やセマグルチドと比較して、ALTとASTの有意な低下を示しました。52週時点のデータでは、投与量が高いほど肝酵素の減少幅が大きい傾向がみられています。
とくにSURPASS-3試験のMRIサブスタディでは、肝脂肪含有量の減少と並行してALTが低下しました。肝臓にたまった脂肪の減少が、数値改善の直接的な原因と推察されています。
γ-GTPの低下と肝炎症マーカーの変化
γ-GTPは飲酒量だけでなく、脂肪肝や胆汁うっ滞の指標としても注目される酵素です。SYNERGY-NASH試験ではマンジャロ投与群でγ-GTPを含む複数の肝マーカーが低下し、肝臓内部の炎症が鎮まった可能性が示唆されました。
体重が減っただけでは説明しにくい程度の改善がみられた点から、薬自体が脂肪肝の病態に直接はたらきかけている可能性も研究者のあいだで議論されています。
体重減少が肝機能数値を押し下げる経路
マンジャロには強い体重減少効果があり、SURMOUNT-1試験では72週で体重が最大22.5%減少したと報告されています。体重が減ると内臓脂肪も同時に減少し、肝臓への脂肪の供給が少なくなります。
- 内臓脂肪の減少により肝臓への遊離脂肪酸の流入が抑えられる
- インスリン抵抗性の改善が肝臓での脂肪合成を低下させる
- 炎症性サイトカインの減少が肝細胞の障害を和らげる
これらの変化が合わさって、血液検査で見える肝酵素の数値に反映されていると考えられます。
AST・ALT・γ-GTPの基準値と「高い」と言われたときに確かめたいこと
肝臓の血液検査で代表的な3つの酵素には、それぞれ得意とする情報があります。数値の意味を正確に読むために、まず基準値と検査の特徴を押さえておきましょう。
| 項目 | 基準値の目安 | 高値で疑われる状態 |
|---|---|---|
| AST(GOT) | 10〜30 U/L | 肝炎・心筋梗塞・筋疾患 |
| ALT(GPT) | 10〜30 U/L | 脂肪肝・肝炎・薬剤性障害 |
| γ-GTP | 男性50以下・女性30以下 U/L | 脂肪肝・アルコール性肝障害・胆汁うっ滞 |
AST(GOT)とALT(GPT)は肝細胞の破壊度を映す鏡
ASTとALTはどちらも肝細胞が壊れたときに血液中に漏れ出す酵素です。ALTは肝臓にとくに多く存在するため、ALTが高い場合は肝臓に原因がある可能性が高いといえます。一方、ASTは心臓や筋肉にも含まれるため、ASTだけが高い場合は肝臓以外の疾患も視野に入れる必要があるでしょう。
健康診断で「ALTが31を超えている」と指摘された場合、脂肪肝がもっとも多い原因とされています。肥満を伴う方では、まずは腹部エコー検査で脂肪の蓄積を確認するのが一般的な流れです。
γ-GTPが高いのはお酒だけが原因ではない
γ-GTPはアルコール摂取量と相関しやすい酵素ですが、飲酒しない人でも脂肪肝があると上昇します。最近では、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)による γ-GTP上昇のほうが患者数としては多いと指摘されています。
薬の代謝やサプリメントの影響で数値が動くこともあるため、検査前には服用中の薬やサプリをすべて主治医に伝えることが大切です。
ALTとASTの比率(デ・リティス比)が教えてくれること
AST÷ALTの値(デ・リティス比)は肝疾患の種類を推定する手がかりになります。比率が1未満の場合は脂肪肝や慢性肝炎を示唆し、1を超えると肝硬変やアルコール性肝障害の可能性が上がります。
ただし比率だけで診断がつくわけではなく、画像検査や追加の血液検査と合わせて総合的に判断するものです。数値を見て不安を感じたら、消化器内科で相談することをおすすめします。
肥満と脂肪肝がAST・ALT・γ-GTPを押し上げる理由
BMI 25以上の方は脂肪肝を合併しやすく、それが肝酵素の上昇につながります。とくに内臓脂肪型の肥満はインスリン抵抗性を引き起こし、肝臓に脂肪が蓄積しやすい体質をつくります。
内臓脂肪が増えると肝臓に何が起こるか
内臓脂肪が過剰にたまると、脂肪組織から遊離脂肪酸が大量に放出されます。その多くは門脈を経由して肝臓に流れ込み、肝細胞の中で中性脂肪として蓄積します。脂肪が肝重量の5%を超えると「脂肪肝」と診断されるのが一般的です。
脂肪肝の段階では自覚症状がほとんどないため、血液検査で初めて気づく方が大半を占めます。
インスリン抵抗性が肝臓を傷つける流れ
インスリンの効きが悪くなると、肝臓での脂肪合成が亢進し、同時に脂肪の燃焼が抑制されます。結果として肝細胞内に脂肪滴が増え、酸化ストレスや炎症を引き起こします。
| 段階 | 肝臓の状態 | 検査値の傾向 |
|---|---|---|
| 単純性脂肪肝 | 脂肪蓄積のみ | ALTが軽度上昇 |
| 脂肪肝炎(MASH) | 炎症+肝細胞の風船様変性 | AST・ALT・γ-GTPいずれも上昇 |
| 線維化・肝硬変 | 肝臓の組織が硬く変化 | AST優位の上昇、血小板低下 |
このように肝臓の状態が進行するほど、検査値のパターンも変化します。早い段階で脂肪肝を見つけ、対策を講じることが肝硬変への進行を防ぐカギになるでしょう。
MASH(旧NASH)に進行すると何がリスクになるか
脂肪肝炎は現在MASH(代謝機能障害関連脂肪肝炎)という名称に変わりました。炎症が続くと線維化が進み、肝硬変や肝がんへのリスクが高まります。MASHの段階でも自覚症状が乏しいことが多く、血液検査の数値変動に注意を払うことが早期発見につながります。
2型糖尿病と脂肪肝の深い結びつき
2型糖尿病の患者のうち約70%が脂肪肝を併発しているとする報告もあります。高血糖が持続すると肝臓での脂肪合成が活発になり、脂肪肝を悪化させます。血糖コントロールと体重減少を同時に実現できるマンジャロが肝臓に好影響をもたらす背景には、この相互関係があるのです。
マンジャロ(チルゼパチド)はなぜ肝臓にも良い影響を与えうるのか
マンジャロはGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)の二つの受容体に同時に作用する、世界初の「デュアルインクレチン受容体作動薬」です。肝臓への好影響は、この二重の作用から生まれると考えられています。
GIPとGLP-1を同時に刺激する設計の意味
従来のGLP-1受容体作動薬は食欲抑制や血糖降下に優れていましたが、GIPを加えることで脂肪組織への作用が強化されました。GIPは白色脂肪組織のリモデリングに関与し、内臓脂肪の減少を後押しすると報告されています。
肝臓は内臓脂肪と門脈で直結しているため、内臓脂肪が減れば肝臓への脂肪流入も減少します。GIPの追加が「肝臓を守る盾」として機能する可能性があるという点は、研究者の注目を集めています。
セマグルチドとの比較試験で浮かび上がった差
SURPASS-2試験ではマンジャロとセマグルチド(GLP-1受容体作動薬の代表格)を直接比較しました。40週時点で体重減少幅はマンジャロのほうが大きく、HbA1cの改善もマンジャロが上回りました。
| 指標 | マンジャロ15mg | セマグルチド1mg |
|---|---|---|
| 体重変化(40週) | 約 −11.2 kg | 約 −5.7 kg |
| HbA1c変化(40週) | 約 −2.30% | 約 −1.86% |
体重減少幅が大きいほど肝脂肪の減少も大きいことが複数のデータで示されているため、この差はそのまま肝臓への恩恵の差にもつながりうると推定されます。
食欲を抑えるだけでなくインスリン感受性も改善する二重の利点
マンジャロは脳の食欲中枢に作用して摂取カロリーを減らすとともに、膵臓からのインスリン分泌を整えます。インスリン抵抗性の改善は肝臓での脂肪合成を抑制し、肝酵素の上昇を食い止める方向にはたらくでしょう。胃の内容物排出を遅らせて食後血糖の急上昇を抑え、肝臓の代謝負荷を軽減する点も見逃せません。
SURPASS-3 MRIサブスタディとSYNERGY-NASH試験で得られた肝臓改善のエビデンス
マンジャロが肝臓の脂肪を減らし、さらに脂肪肝炎の組織学的改善につながることを裏付ける臨床データが蓄積されつつあります。代表的な二つの試験結果を見てみましょう。
SURPASS-3 MRIサブスタディ:肝脂肪が最大55%減少
SURPASS-3試験のMRIサブスタディでは、脂肪肝指数60以上の2型糖尿病患者296名を対象に、マンジャロとインスリン デグルデクの肝脂肪含有量を比較しました。52週間後、マンジャロ10mgと15mgの合算群では肝脂肪が平均8.09%低下し、インスリン群(3.38%低下)を大きく上回る結果でした。ベースラインの肝脂肪が多いほど減少幅が大きく、脂肪肝が重い方ほど恩恵を受けやすい傾向が示されています。
SYNERGY-NASH試験:脂肪肝炎の改善率が最大62%に達した
SYNERGY-NASH試験は、生検で確認されたMASH(脂肪肝炎)とステージ2〜3の線維化を持つ190名を対象にした第2相試験です。52週間のマンジャロ投与で、線維化を悪化させずにMASHが消失した割合はプラセボ群10%に対し、マンジャロ15mg群では62%に達しました。
線維化の改善についても、マンジャロ群のほうがプラセボ群を上回りました。ただし、この試験は線維化改善を主要評価項目として設計されたものではなく、今後より大規模な検証が求められています。
AST・ALT・γ-GTPの変化幅はどの程度だったか
SYNERGY-NASH試験では、52週後のAST・ALT・γ-GTPいずれもマンジャロ群でプラセボ群を上回る低下を示しました。ALTの低下幅が10 U/Lを超えると臨床的に意味のある変化とされており、マンジャロはこの水準を達成しています。
SURPASS-3試験でもすべてのマンジャロ用量群でインスリン デグルデク群より有意に大きなALT低下が報告され、試験をまたいだ一貫した結果が確認されています。
臨床試験の数値を自分に当てはめるときの注意
試験に参加した患者は年齢・BMI・併存疾患などの条件がそろった集団であり、個人の結果が平均値と一致するとは限りません。また、SYNERGY-NASHは第2相試験のため被験者数は190名であり、結果の解釈には慎重さが求められます。
| 試験名 | 対象 | 主な肝臓関連の結果 |
|---|---|---|
| SURPASS-3 MRI | 2型糖尿病+脂肪肝 | 肝脂肪が最大55%相対的に減少 |
| SYNERGY-NASH | MASH+中〜高度線維化 | MASH消失率が最大62% |
自分の検査値の変化を評価する際は、試験結果を「おおよその方向性」として参考にしつつ、個別の経過は主治医と一緒に判断するのが望ましいでしょう。
マンジャロで肝臓の数値が上がるケースもある:見逃してはいけないサイン
多くの場合マンジャロは肝酵素を改善方向に動かしますが、ごくまれに肝障害が報告されています。数値の上昇を見逃さないためにも、注意すべきサインを知っておきましょう。
薬剤性肝障害(DILI)の報告例から学ぶこと
マンジャロの投与開始後にALTやASTが急激に上昇し、薬剤性肝障害(DILI)と診断された症例がいくつか報告されています。ある症例では、投与開始から約2.5か月後にALT 500 U/L、AST 261 U/Lまで上昇し、中止後に回復しました。
| 注意すべき兆候 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 黄疸 | 皮膚や白目が黄色くなる |
| 強い倦怠感 | 日常生活に支障をきたすほどのだるさ |
| 右上腹部の痛み | 肋骨の下あたりの鈍痛や圧迫感 |
| 尿の色が濃い | ウーロン茶のような濃い茶色 |
こうした症状に気づいたら、自己判断で服用を続けず、速やかに処方医に連絡してください。早期に薬を中止すれば、多くのケースで肝機能は回復に向かいます。
急激な体重減少に伴う一時的な数値の変動
急速に体重が落ちると、肝臓に蓄積されていた脂肪が血中に動員され、一時的にALTやASTが上昇することがあります。これは脂肪代謝が活発になったサインであり、必ずしも肝障害を意味するわけではありません。
ただし、数値の上昇が4〜8週間以上続く場合や、上昇幅が基準値の3倍を超える場合は精査が望ましいとされます。体重の減少ペースと検査値を並行して見ることが判断のポイントです。
定期的な血液検査を欠かさないことが安心につながる
マンジャロ使用中は、主治医の指示に従って定期的に肝機能検査を受けることをおすすめします。投与開始後3か月以内は月1回程度の検査が安心です。経過が安定してきたら、3〜6か月ごとの検査に移行できる場合が多いでしょう。
検査値の変化を正しく読み取るための実践ポイント
検査値は1回だけ見ても判断がつきにくいものです。マンジャロの効果を実感するためにも、数値の推移を追う習慣をつけましょう。
治療前後は同じ条件で検査を受ける
血液検査の結果は採血の時間帯、食事の有無、運動量などで変動します。たとえばASTは激しい運動の後に上がることがあり、前日の飲酒はγ-GTPを一時的に押し上げます。マンジャロの効果を正しく評価するなら、毎回できるだけ同じ条件で採血を受けることが大切です。
一度の数値で一喜一憂せず推移で見る
肝酵素の値は体調や季節によっても数U/L程度は変動します。大切なのは「下がり続けているか」「横ばいか」「じわじわ上がっているか」という傾向を見ることです。
- 3か月ごとの数値をグラフに記録する
- 上下の振れ幅が基準値内なら過度に心配しない
- 一方向への変化が2回以上続いたら主治医に相談する
数値の記録にはスマートフォンの健康管理アプリやノートが便利です。自分の「ベースライン」を知っておくことで、異常な変化に早く気づけます。
改善の目安となる数値の目標を主治医と決める
ALTが30 U/L以下に収まれば「正常化」と判断されることが多いですが、脂肪肝を合併している場合はALTを20 U/L以下にまで下げるのが理想とする見解もあります。数値の目標は個人の病態によって異なるため、主治医と相談して自分に合った目標を設定してください。
γ-GTPについても、生活習慣の改善と併せてどこまで下げるかを話し合っておくと、治療のモチベーションを維持しやすくなるでしょう。
よくある質問
- マンジャロを使うとAST・ALTは必ず下がりますか?
-
マンジャロの臨床試験ではAST・ALTが低下する傾向が報告されていますが、すべての方で同じ結果になるわけではありません。効果の程度はもともとの脂肪肝の重さや体重減少幅、併用薬の有無などによって異なります。
稀に肝酵素が上昇する症例もあるため、定期的な血液検査で数値を確認しながら治療を続けることが大切です。数値が基準値より高い状態が続く場合は、早めに主治医へ相談してください。
- マンジャロによる肝臓の数値改善にはどのくらいの期間がかかりますか?
-
臨床試験では投与開始から12〜24週ごろにかけてALTやγ-GTPの低下が明確になり、52週時点でさらに改善が確認されています。ただし、変化が表れるタイミングには個人差があります。
脂肪肝の改善は体重減少とともに進むことが多いため、急いで結果を求めるよりも数か月単位で推移を観察する姿勢が望ましいでしょう。焦らず、主治医と一緒に数値を見守ってください。
- γ-GTPが高い状態でマンジャロを始めても問題ありませんか?
-
γ-GTPが高い原因が脂肪肝やメタボリックシンドロームによるものであれば、マンジャロの体重減少効果と血糖改善効果がγ-GTP低下に寄与する可能性があります。実際にSYNERGY-NASH試験でもγ-GTPの低下が確認されました。
ただし、γ-GTPの上昇がアルコール性肝障害や胆道系の疾患によるものである場合は、まずその原因に対処する治療が優先されます。マンジャロの開始前に、主治医がγ-GTP上昇の原因を評価したうえで処方を判断しますので、正直に飲酒量や既往歴を伝えることが重要です。
- マンジャロの服用中に肝臓の検査値が急上昇した場合はどうすればよいですか?
-
ALTやASTが基準値の3倍を超えて急上昇した場合や、黄疸・強い倦怠感・右上腹部の痛みといった症状が出た場合は、薬剤性肝障害の可能性を考える必要があります。自己判断で服用を続けず、速やかに処方医に連絡してください。
薬剤性肝障害であればマンジャロを中止することで回復に向かうケースがほとんどです。再投与については主治医が慎重に判断しますので、自分だけで再開を決めないようにしましょう。
- マンジャロと他のGLP-1受容体作動薬で肝臓への効果に違いはありますか?
-
マンジャロはGIPとGLP-1の両方の受容体に作用する点で、GLP-1のみに作用するセマグルチドやリラグルチドとは異なります。SURPASS-2試験ではマンジャロのほうがセマグルチドより体重減少幅が大きく、体重減少は肝脂肪の減少と強く関連するため、肝臓への好影響もより大きい可能性があります。
一方、セマグルチドも脂肪肝炎に対する臨床試験で肝組織の改善を示しており、GLP-1受容体作動薬のクラス全体が肝臓に良い作用をもたらす可能性があるといえるでしょう。どちらが自分に合うかは、血糖値や体重の目標、副作用の出方なども含めて主治医と相談して選ぶことが望ましいです。
References
Gastaldelli, A., Cusi, K., Fernández Landó, L., Bray, R., Brouwers, B., & Rodríguez, Á. (2022). Effect of tirzepatide versus insulin degludec on liver fat content and abdominal adipose tissue in people with type 2 diabetes (SURPASS-3 MRI): a substudy of the randomised, open-label, parallel-group, phase 3 SURPASS-3 trial. The Lancet Diabetes & Endocrinology, 10(6), 393–406. https://doi.org/10.1016/S2213-8587(22)00070-5
Loomba, R., Hartman, M. L., Lawitz, E. J., Vuppalanchi, R., Boursier, J., Bugianesi, E., Yoneda, M., Behling, C., Cummings, O. W., Tang, Y., Brouwers, B., Robins, D. A., Nikooie, A., Bunck, M. C., Haupt, A., & Sanyal, A. J. (2024). Tirzepatide for metabolic dysfunction-associated steatohepatitis with liver fibrosis. New England Journal of Medicine, 391(4), 299–310. https://doi.org/10.1056/NEJMoa2401943
Sohal, A., Casanova, L., & Kowdley, K. V. (2024). A rare case of tirzepatide-induced hepatotoxicity. ACG Case Reports Journal, 11(10), e01484. https://doi.org/10.14309/crj.0000000000001484
Jastreboff, A. M., Aronne, L. J., Ahmad, N. N., Wharton, S., Connery, L., Alves, B., Kiyosue, A., Zhang, S., Liu, B., Bunck, M. C., & Stefanski, A. (2022). Tirzepatide once weekly for the treatment of obesity. New England Journal of Medicine, 387(3), 205–216. https://doi.org/10.1056/NEJMoa2206038
Newsome, P. N., Buchholtz, K., Cusi, K., Linder, M., Okanoue, T., Ratziu, V., Sanyal, A. J., Sejling, A.-S., & Harrison, S. A. (2021). A placebo-controlled trial of subcutaneous semaglutide in nonalcoholic steatohepatitis. New England Journal of Medicine, 384(12), 1113–1124. https://doi.org/10.1056/NEJMoa2028395
Frías, J. P., Davies, M. J., Rosenstock, J., Pérez Manghi, F. C., Fernández Landó, L., Bergman, B. K., Liu, B., Cui, X., & Brown, K. (2021). Tirzepatide versus semaglutide once weekly in patients with type 2 diabetes. New England Journal of Medicine, 385(6), 503–515. https://doi.org/10.1056/NEJMoa2107519
Coskun, T., Sloop, K. W., Loghin, C., Alsina-Fernandez, J., Urva, S., Bokvist, K. B., Cui, X., Briere, D. A., Cabrera, O., Roell, W. C., Kuchibhotla, U., Moyers, J. S., Benson, C. T., Gimeno, R. E., D’Alessio, D. A., & Haupt, A. (2018). LY3298176, a novel dual GIP and GLP-1 receptor agonist for the treatment of type 2 diabetes mellitus: From discovery to clinical proof of concept. Molecular Metabolism, 18, 3–14. https://doi.org/10.1016/j.molmet.2018.09.009
Nauck, M. A., & Müller, T. D. (2023). Incretin hormones and type 2 diabetes. Diabetologia, 66(10), 1780–1795. https://doi.org/10.1007/s00125-023-05956-x
Liarakos, A. L., & Koliaki, C. (2023). Novel dual incretin receptor agonists in the spectrum of metabolic diseases with a focus on tirzepatide: Real game-changers or great expectations? A narrative review. Biomedicines, 11(7), 1875. https://doi.org/10.3390/biomedicines11071875

