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マンジャロの心血管アウトカム試験(SURPASS-CVOT)解説

マンジャロの心血管アウトカム試験(SURPASS-CVOT)解説

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)の心血管への影響を調べた大規模臨床試験「SURPASS-CVOT」の結果が、2025年12月に医学誌NEJMで公表されました。

2型糖尿病と動脈硬化性心血管疾患をもつ約13,000人を対象としたこの試験で、マンジャロは心血管イベントの抑制効果において既存のGLP-1受容体作動薬デュラグルチドに劣らないことが証明されています。

さらに総死亡リスクの16%低下、体重減少、腎機能の保護といった多面的な恩恵も確認されました。この記事では、試験デザインから結果の読み解き方、安全性のデータまで、患者目線でわかりやすく解説します。

「マンジャロは心臓に安全なの?」「血管への影響が心配」と感じている方にとって、判断材料となる確かなエビデンスをお届けします。

目次

SURPASS-CVOTとは何か|マンジャロの心血管リスクを検証した世界規模の臨床試験

SURPASS-CVOTは、マンジャロ(チルゼパチド)が心臓や血管にどのような影響を与えるかを検証した、世界30か国・約13,000人規模の大規模臨床試験です。2025年12月に結果が医学誌NEJMに掲載され、心血管イベントの抑制効果が正式に示されました。

なぜ心血管アウトカム試験が行われたのか

2型糖尿病の患者さんにとって、心臓病や脳卒中といった心血管疾患は命にかかわる合併症です。糖尿病治療薬を長期間使うにあたって、血糖値を下げるだけでなく心血管への安全性も証明する必要があります。

こうした背景から、米国FDAは新しい糖尿病治療薬に対して心血管アウトカム試験(CVOT)の実施を求めています。マンジャロも例外ではなく、その心血管安全性と有効性を長期間にわたって確認するためにSURPASS-CVOTが計画されました。

試験の基本情報と規模

SURPASS-CVOTは2020年5月から参加者の登録を開始し、2022年6月までに全30か国・640施設で計13,299人が参加しました。追跡期間の中央値は約4年間で、マンジャロの臨床試験としてはもっとも大規模かつ長期間にわたる研究です。

参加者の平均年齢は64.1歳、平均BMIは32.6、平均HbA1cは8.4%でした。約65%に冠動脈疾患、約19%に脳卒中の既往歴、約25%に末梢動脈疾患が認められています。

SURPASS-CVOTの基本データ

項目内容
参加人数13,299人
実施国数30か国・640施設
追跡期間中央値 約4年
平均年齢64.1歳
平均BMI32.6
平均HbA1c8.4%
公表時期2025年12月(NEJM)

二重盲検・実薬対照という試験デザインの特徴

この試験がユニークなのは、偽薬(プラセボ)ではなく、すでに心血管への効果が証明されていたデュラグルチド(GLP-1受容体作動薬)を比較対象に選んだ点にあります。

REWIND試験の結果、デュラグルチドは2型糖尿病の患者さんにおいて心血管イベントをプラセボより抑制できることが証明済みでした。心血管リスクの高い患者さんにプラセボを投与し続けるのは倫理的に問題があるため、実薬を対照としたのです。参加者も医師も、どちらの薬を投与されているか分からない二重盲検方式で行われました。

マンジャロとデュラグルチドを直接比較|SURPASS-CVOTの試験デザイン詳細

SURPASS-CVOTの中核を成すのは、マンジャロ(チルゼパチド)とデュラグルチドを1対1で直接比較するというデザインです。心血管アウトカム試験で実薬同士を比較したのは、糖尿病領域では初めての試みでした。

参加条件と対象になった患者像

参加できたのは、40歳以上で2型糖尿病と診断され、すでに動脈硬化性の心血管疾患(冠動脈疾患、脳卒中、末梢動脈疾患など)をもつ方です。HbA1cは7.0%から10.5%の範囲、BMI25以上という条件も設定されていました。

つまり、心血管リスクが高く、肥満も抱えている糖尿病患者さんが対象であり、日常の臨床現場で実際に治療が必要とされる方々に近い集団といえるでしょう。

投与方法と用量のルール

マンジャロ群は週1回の皮下注射で、2.5mgから開始し、忍容性に応じて5mg、10mg、15mgまで段階的に増量しました。一方のデュラグルチド群は1.5mgの固定用量を週1回投与しています。

どちらも背景治療として、メトホルミン(81.4%)やSGLT2阻害薬(30.6%)、インスリン(48.8%)など、患者さんが普段使用している薬はそのまま継続されました。

主要評価項目(MACE-3)の設定

試験の主要評価項目は、心血管死・心筋梗塞・脳卒中を合わせた「3項目の主要心血管イベント(MACE-3)」が初めて起こるまでの時間です。マンジャロがデュラグルチドに対して「非劣性」、つまり劣っていないことの証明を第一目標としました。

非劣性のマージンは、ハザード比の95.3%信頼区間の上限が1.05未満と設定されており、これはかなり厳しい基準です。さらに上限が1.00未満であれば、マンジャロの方が優れている(優越性)と判定される設計でした。

SURPASS-CVOTの投与群

  • マンジャロ群:チルゼパチド 5〜15mg(週1回皮下注射)
  • 対照群:デュラグルチド 1.5mg(週1回皮下注射)
  • 背景治療:メトホルミン、SGLT2阻害薬、インスリンなどは継続

心血管イベント抑制効果はデュラグルチドに劣らない|SURPASS-CVOTの主要結果

SURPASS-CVOTの主要結果として、マンジャロはデュラグルチドに対してMACE-3の発生率で非劣性を達成しました。心血管イベントの抑制効果が統計学的に劣っていないと証明されたことは、マンジャロを安心して使用するための大きな根拠です。

MACE-3の発生率とハザード比

追跡期間中にMACE-3が発生したのは、マンジャロ群で12.2%、デュラグルチド群で13.1%でした。ハザード比は0.92(95.3%信頼区間 0.83〜1.01)で、非劣性のP値は0.003と統計的に確認されています。

つまりマンジャロ群の方が心血管イベントの発生率は数値上やや低かったものの、優越性の基準(P=0.09)には届きませんでした。とはいえ、すでに心血管保護効果が証明済みのデュラグルチドと同等以上の成績であることは、臨床的に大きな意味をもちます。

主要評価項目のハザード比

評価項目ハザード比判定
MACE-3(主要)0.92非劣性達成
拡大MACE(+血行再建)0.88有意に低下
総死亡0.8416%低下

3つの構成要素それぞれの結果

MACE-3を構成する心血管死、心筋梗塞、脳卒中の個別項目をみると、いずれもマンジャロ群が数値的に良好な傾向を示していました。心血管イベントのすべての要素で一貫した方向性がみられたことは、結果の信頼性をさらに高めています。

非劣性は達成、優越性には至らなかった背景

「優越性が証明されなかった」と聞くと不安に感じるかもしれません。しかし比較対象のデュラグルチドはプラセボに対する心血管保護効果がすでに実証された薬です。その実力ある薬と同等の成績を収めたわけですから、むしろ高い評価に値する結果です。

間接比較では、プラセボと比べた場合のマンジャロのMACE-3リスク低下は約28%、総死亡リスク低下は約39%と推定されており、その効果の大きさがうかがえます。

体重減少・腎保護・死亡率低下|マンジャロが示した心血管以外のベネフィット

SURPASS-CVOTでは、心血管イベントの抑制だけでなく、体重や血糖値、腎機能、総死亡リスクといった複数の指標でマンジャロがデュラグルチドを上回る結果を残しました。マンジャロを単なる血糖降下薬や体重管理薬としてではなく、全身の健康を守る薬として捉えるきっかけになるデータです。

HbA1cと体重の改善幅は群を抜いている

36か月時点のHbA1cは、マンジャロ群で平均6.7%まで低下しました(ベースラインから−1.66%)。一方、デュラグルチド群は7.5%(−0.88%)で、両群の差は0.78ポイントです。

体重についてもマンジャロ群は11.6%の減少を達成し、デュラグルチド群の4.8%を大きく引き離しました。肥満と糖尿病を同時に抱える方にとって、この体重減少の差は身体的にも精神的にも追い風になるでしょう。

総死亡リスク16%低下という衝撃的な数値

マンジャロ群の総死亡リスクは、デュラグルチド群と比較してハザード比0.84、つまり16%の低下でした。とりわけ非心血管死の減少が総死亡リスク低下の主な要因とみられています。

動脈硬化を抱える糖尿病患者さんは心血管疾患以外のさまざまな合併症リスクも高いため、総死亡を幅広く抑えるマンジャロの多面的な効果は注目に値します。

マンジャロとデュラグルチドの36か月時点の比較

指標マンジャロ群デュラグルチド群
HbA1c低下幅−1.66%−0.88%
体重減少率11.6%4.8%
中性脂肪低下24.2%低下10.2%低下
収縮期血圧低下6.2mmHg4.1mmHg

腎機能を守るeGFR低下抑制のデータ

糖尿病が長期化すると腎機能の低下が大きな問題になります。SURPASS-CVOTでは、慢性腎臓病リスクの高い参加者において、マンジャロ群のeGFR低下が36か月で−5.72mL/min/1.73m²だったのに対し、デュラグルチド群は−8.90mL/min/1.73m²でした。

その差は3.54mL/min/1.73m²にのぼり、マンジャロが腎臓を保護する方向に働いていることが示唆されています。心臓、体重、腎臓と多方面にわたるベネフィットは、マンジャロならではの特徴といえます。

GIP/GLP-1デュアル受容体作動薬としてのマンジャロのしくみ

マンジャロが従来のGLP-1受容体作動薬と一線を画す理由は、GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)の2つの受容体に同時に作用する「デュアル受容体作動薬」であることにあります。この二重の作用が、血糖管理、体重管理、そして心血管保護の各面で幅広い効果を生み出しています。

GIPとGLP-1の2つの経路に作用する仕組み

食事をとると腸からGIPとGLP-1というホルモンが分泌され、膵臓にインスリン分泌を促します。従来のGLP-1受容体作動薬はGLP-1経路だけに作用しますが、マンジャロはGIPの経路にも同時に働きかけます。

このデュアル作用によって、血糖コントロールと食欲抑制の両方がより強力に促進されると考えられています。脳内の食欲調節にかかわる領域にもGIPとGLP-1の受容体が存在し、満腹感を高めてカロリー摂取量を減らす効果が期待されるのです。

従来のGLP-1受容体作動薬との違い

  • GLP-1単独作用:セマグルチド、リラグルチド、デュラグルチドなど
  • GIP/GLP-1デュアル作用:マンジャロ(チルゼパチド)
  • 体重減少効果:マンジャロはGLP-1単独薬よりも大きい傾向
  • 血糖低下効果:マンジャロはHbA1c改善幅でもGLP-1単独薬を上回る

既存のSURPASS試験シリーズでは、セマグルチド1mgとの直接比較(SURPASS-2)でもマンジャロの方がHbA1c改善と体重減少の両方で優れた成績を収めています。SURPASS-CVOTは、その効果が心血管レベルでも裏付けられた結果となりました。

デュアル作用が心血管に及ぼす影響

マンジャロの心血管保護効果は、単一の作用で説明できるものではありません。体重減少による血圧低下、中性脂肪やLDLコレステロールの改善、血糖管理の向上、そして腎機能の保護が複合的に働き、心血管リスク全体を引き下げていると推測されています。

SURPASS-CVOTの結果を受けて、研究者たちはマンジャロを単なる血糖降下薬ではなく、全身の代謝リスクを包括的に改善する治療薬として評価し始めています。

SURPASS-CVOTで確認されたマンジャロの安全性と副作用プロファイル

マンジャロの安全性と忍容性は、おおむね既知のプロファイルと一致しており、新たな懸念は確認されませんでした。副作用のほとんどは消化器系の症状で、軽度から中等度にとどまり、用量の漸増が完了する頃には落ち着く傾向がみられています。

もっとも多く報告された消化器系の副作用

マンジャロ群でもデュラグルチド群でも、もっとも多い副作用は吐き気、嘔吐、下痢といった消化器系の症状でした。GLP-1関連薬に共通する副作用であり、多くの場合は投与開始から用量の漸増期に集中して現れます。

症状の重症度は軽度から中等度がほとんどで、投与の継続とともに軽減するケースが大半です。初めてGLP-1関連薬を使う方にとって不安材料になりやすい点ですが、主治医と相談しながら用量を調整することで乗り越えられることが多いでしょう。

副作用による投与中止率は、マンジャロ群が13.3%、デュラグルチド群が10.2%でした。

投与を中止した割合の差をどう読むか

副作用による投与中止率は、マンジャロ群が13.3%、デュラグルチド群が10.2%と、マンジャロ群の方がやや高い数値でした。この差は3.1ポイントですが、マンジャロの方が用量の幅が広く(15mgまで増量可能)、効果が強い分だけ消化器症状も出やすかったと考えられます。

ただし、4年以上の長期にわたる試験で13%台の中止率は、臨床的に大きな懸念とはなりにくい水準です。多くの参加者が治療を続けられていた事実は、マンジャロの忍容性が十分に許容範囲であることを示しています。

長期使用における安全性のまとめ

約4年間という長期追跡のなかで、マンジャロの安全性プロファイルに予期しない問題は浮上していません。消化器症状以外の重篤な副作用については、デュラグルチド群との間に大きな違いは認められませんでした。

むしろ総死亡リスクが16%低下しているという事実は、マンジャロの長期使用が全体として患者さんの予後を改善する方向に働くことを裏付けるデータです。安全性の面でも、マンジャロを選択する根拠は十分に揃っています。

安全性指標マンジャロ群デュラグルチド群
主な副作用消化器症状消化器症状
重症度軽度〜中等度軽度〜中等度
新たな安全性懸念なしなし
総死亡ハザード比0.84(マンジャロ群が低い)

SURPASS-CVOTが糖尿病・肥満治療の選択肢に与えるインパクト

SURPASS-CVOTの結果は、2型糖尿病と心血管疾患を併せもつ患者さんの治療選択肢を確実に広げました。心血管保護効果が裏付けられたことで、マンジャロはGLP-1受容体作動薬と肩を並べ、場合によってはそれ以上の選択肢として位置づけられるようになっています。

心血管保護を軸にした薬選びが変わる

これまで、心血管リスクの高い2型糖尿病患者さんに対しては、セマグルチドやリラグルチドといったGLP-1受容体作動薬が「エビデンスのある選択肢」として使われてきました。SURPASS-CVOTの結果、マンジャロもその仲間入りを果たしたことになります。

臨床現場で薬を選ぶ基準は、心血管イベントの抑制だけでは決まりません。体重管理の効果、血糖コントロールの強さ、腎機能への影響、そして患者さんの好みや生活スタイルとの相性も含めて判断されます。マンジャロはこれらの要素で幅広い強みを発揮しており、主治医と相談するうえで有力な候補になるでしょう。

現在進行中の関連試験

試験名対象特徴
SURMOUNT-MMO肥満(糖尿病なし)プラセボ対照
SURPASS-CVOT2型糖尿病+心血管疾患実薬対照(結果公表済み)

肥満治療としてのマンジャロに心血管の安心感が加わった

マンジャロは体重減少効果の面でも高い実績をもっています。SURPASS-CVOTで11.6%の体重減少が確認されたことは、肥満に悩む方にとって心強いデータでしょう。

加えて、心血管への安全性が大規模試験で証明されたことで、「体重は減るけれど心臓への影響が心配」という不安を払拭する材料が揃いました。現在進行中のSURMOUNT-MMO試験では、糖尿病のない肥満患者さんにおける心血管アウトカムも調べられており、さらなるエビデンスの蓄積が期待されます。

患者さん自身が治療に参加する時代へ

「薬は先生に任せるもの」と思っている方は少なくないかもしれません。けれどSURPASS-CVOTのようなエビデンスを知ることは、自分自身の治療方針を理解し、主治医との対話に主体的にかかわるための一歩になります。

マンジャロの心血管データを踏まえて、「自分にはどの薬が合っているのか」を医師に相談してみてください。エビデンスに基づいた選択が、安心して治療を続ける土台を作ります。

よくある質問

SURPASS-CVOTでマンジャロ(チルゼパチド)はどのような心血管効果を示したのか?

SURPASS-CVOTにおいて、マンジャロは心血管死・心筋梗塞・脳卒中を合わせたMACE-3の発生率で、デュラグルチドに対する非劣性を達成しました。ハザード比は0.92で、マンジャロ群の発生率は12.2%、デュラグルチド群は13.1%です。

優越性の証明には至りませんでしたが、すでに心血管保護効果のあるデュラグルチドと同等の成績であり、間接比較ではプラセボに対して約28%のMACE-3リスク低下が推定されています。

マンジャロ(チルゼパチド)の総死亡リスクはSURPASS-CVOTでどれくらい低下した?

マンジャロ群の総死亡リスクは、デュラグルチド群と比較してハザード比0.84を記録し、16%の低下が確認されました。この低下は主に非心血管死の減少によるものと分析されています。

動脈硬化性の心血管疾患をもつ2型糖尿病患者さんはさまざまな合併症リスクを抱えていますが、マンジャロが総死亡を幅広く抑えた点は、臨床的に大きな意味をもつデータです。

マンジャロ(チルゼパチド)の副作用はSURPASS-CVOTで問題にならなかった?

SURPASS-CVOTで報告された副作用は、おもに吐き気や下痢などの消化器症状で、重症度は軽度から中等度がほとんどでした。用量の漸増が完了する頃には症状が落ち着く傾向が確認されています。

副作用による投与中止率はマンジャロ群で13.3%、デュラグルチド群で10.2%とやや差がありましたが、4年以上の長期試験としては許容範囲です。新たな安全性上の懸念は認められませんでした。

マンジャロ(チルゼパチド)はSURPASS-CVOTで腎機能にどのような影響を及ぼした?

慢性腎臓病のリスクが高い参加者において、マンジャロ群のeGFR低下は36か月で−5.72mL/min/1.73m²でした。デュラグルチド群の−8.90mL/min/1.73m²と比べると、3.54mL/min/1.73m²の差でマンジャロが腎機能をより保護していたことになります。

糖尿病は長期的に腎臓へ負担をかける病気ですので、腎機能低下を抑制するデータは治療薬を選ぶうえで見逃せないポイントです。

SURPASS-CVOTでなぜマンジャロ(チルゼパチド)の比較対象がプラセボではなくデュラグルチドだった?

デュラグルチドは、REWIND試験で2型糖尿病の心血管イベントをプラセボよりも抑制することが証明済みのGLP-1受容体作動薬です。心血管リスクの高い患者さんにプラセボを4年以上投与し続けることは倫理的に許容されないため、実薬であるデュラグルチドが比較対象に選ばれました。

実薬対照の試験デザインは基準が厳しくなる反面、結果の信頼性は高くなります。マンジャロがこの厳しい条件下で非劣性を達成したことは、それだけ確かな心血管保護効果をもつ証拠といえるでしょう。

References

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